にがて。

私は苦手なことが多い。

運動は全般的に苦手だし、料理も現役でキッチンにバイトで立ってはいるが実はそこまで器用じゃないから苦手なのかもしれない。勉強は、できたら楽しいから嫌いではないけど、周りからの期待と高すぎる自分のプライドに首を絞められてずっと好成績を残さないといけないから苦しくて苦手。


でも一番を張っている苦手が二つある。

一つは食事。美味しいとは最近感じられるようになった。

前までは麺類が食べられなくて、特にパスタは苦手で食べれなかった。

でも、色々な人の理解と協力で今では結構好き。

私が苦手な食べ物はいくつかあるけど、

甘いものは昔から舌に残る甘い匂いと味が気持ち悪くて苦手だった。

ラーメン屋さんに誰かと行きたがらない理由は店内に入ったら大きい器が目に入ってあれを食べなきゃいけないっていう謎の意識が湧いて緊張するから。

ハンバーガーとか口を大きく開けなきゃいけないものは、昔口が小さくてそんなに食べれなかった私は『また怒られるかも』という恐怖で頑張って詰め込んで苦しかったから、前まで少し怖かった。

麺類が苦手なのは昔父に食べるのが遅いと怒られて無理やり口に詰め込まれて吐いた記憶が何回もあるから。

誰かと飲食店に入るのは今だにどきどきする。

この人は料理提供が遅いって文句言わないかな。

味が悪いって怒鳴らないかな。

待ってる間は何しないといけないのかな。

とかとか笑



もう一つは寝ること。趣味は寝ることですって言える人が私は心底羨ましい。

子供の頃から寝ることにはなんとなく恐怖感があった。

目を閉じて、何時間も経っているはずなのに自分はたった数秒で周りが明るくなったようにしか見えなくて、今でも結構怖い。

小学4年生の時、悪夢を立て続けに見るようになった。ちょうどその時漢検を始めて受ける時期だったと思うから、ちょっとしたストレスだったのだと思う。


でも、それから今まで、高校2年生になるまで、夢を見る確率が子供の時と比べてだいぶ上がった。

だいたい私は悪夢を見る。それか、起きて思い返すと何が怖かったのかわからない夢、あとは怖かったのに何をしてたのか何も思い出せなくなる夢とか。


今までたくさん夢を見た。

刺される夢は割とよくある。ちゃんと痛いから結構無理。

あとは、どこかから落ちる夢、追いかけられる夢、何か探し物をしてる夢、その日の記憶整理してるなって感じる夢も結構ある。


これの嫌なところは私自身はちゃんと眠気を感じているところ。

眠いから寝たいと思う。でも寝たら夢を見る。その恐怖から逃れられないまま眠りについて、やっぱり怖い夢を見る。


もしかしたら、寝たら怖い夢を見る、と思っているから見てしまうのかもしれないと母に言われたことがある。

でも、それってどうすればなおせるの?

怖い夢は見ないって思いながら寝ればいいってこと?


そんな簡単な話じゃない。ずっと私は睡眠に苦しめられてきたのに、今更

寝ることは怖いことじゃないですよって言われて脳がすんなり信じられたらさぞ愉快なことだ。


寝ても、起きても、嫌なことは存在するし、目が覚めたからもう大丈夫なんて言えない。今度は誰かに気を遣いながら聞きたくないことを聞きながら生きないといけない。


せめて、寝てる時くらいは静かにしてくれよ。

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