ガイドブックのような感じで、どこになにがあるのか、何時間かけてだとか、徹底的に書き込まれています。散策はこのルートがおすすめ、施設の紹介など、くわしく教えてくれます。なにげに優美や風雅など、語彙も豊か。視点固定で、距離感(離れていく、小さくなる)が描かれ、没入感があります。エッセイらしくも小説のような余韻を引き、本当に辿った道かと思えるほど、空想との境目が分からなくなる内容でした。水玉が強調されているのもあって、まさしくライトブルーの作品です。