第26話

「あたしたちのCランク昇格を祝って…」

「「「「乾杯!」」」」


 俺たちは冒険者ギルド併設の酒場で食事をとっていた。


「これからどうしようか?」

「オルトラムのダンジョンに行かないか?あたしたちなら余裕だろう」


 オルトラムにダンジョンがあるのか。是非行ってみたい。


「へっへっへ、兄ちゃん。ハーレムか?いいなぁ、俺にも1人貸してくれよ」


 酔っ払いが俺たちに絡んできた。面倒臭い。手を出してきた酔っ払いの腕を締め上げた。


「いてて!いてえなぁ!冗談だよ!ったく…」


 酔っ払いは腕を痛そうに抱えて退散していった。


「じゃあ明日からダンジョンに向かうか」

「おう!」

「「はい!」」


 俺たちは宿屋に向かった。部屋は別々である。翌日、俺たちはダンジョンに向かった。


「第一層はゴブリンだけしかでない」

「わかった」


 早速ゴブリンが3体お出ましだ。エレナがゴブリンに斬りつける。


「えいっ!やぁっ!たぁっ!」


 瞬く間に連続攻撃でゴブリン3体を葬った。ゴブリンは消滅して魔石が残る。


「なかなかやるな」

「あたしにも見せ場がないとね」


 俺たちはダンジョンを進む。む、俺たちに背後からついてきてる者たちがいるな。用心しておこう。

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