イラスト付きまとめ↓

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登場人物

村上八朔（むらかみほづみ）　２１歳

小説版主人公。 オカルト研究サークルに所属していた。

弟の同級生を殺害した疑いで逮捕されている。

全身黒ずくめでミステリアスな雰囲気を身に纏っている。

西千鶴（にしちずる）　２０歳

語り手の一人。女優志望の女子大生。 オカルト研究サークルに所属。

遠距離恋愛中の彼氏の地元の風土記について調べている。

馬鹿な女を演じているが、内心では他者を見下している。

斎東多聞（さいとうたもん）　２１歳

語り手の一人。大阪出身の大学生。 オカルト研究サークルに所属。

友人が犯した殺人事件について調べている。

己の保身を一番に考える為、非常に口が軽い。

小江灯（おごうあかり）　１４歳

事件の被害者の女子中学生。

地元では有名な悪童であったが、事件当時は朔也の献身的な友情から改心していた。８月１日、村上八朔に食い殺された。

村上朔也（むらかみさくや）　１４歳

八朔の弟。 殺された女子中学生の同級生。

現在、家族ごと行方不明。

漫画版の主人公。

小江晦（おごうかい）　１９歳

千鶴の彼氏。 心優しい浪人生。

美形で白髪、和彫りの入れ墨を入れている。

虐待の逃避で幼い頃より自身を神だと思い込んでいる。

弥勒藤太（みろくとうた）２９歳

千鶴の兄。指定暴力団・関東八幡会本部長。

事件を調べるために多聞に接触を図る。

本名を疎い、名前をよく変える。人情に厚い任侠。

山上伊吹（やまがみいぶき）　４５歳

広島県警獣害対策課の警視。 弥勒と浅からぬ縁を持つ。

オカルト方面に強く、怪異を目視する力を持っている。

顔に3本の傷があり常に気だるげにしている。

宮比初子（みやひうぶこ）　５０歳

本庁捜査一課の警部。村上の事件を担当している。

事件を探るために多聞に接触を図る。

身振りが大げさに芝居がかった話し方をする。

日吉勝（ひよしまさる）　２２歳

千鶴と晦の幼馴染のチンピラ。

下品な物言いをする。

千鶴とは別の都内の大学に通いながら、教団「つきはじめ」のスタッフをしている。

高木結（たかぎゆい）　３８歳

かつて晦の家庭教師だった男。

現在は尾道で高校教師をしている。

説教魔で晦や日吉を日頃からよく叱っている。

吉川静江（よしかわしずえ）　２０歳

千鶴と多聞の共通の友人。オカルト研究サークルに所属。

凛とした佇まいをし、ユニセックスなファッションをしている。

事件後は家に引きこもっている。

多摩誠司（たませいじ）　２１歳

多聞の友人。オカルト研究サークルに所属。

目鼻立ちがはっきりとしたイケメンで、明るい性格も相まってサークルのリーダーのように振る舞っていた。

事件後は家に引きこもっている。

氷見京子（ひみきょうこ）　２０歳

多聞と千鶴の共通の友人。オカルト研究サークルに所属。

派手なギャルの見た目をしている。誰に対しても敬語で話す。

多摩の彼女。事件後は村上の無罪を信じ信仰カルト宗教にのめり込む。

田所楠子（たどころくすこ）　２９歳

捜査一課の警部補。村上の事件を担当している。

性自認は男であり身内には楠(だん)と名乗っている。

兄の遺児である甥の存在に悩んでいる。

鋒邦夫（とがりくにお）　２４歳

オカ研本来の部長。

子ねずみのような小男で心の底からオカルトを愛する。

「ガチ勢」と呼ばれるオカルトを真っ当に研究する部員達を束ねている。

三次白鳥（みよししらとり）　２２歳

「ガチ勢」の一人。

大柄で筋肉質な体躯をしているが穏やかな人柄をしている。

由緒正しい霊媒師一族のお嬢様。

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用語集

ツイタチ信仰

備後地方を中心に西日本に広がる土着信仰。

「悪いことをすると”ツイタチ様の御使い”と呼ばれる動物に食い殺される」という言い伝えの元、互いを許し合うことを信念にしている。

「ごめんなさい」が挨拶代わりになっている。

ツイタチ様

複数の神が元となった土着神の総称。

「御使い」と呼ばれる眷属の動物を世に放ち、人間が悪行しないように監視している。

ツイタチさん

ツイタチ様になりきったＳＮＳアカウント。

アカウントを目視するだけで、人の中にある罪悪感を増長させて破滅させる。

ツイタチの御使い

ツイタチ様が使わす眷属の動物たち。

悪い人をみつけると集団で襲って食べでしまうが、謝って許された人は見逃してくれるという。

白髪の英雄

千鶴が調べている風土記に出てくる共通の容姿をした英雄。

諸国を旅し、働き者で人々から愛され、妖怪を退治し人を救う。

朔日村には彼の末裔が今も生きている。

教団つきはじめ

ツイタチ信仰から派生したカルト新興宗教団体。

信者たちは都内にある丘の上の施設で集団生活をしている。

「悪いことをしたら、ちゃんと謝りましょう」と書かれたビラを駅前で配っている。

朔日村（さくじつむら）

広島県尾道市の近辺にある小さな村。

ツイタチ信仰の総本山であり、ツイタチ様の元になった一柱「宇摩志多智花津隠里比古神」が祀られてある晦彦神社がる。

宇摩志多智花津隠里比古神（うましたちばなつごもりひこのかみ）

晦彦神社に祀られている神。

1つ目の猫のような姿をしている。

この神を模した招き猫が納められている祠が朔日村には１２宇祀られている。

オカルト研究サークル

千鶴と多聞が所属しているサークル。

暇を持て余した文系の生徒が集まり、学内でも結構な規模を誇るサークル。

村上の事件後、まともにオカルトを研究していた一部の生徒を除いて散り散りになった。

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小説版と漫画版の違い

小説版(前日談)

同じサークルに所属していた男女双方の目線から一つの殺人事件と村の因習の謎を追うサスペンス・ホラーBL。メインCP・多聞✕弥勒。

漫画版(後日談)

怪異が視える少年村上朔也と、視えないけど払える霊媒師八人塚岬(弥勒)が、村に跋扈する怪異を倒しながら行方不明の女性を探すホラーBL冒険譚。メインCP・岬(弥勒)✕朔也。