第40話 援護
「どうしたん?楓…?」
氷室さんが嘆いている僕のもとにやってくる。貴方にも関係しているからね?
「いや、このいべんと、僕と氷室さん攻略不可能じゃないですか?だって、片方が死んだら、もう片方も死ぬからどちらにせよ、出られないんですよ。」
氷室さんが考え込む。あ、全てを察した顔をした。
「あー…他のサポートに行くぞ。この中で仲間っているか?」
仲間…あぁ、飛鳥がいる。でも…
「飛鳥がいるけど、応戦していて死にそう!とにかく応戦しましょう!」
「おう!あと、普通にタメ口でいいからな?」
そんな言葉をよそに、僕は飛鳥のもとに突っ走る。うわぁ…ひどい怪我だな…
「飛鳥!今来たから!休んどいて!」
そう言うと、飛鳥の周りが氷で覆われる。おお…有能じゃん。
「チッ…仲間が来やがったか…逃げるぞ!涼気!」
女の子が静かに頷き、すごいスピードで逃げる。行っちゃった…向こうで潰しあいをしているからいいけどさぁ…
「【雷鬼】発動…落雷!」
氷を雷の熱で瞬時に溶かす。うん。これが一番手っ取り早いね。
「大丈夫?飛鳥?」
僕は飛鳥に駆け寄る。うわぁ…大量の切り傷が…あと、28箇所ぐらいの刺し傷もあるし…よくこんなんで生きて行けてるな…
「ゴホッ…楓、絶対に生きて。」
「まだ飛鳥は死なせねぇ。絶対に手当をして助けるからな。」
氷室さんがそう言って、バッグから治療用具を取り出す。なんでそこまで用意周到なん?普通持ってないよね?まぁ…今はいいか。これで飛鳥が助かるかもしれないし…
「じゃあ、任せたよ。氷室さん。私は、残りのやつを蹴散らして来る。」
氷室さんが笑う。
「任せたぜ。相棒。」
僕はその言葉を背に受け、走り出す。まず、雑魚はこれで一掃する!体力を使いすぎる、一回しか使えない荒業!
「【雷鬼】発動!雷雪!」
次々と雷が落ちる。雷雪はその名の通り、雪のように雷が発生する現象!これで仕留めたい!
次々と人が倒れていくが、あの兄弟だけは全てを躱してくる。反射神経どうなってんだよ…
いつの間にか後ろに回り込まれる。ヤバッ…
「一つ教えてやろうか。僕たちに遠距離からの攻撃は通用しない。ゼロ距離じゃないと、僕たちは全て避けるからな。それを覚えておけ。」
そう言われる。ゼロ距離じゃないと通用しない…?そんな完璧人間が…
「いるはずがないだろ。自惚れるのもいい加減にしておけ?もし、本当に通用しないとしても、俺は地獄の底まで追いかけてやるからな?いいか?楓を傷つけるやつは誰一人許さないからな?」
その時には既に、意識は龍勢に持ってかれていた。
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僕たちに遠距離からの攻撃は通用しない。
こんにちは。5時起きむぅです。
自分の話なんですけど、ラインのオープンチャットで、ガーティックフォンだっけ?そんな名前のゲームをやったんですよ。そこで、モード選択のときに、文章をつなげていって、物語を作るってやつをやったんですよ。
そうしたら、他全員がふざけすぎてですね…自分しかまともに書いている人がいないっていう絶望な状況になったんですよね…はは…
以上!
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