この作品を読んでいるとき、鍵盤の上で高低を行ったり来たりしている状態が頭に浮かびました。
雨の前後で主人公の機微に上下があるところからそう感じたのだと思います。
嫌なことがあれば音は下がっていき、いいことがあれば音は上がっていく。まさに人生ですね。
傘を差して雨粒を遮っても、そこには必ず音が生まれる。けれど、その音とともに鍵盤を踏めば、また変わった世界が現れる。ただ漠然と受けるだけではなく、時には自ら与える。そうすれば、自分にとって気持ちのよい音楽が流れ出す。
ソラシドからはそんな人生観を教えてもらったような気がします。
とても素敵な作品でした!