15 灰色の女の子

古ぼけた写真から出て来たかのように

古ぼけた格好をして

古ぼけたおもちゃで遊んでる


夢の中の君はいつまでも小さな女の子のままで

屈託ない無邪気な顔で笑ってた


かくれんぼも鬼ごっこも飽きるほどやって

いつかくる未来に思いを馳せながら

5時のチャイムが流れるまでブランコを漕いだ


だけど君はもうこの世のどこにも存在しない

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