傘について



傘、というアイテムについては、雨の降る惑星の住人たる者、人後に落ちぬ様々な思いや思い出、蘊蓄、一家言、その他があって当然。


が、雨の日は気分が滅入るし、片方の手がふさがるのも鬱陶しく、傘はなんだか厭わしい物体…こういうのを心理学的には「類縁性、近似性の法則」といいます。


ウチにいて、雨音を聴くのはロマンチック。

幼稚園児たちが思い思いの傘の花を開いて歩いているのも風情がある。


「あめ、あめ、ふれふれ 母さんが、蛇の目でお迎え嬉しいな…」

という童謡も可愛らしい。


割とこういう事はありがちで、野球やら水泳、ゴルフは、「観るスポーツ」としてなら楽しいし、牧歌的やが、金や名誉がかかると死ぬほど苦しいかも。


男女でイチャつくとかは逆?観ているだけだと「画餅」でつまらんが、当事者は生きる醍醐味の粋を堪能中。


要するに、どれも日常茶飯事であるからなかなか当人に感情移入はむつかしくて、忖度は可能だが、無表情に仕事していても内心は地獄、そういうことはままあると思います。


ある日に突然自殺、「なぜ?」と首をひねる場合も、そこはその人しかわからん、鬱屈や事情で、「墓場まで持っていく」とか実存的な都合があるんだろう。


傘がイヤ、というのは例えば、精神分析的には意味が他にあるかも?


夢の分析だと、関連する言葉やイメージとかで、なぜ、そういう夢を見たか、意味を探る。フロイトは「象形文字の解読」に例えていたが、だからスキルや経験、直観も必要なのかな❓


夢だと文脈で、意味わかったりするが、傘が好かんタコ❓いうんは、やっぱイマイチ分からない。


精神や感情❓人間の脳味噌の活動はやはり複雑で、一朝一夕には、片付かない厄介な、が、それだから尊厳があり、創造的で有り得るのかもしれず、諸刃の剣、ということカナ❓とも思います。









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#傘の日  掌編・『傘』 夢美瑠瑠 @joeyasushi

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