2024/7/26 深夜二時

#文披31題 深夜二時


マンションの部屋はすべて施錠されていた。

階段をぐるぐる上がる。終わりが見えない。


最上階に着くと、ドアノブのある部屋があった。

ドアノブは氷みたいに冷たいのに、不思議と手になじむ。


ノブを回して部屋に入ると、穴ぼこの俺がベッドで眠っていた。

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