第25話 神殺し

「なるほどなるほど……私たちの世界でいう『神殺し』と同じってことですわね」

「神殺しってなんだっけ?」

「いやいやいや……沙月お前なぁ……散々戦ってきただろお前……」


『神殺し』

神を嫌い、神を否定し続け、神を殺そうとするものたち。

否定している癖に神を殺そうとしているという矛盾点を主人公たちに突かれ、主人公たちを神を信仰する神の使いだとして、敵対視する第三勢力。

もっと正確に言うと、それ以上の勢力もあるのだが……。


まぁ……実は神の一人?に理不尽に天裁(天裁判:神の裁判)にかけられ、理不尽にも天罰が下されたものたちを筆頭としている勢力だから彼らの怒りも妥当なんだが……それはまた今度、話す機会があれば話そう。


「神殺しに関しては、本当に主人様も考えましたわ」

「まぁ……簡単にキャラが死ぬって話はあんまし感動できないからな。絶対にこいつは死なないだろうって思わせておいて、死なせるって話を作ったらそうなったんだ。神殺しの不幸設定も良かっただろ?」

「ええ……彼らには申し訳ないです……同じ神として」


神殺し編では、最後に神殺しと和解、共闘をし人間全てに天罰を下そうとしている『マーティス』を倒すお話だが……..

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