第10話 その後
「………て。」
「………めて。」
「やめて。イクス」
俺ははっとした。
俺は死んだアンズーをいつまでも攻撃してたという。そして右目が白目が黒に、黒目が赤く変だったという。その後はもうあの声も聞こえなくなった。
俺は、あの後、リンと一緒にギルドに行った。
「しゅごいでしゅ。イクシュしゃんとリンしゃんが、隊長クラスでないと倒せないあのアンズーを倒したなんて。しかも、過去最高、防御力200万のを」
ソラフィが驚いた。
「これ、報酬の3千万Ⅾでしゅ。」
「3千万Ⅾ!?3万Ⅾか3百Ⅾじゃなくて?」
「あっ、はい、3千万Ⅾでしゅ。」
3千万Ⅾか。そんなにあったら、考えるだけで恐ろしいや。嬉しいけどいくら何でも多すぎやしないか。
「装備品と買ったらどうですか」
「そうだな。ありがとう......」
今後どうすりゃいっかな。この大金。
「あ、しょうだ!」
なにかひらめいたようにソラフィがいった。
「ちょっと待ってくだしゃい」
何か探してる。
「あった!これこれ。この地球っていう惑星で起こる、神石争奪大会。参加しましぇんか?」
「地球って能力者居るのか?」
「ええ。紋様は持っていないみたいですけど。こっちでいう支配者は、向うでいう能力者となるらしいでしゅ。」
「能力は大きく分けて5つのカテゴリーがあり、動物に変身する、動物(ビースト)系。体を伸ばしたりバラバラになったりなどの身体を使った、超人(ボディ)系。通常6属性中1属性を持ち操る。ものによっては攻撃が利かないということもある、自然(ネイチャー)系。相手の精神を崩し、ネガティブにしたり、組み立て、ポジティブにする、精神(ソウル)系。材料から、何でも作れる、創作(クリエイト)系」
へ~俺は何系だろう。ネイチャー系で、2種類...いや3種類操って、攻撃は当たる。
まぁ宝玉手に入れられるのか。いいな。次の当てがないし、やらない手はない。――ところであの声は何だったのだろうか。
※【D】はこの国の通貨
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