だが俺の乳首は黒くてデカい

@akebi_binbin

第1話 ドキドキ!高校入学!

やったぜ。

昨日の4月8日にいつものガリのメガネ(14歳)と、先日イ◯スタでDMを飛ばしてきた剣道部のにいちゃん(14歳)とわし(14歳)の3人で県北にある川の土手の下で盛りあったぜ…


というのは嘘で、普通に駅近のサイ◯リヤでご飯食べて来ました。美味しかったです。

というのも、僕ら3人はこれから都立マイマイ高校に入学する、その親睦会的な意味でご飯を食べに行ったんよ。決して女だと思って、ワンチャンあるんじゃないかって、そんな理由で行った訳じゃない(にしてもサイ◯はどうかと思うが)。


今、私は入学式に来ている。そして、つまらない校長の話を聞き、可愛い女子を探している。出会いに常に飢えている我々日本男児は、こーいう所から周りと差を付けるのだ。我ながらアホなことやってんなとは思ってはいるが、これも男の宿命。



お、あの女の子金髪だ、外人かな?


あいつはぁ、乳でけぇな、隠れ巨乳だ。


ん?アイツ禿げてね???



そんな事をしているうちに、昨日見た顔と目があってしまった。



「お!昨日の…西島ホムンクルス!」



あー言っちゃった、あいつデカデカと俺の名前叫びやがった。

そうです、まいねーむいずホムンクルスです。

Theキラキラネーム。意味はラテン語で人造人間。うん、ウチの親センスあるわ。


「やっぱお前の名前変だから覚えやすくて助かるww」


あーあ、改めて変って言われるとなんか傷つく、いや宿命か、俺もそう思うし。


「笑、田中太郎だよね、普通すぎて逆に覚えやすい」


「普通て、もはや俺もキラキラネームだからw。でもホムンクルスの方がカッコよくて好きだわぁ」


俺の名前は初対面でもこういう話題展開出来るから割と便利なんだよね、やっぱ俺の親センスある?


「てかお前、でぇだらぼっち見た?アイツはやべぇぞ」


「なんの話???」


「バカお前後ろの方に座ってた無茶苦茶ガタイ良い老け顔のオークみたいなムキムキマッチョマンだよ」


なんだそれは、文面が小学生すぎるのに情報が嘘みたいに伝わる、いやそんなやつホントにいるのか?

あと「でぇだらぼっち」ってなんだ、江戸っ子か。


「んでお前気づいたか?」


「いや見てないからなんとも、」


「なんだよ...まあいいわ、教えてやるよ」


なんだ?懐にナイフ隠しもってるとか?裏口入学してきたとか?もしくは異世界から転生してきたモンスターだとか?



「アイツのチ◯ポ、絶対トゲツキだよ…!」


「???」


「いや、アイツのチ◯ポに絶対トゲ付いてるってこと!」


「???」


「だからチ◯ポに!トゲが!!!」


「いやそれは分かったって!いや分からんけども」


ちなみに言い忘れていたが、今は卒業式の真っ最中。

うん、周りみんな静か、喋ってんの俺等だけ。


薄々気づいていたがさっきから頭が薄々な学年主任がこちらに近づいて来ている。


ガシッ!


突然私達の体が浮いた、というより持ち上げられてる??こんな軽々と?


「おい木村ァ!掴むんじゃねぇぞ!!」


おいバカよせって、コイツこんな口悪いのかよ...


「学年主任に向かってなんたる口の聞き方!!貴様らは学年主任室送りだ!!」


そうして僕達は、西洋甲冑に身を包んだ木村先生に連れて行かれるのであった


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「お前らはもう中学生などでは無いのだぞ!!!」


ダンボール工作など断じてやっているつもりではなかったのだが、確かに入学式の最中に喋るのはよくない、反省だ。


部屋の真ん中には教員用の机、花まで置いてあるが残念なことにプラスチックでできている。そういえば学年主任があたりまえのように着ている甲冑、これなんだよ誰か突っ込んでくれよ。


太郎はおとなしく説教を聞いているようだ。いや、あいつ奥にあるスライムランプずっと見てる...ガキが...


「罰として原稿用紙15枚分の反省文を書いてくるように!」


「はい...」


時計は午後2時を指している、早く帰ってモ◯ハンがやりたい。

いや反省文書かなきゃだからできないか、そもそも反省文って一体何を書けばいいんだ?俺がが書いた文章の長さなんてメロス出発しないレベルだぞ。


「原稿用紙30枚セットのやつ買おうぜ!そしたら節約できる!!」


そういう次元の話は今したくない。


「それでは失礼いたしました。」


1日目から印象最悪、明日から授業始まるらしいけどまあ避けられるだろうなぁ、俺のモテモテ大作戦しっぱい!



そうして扉を開けたときだった。


眼の前に広がっていたのはそう


果てしない”砂漠”だった


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初めて書きました、バズったら続きます。


次回:確かにモ◯ハンやりたかったけども

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