第182話 無限のボクら


このグラグラと不安定な世界

確かなものなんて何もなくて

せめて何かに縋りたくもなるよ

かすかに震える指を伸ばして

ゆらゆら揺れているのは僕の方?

なんとなく足下の影が

心許なくブレているみたい

ああもうカッコつかないな


本当は飛び出してみたいんだ

そんなこと分かってる、でも。

簡単に出来るならもうとっくに

こんな世界抜け出してるだろ?

足りないのは馬鹿みたいな大義名分

それとほんの少しの勇気だけだから


今日の僕と明日のキミをつないで

新しい未来手に入れよう

きっとまだ誰も見たことのない

無限の空間が広がる

僕の右手とキミの左手をつないで

新しい空へ駆け出そう

臆病な僕たち抱きしめながら

誰も知らない世界へ旅立とう

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