主人公アリシア(後のアリア)は、型にはまった男の人生を、身動きも取れないまま追体験する悪夢を繰り返し見ていた。男の最期を看取ったことで欠けていたものが埋まるような充足感を得る。その勢いのまま体を動かしたくなり、剣を習い始めた。しかし、隣領の子息との試合で才能の差を痛感し、剣を置くことに。そこから、才能、求められる役割と義務、誰かに強要される不快さに苦悩することになる。
二年後、足掻くように令嬢に求められるスキルを修めていたが、虚無感に苛まれていた。そんな彼女の日常は、隣領の侵攻によって一変する。軍壊滅の知らせを受けてアリシアは避難することに。そこで裏切りに遭い窮地に陥る。辛くも撃退して森をさまよっていると、老いた武士と遭遇。アリシアは再び剣の道を歩み始めるのだった。
この小説は、生き方を問う小説である。
タイトルにTS(性別が変わって転生すること)が入っているが、それを感じさせることはない。紋切り型の人生、無味乾燥な生き方の提示でしかなく、彼女が自由を希求する理由、誰かの思惑で型に押し込められる忌避感への根底として扱われる。激流に放り込まれた彼女は、思うまま生きること、その思想と意思、そして力をもって世を渡り歩く。対峙するのは誰かの思惑だったり、型にはまるような生き方だ。野望、陰謀、苦悩、諦め。そんなものを彼女は気にしない。なぜなら彼女は捉えどころのない一匹のチシャ猫なのだから。
TSと聞いて敬遠する方はぜひ読んでみて確かめて欲しい。
……と、真面目に書いたが、この小説の半分はギャグで出来ている。気ままな振る舞いが時として、いや、大体において思わぬ結果をもたらす。シリアスな連中にギャグ猫を一匹放り込むことで、なんか知らんけどうまい方向に転がりだす。彼女はうまいものが大好きなのだから、きっとそういうことになるのだろう(過言)。
ギャグとシリアスの絶妙なバランスこそがこの小説の最も大きな魅力だと思う。血濡れで剣を振るだけでは疲れるし、ギャグだけでは胸焼けがする。誰かの身勝手を剣で斬り伏せるのにハラハラしたり、振り回されて右往左往しているさまにクスっとしたり、とにかく飽きさせることなく読ませる。
一章は真面目な内容に終始していて、この作品の魅力はまだ見えてこない。二章から雰囲気が大分変わり、主人公の魅力が一気に花開くので是非最後まで読んでみて欲しい。
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というのもこのアカウントでは初めてだけど停止された前のヤツでは最新話まで見たからなんですよね。
話としてはオジサン(?)が美少女になる話です!…はい!あってます!
もっと細かく言うこともできますが、自分の表現力だとネタバレが含まれてしまうのでこれ以上は難しいんですよね。
ちょっとだけ大丈夫な場合で言うなら…
見るのはおじさんの話じゃないです!なので大丈夫!
鈍感系がダメな方ならオススメの作品です!
戦闘描写も個人的に楽しく、環境説明や戦闘描写もしっかりしてるので頭の中の劇場がいつも大爆発してます!
けどコメントだけはあんまり書かないですよねぇ…
コメントを書きたくないじゃなく単に仕事中に頭パーの状態でGoogle翻訳にたくさんベースして読ませてもらうとその場面が想像しやすいので…結果コメントが!ってことが多いですね。
旧アカウントは多分レビュー書いてないので新しくして書きに来ました!