異世界ファンタジーのダンジョン作品といえば、勇者や冒険者がダンジョンを攻略して魔物を倒す物語が一般的ですが、この作品は逆をついています。
そこがまず独特でユニークで面白く、読む者の興味を強く惹きつけます。
主人公が、ダンジョンマスターになった理由は本文をお読みください。
冒頭から読み応えがありますから。
さて、ダンジョンの目的は人間を狩ること。
その目的のために、トラップの設置、魔物の配置、そして何より人間という獲物の心理を深く読み解くこと。知略を巡らせて攻略者たちを追い詰める様子は、読んでいて非常にスリリングです。彼の冷酷な合理性、そして人間への容赦なさが、ダークヒーロー的な魅力を放っています。
得られる資源を使って、ダンジョンを強化し拡張していくプロセスは、一種の「経営小説」としても楽しめます。
まるで戦略シミュレーションゲームのような知的興奮を覚える作品です。
どうぞ、お読みください。