このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(222文字)
路地、行き止まり、追っ手。逃げ場のない絵をきちんと閉じてから、銀髪の大男を放り込んでくる。この段取りが上手いです。「テメェには恨みはねぇが依頼を受けちまったからな」で仕事として撃つ男だと分かるから、その銃口が下りる瞬間に意味が生まれる。少女が命乞いではなく取引を持ちかけるのも良くて、絶望しているのに頭は動いている人だと一目で伝わりました。都市の陰の部分から始める呼吸が好みです。
陰謀が渦巻く無法都市を舞台に、豪快な傭兵ヴァンが暴れ回る痛快アクションです。危険な少女・楓との護衛契約をきっかけに、政府や巨大組織の思惑が交錯し、次々と戦いへ発展していく展開が見どころです。派手な銃撃戦と勢いのある主人公の魅力が存分に楽しめます。