生物兵器図鑑
◎スケルト
●和名
アオジロトラキジオオヤマネコ
●英名
Bone wildcat
●分類
ネコ科
○高橋メモ
皮膚を生成する能力を捨て、代わりに心臓を強化する進化を選んだ大型のネコ科。
血管や神経系は外から見えないが、骨の中に張り巡らされており、万が一 体が崩壊しても自力で元の姿に戻る事ができる。
○晴輝メモ
心臓以外に食べる箇所は無いが、心臓は動物性トリュフと呼ばれており、最高級の美味を誇る。
○社長メモ
ほとんどの猫って可愛いけど、この猫は不気味って感じだな。だが この感じ…俺は結構好きかも。
○宮下メモ
猫どころか動物の固定概念を破壊する動物です。なんとほぼ全ての皮膚を失っており、骨だけで生きているのです!つまり生存に防御は関係無いのかもしれませんね!
○村雨メモ
骨猫マン。
◎ミロック
●和名
ヒトツメキバコ
●英名
Milock
●分類
キバコ科
○高橋メモ
ブロックを餌にしている生物で、擬態だとかの類いでは無い。
キューブの仲間であるが、キューブよりも遅い時代に誕生したとされる。この時には すでに陸に進出しており、進出後すぐに陸上生活に対応したと思われる。
○晴輝メモ
岩を取り除き、中の本体を生でいただく。
○社長メモ
ミミックのブロックバージョンって印象。だが口とかは見えないな…どっかに あるんかね。
○宮下メモ
陸に進出した生物の中でも古い部類です。特にキューブは生物兵器の中でも古参な方なので、おそらく この種は生物兵器の先陣を切るような存在なのでしょうね!
○村雨メモ
ブロック目玉マン。
◎アザラン
●和名
ルリヒエレイトウリクエビ
●英名
Blue cold frozen shrimp
●分類
リクエビ科
○高橋メモ
アシカのように見えるが、実はリクエビというエビの仲間。寒冷地に生息し、氷塊を生成して獲物を仕留める。氷塊を発生させるメカニズムは未だ不明である。
ヒゲは短くなり、足は2本に減って退化しているように見えるが、これは体の面積を減らして寒さを感じにくくしようと進化した結果。
○晴輝メモ
サラダにすると体を冷やすので冬は絶対食べないように。
○社長メモ
アシカかと思って可愛いなって感じていた頃の俺を返せ。こんなデカいエビ…アシカの見た目でも嫌だー!!
○宮下メモ
エビは美味しいですが、見た目的にも大きなエビは苦手って方も いらっしゃるかと思います。ですが この子はアシカみたいです。何も気にせず食べられますね!
○村雨メモ
アシカマン。
◎マンジューアザラン
●和名
シラタマコオリナゲアザラシ
●英名
Ice-thrown white seal
●分類
アザラシ科
○高橋メモ
上記のアザランと名前が同じだが、これは元々アザランとマンジューアザランが同種と思われていたためであり、別種だと発覚したのは かなり最近である。
アザランは哺乳類ではなく甲殻類、マンジューアザランは れっきとした哺乳類である。
泳ぐのが苦手だが、代わりに腕力が上がり、氷を飛ばす事に特化している。
○晴輝メモ
すでに肉が甘くなっており、サラダと共にいただく。
○社長メモ
こいつは哺乳類なのかよ!わかりにくいな!
○宮下メモ
見た目で判断できるようなものではない…これは様々な場面で耳にしますが、皆さんは日常生活で意識していますでしょうか?この生物兵器は人間の心理に訴えかけているかのようです。
○村雨メモ
白饅頭マン。
◎大水槽
●和名
大水槽
●英名
Large aquarium
●分類
?科
○高橋メモ
我が水族館の名物の1つ[大水槽]が、自立歩行できるよう生物兵器となった姿。
水槽内の液化ガスを燃料にして莫大な火力を生み出す。また足の部分に有害ガスを貯めており、危機が迫ると噴射して反撃する。
アルビノの生物兵器は、心臓が破壊されると気化熱によって内臓が溶けてしまうため、体が残らないのだが、この大水槽も例外無く溶けてしまうようだ。せっかく作ったのに。
しかもアルビノの生物兵器は、テロメラーゼという酵素が活発で、体内の細胞の老化を防いでいる。この水槽にはそれが適用される事は無かった。なぜ??
○晴輝メモ
無理だろ。
○社長メモ
大水槽は建設に3億円もかけたらしいから、消えてしまったのは非常にもったいない。だがしかし、こういう消えてしまったものこそ、真の芸術と言えるのではないか?
だが、少ししか使ってないのにすぐ消えたのは、やはりもったいない。もっと稼げたはず。
○宮下メモ
形あるものは必ず壊れます。それは世界の掟であり、生物兵器も例外ではありません。ですが関係性に形はありませんので、中々壊れないものなのです多分。
○村雨メモ
水槽蜘蛛マン。
◎スクインフェルノ
●和名
アシナガボンオドリシロイカ
●英名
Squinferno
●分類
マダラシロイカ科
○高橋メモ
巨大なイカであるが、ダイオウイカ科とはまた別の種であり、体の構造がまるで違う。
内臓の一部に有機物を残すが、体表面は無機物で20個もの眼(光電センサー)が備わっており、獲物の位置を正確に把握する。
触手の裏側から放出される気体には、獲物の脳に作用すると一時的に行動を乗っ取る化学物質が含まれ、奇妙に飛び跳ねながら付近を動き回る事から、イカ地獄と言われている。
およそ生物の説明として似つかわしくないが、生物兵器の世界では、有機物と無機物の境界は明確ではないようだ。
追記:AI搭載の椅子や机を生成し、それらを獲物に利用させると同時に洗脳する事が可能。
○晴輝メモ
筋だらけで歯に引っかかる。焦げたビニールや金属の臭いがする。
○社長メモ
だいぶノリノリ。まぁ楽しそうで何より。
○宮下メモ
暗闇を怪しく照らす光と、魂を揺るがす重低音唸るビートが生み出す熱気グルーヴに、 バイブス上がりっぱなし!この際、生き物なのか機械なのかは関係ありません。さあ皆さん、ヒア・ウィ・ゴー!
○村雨メモ
スーパーハイパーウルトラデラックスイカマン。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます