場面はまた切り替わり、

私は少しだけ大きくなっていた。


背中にはランドセルを背負い

楽しそうに走っている。


空は青空だった。


『おはよう!』学校の門の前で

同級生に会った私は大きな声で挨拶をした。


『風花ちゃんだめだよ!学校に猫連れてきたら!』


『えっ!』

友達に言われ足元を見ると、福がいた。


『もー着いてきちゃ駄目だよ福!』

と言いながらも、福を抱きしめた。


『私、走ってきたのに、頑張って着いてきたんだね。』

私がそう言うと、


福はゴロゴロと嬉しそうに喉を鳴らしていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る