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いつまでも輝く母へ

いつまでも輝く母へ

黒中光

おすすめレビュー

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★★★
★28
10人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 夢月七海
    678件の
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    ★★★ Excellent!!!

    母が輝いている。物理的に。

    「わたし」の六十歳になる母は、突然の脳出血で倒れて、そのまま還らぬ人となった。葬式も終わった頃、仏壇に置いていた母の骨壺が光り始めた。
    死者と生者の関わりを淡々と描いた、少しシュールな現代ファンタジー。ありえない状況でも、そのまま受け入れてしまう「わたし」の反応が、可笑しくもあり、切なくもあります。
    「突然の別れ」というものは、亡くなった人にも大いに戸惑わせるものでしょう。しかし、人生のロスタイムを得てやりたいことは、ただただこれまでの日常を謳歌する、というものなのかもしれません。

    • 2024年7月24日 14:43