第12章 貴重な情報
藤本は、自分には15%のサキュバスの血が流れていると明かす。
カサンドラは思わず笑い出し、皆が彼女を見る。
小春:何が面白いの?
カサンドラ:まさかサキュバスの血を引く男、しかも第二世界出身の男が出てくるとは思わなかったわ。
小春:そもそもサキュバスって何なの?
皆が小春を見て、サキュバスが何か知らないことに驚く。
小春:おい、藤本、まさかサキュバスって知ってるんじゃないだろうな?
藤本:ええ、アニメや漫画のおかげで、サキュバスはエッチ度、もしくはそれより少し高い設定でアニメや漫画に登場することが多いんです。
小春は顔を赤らめる。
マックス:漫画って何?
シャナ:アニメ?
カサンドラ:エッチ度?
小春:今はそんなこと考えないで、本題に入りましょう。
藤本:小春、アニメも見てたの?
小春は首を横に振り、にっこりと微笑む。
小春:ええ。
藤本:どれ…
小春:本題に戻りましょう。サキュバスって何ですか?
シャナ:サキュバスとヴァンパイアは、悪魔の末裔の劣等種族です。
藤本:でも、強いんですか?
シャナ:ヴァンパイアにも力はあるけど、サキュバスは誘惑の力しかない。
マックス:藤本のお母さんはサキュバスだったと思う?
シャナ:血の量が少ないから、藤本の祖母はサキュバスだと思う。
小春:ところで、カサンドラ、どうやってそんなことをしたの?
カサンドラ:私の能力のおかげよ。私のサハクリは、コアに触れるだけでどんなアイテムでも道具でも武器でも開けられる、と藤本は言った。何年も前にサハクリで隠されたステータスを解放していたんだけど、その能力の仕組みが分からなかっただけなんだ。
小春、シャナ、マックス「待って…」
小春「これってメニューアイテム?」
カサンドラ「ほぼその通り。メニューもアイテムよ。でも、経験値やレベルアップの制限って知ってる?」
みんな不思議がるけど、シャナがそれが何なのか気づくまでは。
シャナ「エルフの魔法よ!」
カサンドラ「ええ。それに、この魔法を使った奴は、第一世界全員の記憶を消したはずよ」
藤本「え?!まさか第一世界の神様の仕業?」
カサンドラ「それは分かりません」
小春「そんなことはないと思う。カサンドラの話では、そんなことはしないわ」神々は対立が好きで、より強い者が現れるのを待ち望んでいる。そうすれば、神々は屈辱を与えられる。
マックス - 神々を屈辱すれば、他の人々への見せしめとなり、人々に恐怖を植え付けることができる。
藤本 - 答えはサイロス王国で見つかるだろう。
クピもマックスもシャナも眠くなってきた。
カサンドラ - 悪いな。そろそろ寝る時間だ。
藤本 - 今夜はどちらの部屋で寝るか決めて。女の子なんだから、コハルかシャナと寝るのが一番合理的だと思う。
カサンドラ - 荷物はもうこの部屋にあるから、私もそこで寝るのが一番だと思う。
コハル - 私の部屋よ。
カサンドラ - 実は、早く起きないといけないから、早く寝た方がいいんだ。
マックス - どうして?
カサンドラ「職場で男の子を待ってるの。幼なじみで、しかも犯罪仲間なの。」
小春、シャナ、マックス ― 犯罪?!
カサンドラ「後で話すわ。」
藤本、シャナ、マックスはそれぞれ自分の部屋へ行った。小春とカサンドラは二人きりになった。
小春「(彼女はどんな人なの?」)
カサンドラ「何?」
小春「何もないわ。」
カサンドラ「よかった、各部屋にベッドが少なくとも二つあるのね。私たち二人で一つのベッドに寝るところ、想像できる?」
小春は顔を赤らめる。
小春「私はそういう想像はしないわ。」
カサンドラ「冗談よ。実は、小春が聞きたいことがあるの。」
小春「何?」
カサンドラ「藤本のこと好きなの?」
小春はまた顔を赤らめる。
小春:いいえ、でもなんで聞いたの?
カサンドラ:どういたしまして。寝ましょう。
小春:わかった。
カサンドラ:(彼を見る目が変わったけれど、誰にもそう言わせることはできない。自分で認めるしかない。)
次の日。皆はもうベッドから出て部屋を出て、カサンドラを除いて朝食を食べに行った。
藤本:ロス、カサンドラはどこ?
ロス:温泉宿に行くために早めに出て、パートナーに会いに行ったの。
小春:そのパートナーって誰?
ロス:カイロっていう男の人よ。
シャナ:(カイロ?あのカイロ?)
シャナ:ねえ、小春、温泉行きたい?
小春:そうだ。
マックス:君たち、本当に温泉が好きなんだね。
藤本「温泉、すごく熱いよ。」
小春「バカなの?」
藤本「小春、ゆっくりしてよ。慣れてないんだから。」
小春「行かないの?」
藤本とマックス「今日はダメ。」
小春とシャナは温泉宿へ。
1時間前。カサンドラが先に起きて、階段を降りてきた。
ロス「そんなに急いでどこへ行くの、お嬢ちゃん?」
カサンドラ「私用事があるの。」
ロス「他の街の冒険者宿からもう追い出されたわ。理由は知ってる?」
カサンドラ「もちろん知ってるわ。でも、私とカイロの人生を壊したのは、メリッサ・メレシャルのせいよ。」
ロス:カイロを連れてきてもいいわよ。ただ、迷惑をかけないようにね。
カサンドラ:ありがとう、ロス。本当に優しいわ。
ロス:お世辞じゃなくて、カイロの家族、そして実父と養父との友情を考えて、こうしているの。
カサンドラ:ちょっと待って、実父に会ったの?
ロス:それは後で。さあ、行きなさい。カイロが待っているわ。
カサンドラはカイロと約束していた待ち合わせ場所へ向かう。カサンドラは温泉宿に到着する。鍵を受け取り、ドアを開けると、入るなり閉める。
カサンドラは男物の服が入った籠に気づく。カサンドラは服を脱いで籠に入れる。そして温泉の混浴エリアへ向かう。温泉の混浴エリアには、すでに誰かが入浴していた。
カサンドラ:こんにちは、カイロ。昨晩はここでぐっすり眠れましたか?
カイロ:お姫様、なかなか起きてくれなかったわね。
カサンドラ:私も温泉を楽しませてください。それに、お話したいことがたくさんあるの。
カサンドラは温泉に入りました。
ギャルと引きこもりの異世界生活 @Nikko_novels
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