#2ハチさん、ぶしゃった。

:瞬殺

:塩さんマジ塩対応

:魔物にもリスナーにも塩対応

:目線くれただけでもありがたいと思え

:ちょうどいいアングル、ドローンくん自覚ある

:カメラで撮れても目で追えないのですがそれは・・・

:なんか鋭い金属音だけが響いたな・・・

:それはそれとしておはよー!

:塩さんおはよう

:おはようございます

:おは塩

:おはようやねー


「みんなくーちゃんにコメントしてるよ。

寝て起きた時は、どうするんだっけ?」


アイカ、いつもナゾナゾ出してくる。

むむ。

クゥがしたこと……アイカにおはよう。

アイカもおはよう、してくれた。

リスナーさんのコメントも、おはよう。


……クゥに?


わかった。

おはようを、返す。


〈リスナーさん、おはよう〉


あたまを下げて、ぺこり。


「よく出来ましたー!」

〈ん〉


合ってた。


:塩さんのぺこりかわよ

:ぺこーりいつもありがとー!

:いつもじゃないが?

:たまにしかペコってくれないペコ

:塩対応も塩さんの持ち味だから・・・

:ところでサイレント・ビー五体満足のまま転がってない?


あ……きれいに切りすぎた?


〈アイカ、あしもと〉

「やっつけてくれたんだよね。

いつもありがと」

〈ちがう、ぶしゃー〉

「ぶしゃー?

それってどんな感じなのかな?」


:時間差で切断面がズレる激アツ演出

:そんなことある?

:塩さんならあるだろ

:聖剣くーくーりーないふだからな


クゥのすること、アイカを守る。

アイカが着てる白衣も、

……同じアイカなのかな?

わからない。

でも、クゥの髪と、おそろいの色。



……汚れたら、おそろいじゃなくなる。



《クゥはアイカを抱きかかえる》


「——どどどどしたのーっ!?」


《大きくバックステップ、その場を離脱》


〈守っただけ〉


ハチさん、ぶしゃった。

でもアイカの白衣、クゥの髪。

おそろいのまま。


……すこしだけ、ドキドキ?


わからないけど、なんだかいい感じ。


「……くーちゃーん、

これはちょっと恥ずかしいよ……」


:開幕ぺこりからのお姫様抱っこ演出

:今日は設定6か・・・

:想定の激アツを軽く上回ってきたな・・・

:俺達は洞窟に生えた苔だ・・・

:私達はそこら辺に転がる石ころよ・・・

:ワイはさっき飛び散ったぶしゃーや・・・

:それもう死んでないか?


「……ねえ。私、重くない?」

〈かるい、ずっと持てる〉

「ううー、くぅちゃーん……」

〈アイカのことば、あいまい。

してほしいこと、わからない。


使



「——それだけはぜえええっったいにっ!


!!」



〈どうして?

クゥはアイカ契約者の、

「ううん、ちがうよ」


アイカが、クゥの頭をポンポンする。

くすぐったくないのに、くすぐったい。

……どうしてだろう?


「くーちゃんはなの」

〈アイカのことば、わからない〉

「……まだ、分からないよね。

だったら、一つだけ【命令】するね。


? 》」わからない。


ん。


選択テリック/お姫さまだっこ】

《このまま探索》《やめて探索》

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