第27話…ゴールデンウィーク①

1988年4月29日

初めてのゴールデンウィークである。今日からの7日間は俺にとっても初めて経験する観光牧場での連休で朝5時に出社してみるともう既に何組かの家族が牧場の駐車場に来ていて改めて凄いと感じた物でした。

まず朝入社すると牛舎の仕事を終わらせて急いでオークランド館2階のレストラン厨房へと向う。厨房に着いたらまずはお米を洗い5升炊きの釜3つを使いご飯を炊いて行く炊く時間は約40分かかるのでレストランオープンまでに5升炊き3つ✕3回を目標に炊き始める。炊いたご飯は保温ジャーに入れてから釜を洗い次の5升を炊くと言うルーティンを繰り返す。

炊いている間は火加減に気を配るのと他の料理の仕込みをする。勿論彼女達4人も午前中は仕込みの仕事をする。

「清ちゃんどー切れば良い!?」

「それは千切りにしてぇ!」

そんなやり取りが開園まで続くのであった。

開園して直ぐにレストランにお客様が来た。

「オーダー入りまーす!うどん定食1つ」

威勢の良い声が聞こえる

こうして忙しい1日が始まるのである。


……ゴールデンウィーク②に続く

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