第一話 1
高校生活。義務教育ではないものの現代社会において半ば義務のように多くの人が送るであろう日常だ。
かくいう俺こと五十嵐 颯生(さつき)もその一人である。
特にやりたい事があるわけでもなく、惰性で進学してそこそこの青春を過ごして卒業するのだろうなと物思いに耽りながら、入学式後の担任教師の話を右から左へと流し、窓の外を見ていた。
「ふわぁ...」
暖かな日差しと退屈な話についつい欠伸が出てしまう。
「ふわぁぁ...」
隣の人にうつってしまったようだ。
欠伸はしていなくとも目がほとんど開いていなかったり、首がカクカクと揺れていたりと皆眠たげなのは同じなようだ。
そんなこんなでHRも終わり、チャイムが鳴るとともに皆ゆっくりと帰る準備を始めた。
ただ甘いだけ。 神楽 @riqu_kagura
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