夕焼けの赤が心に焼き付く。ずっと曖昧な確信のない不安に覆われていた純真な心が、明るい光の終わる夕暮れ色に呑まれることを選ぶラストが鮮烈。
気まぐれ趣味勢。 読むのは主に短編。ホラーと童話や詩ジャンルをうろついたり、たまにイベント覗いたり。 長編リタイア率は高く、異世界転生と恋愛タグはスルーし…
ある不幸な出来事により、望まない方向へ人生が変わってしまった主人公。そんな彼女の身に起きた、新たな事件とは────強く心身を揺さぶる出来事は、人を変えてしまいます。作中の主人公の淡々とした語…続きを読む
甘い恋から進むたび、進むだけ、夕方の赤に黒が混ざって粘る朱殷のように不気味な雰囲気へ変わっていく物語の構成が凄く引き込まれて楽しかったです!!
澄み切った透明感のある狂気。文によってそれを体験したことがあるだろうか? 読み終えた時、純粋で瑞々しい何かが、澄み切ったオレンジ色の狂気に包まれていく感覚を、心地よくも恐ろしく感じていた。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(137文字)
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