3話【特別編~能力に隠された秘密~】
50回戦目の死音と響二の戦いが終わった後の観客席では
死音が最強の能力であり全ての能力の原点に立つ能力を持っていてことに対しての
意見が殺到していた。
響二の攻撃をよけることなく真正面から受けたにも関わらず
無傷なのを確認した一同は混乱していた。
「ど、どうなっているんだ、?体自体が糸、なのか、、。」
と到底理解できないという表情で冷斗が言うと
龍真が少しばかり引きながら「我々とは桁違いの強さ、ですね、、。」と言った。
「本来、糸の能力は誰にも宿さないつもりだったのに
不思議なこともあるんだねぇ。」
とどこからともなく現れ説明し始めた猫美の方を向く一同。
「宿さないつもりだった、ってどういうことですか?」
と龍真が問うと、淡々と話し始めた。
「糸の能力はその強さゆえに正しい宿主に宿らないと、
間違った相手に宿ってしまうとその相手は死んでしまうほど危険な能力なの。
私達管理人でも管理できない唯一の存在である糸の能力は
ある条件を満たしている宿主に自らの意思で宿りに行くの~。」
「条件ってなんだよ?」と炎矢が聞くと
「莫大なエネルギーに耐えられるだけの忍耐力、
身体能力に高さ、能力に振り回されない精神力だよ~。
、、、普通の高校生は絶対満たせない条件なのに死音はすごいねぇ~。
そうとうな修羅場を乗り越えてきたんだろうね!」と猫美がた淡々と説明した。
それを聞いた、その場にいた者達は気まずさでいっぱいの表情を浮かべていた。
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