第12話

それは子供の頃のあなたの環境が良かったからよ


あなたが自然に持っている考え

あなたが自然にそう振舞えること


いいね 素敵でしょ

なんて


もう疲れたから


考えるのを止めたの


言い訳にしてるわけじゃない


言い訳にもなりえない、残酷な真実として胸に突きつけられてるから痛いの


だから逃げる


これは言い訳になりえるでしょ?


認めてくれるでしょ?


でも、だからといって今生きて、見えて、感じてしまう世界は変わらない。


何も変わらないから、とりあえず動かないといけないのは分かってる


でも、太刀打ちできないから、困っている


私に何が残っているというの。



何か残っていて、それが世界を照らしてくれるものなら良かったのに


私が持っている考えは、私の世界を暗くする

私が持ってる物理的なものは何もないのに


これからどうやって生きていけるのだろう


もう全部捨ててしまいたい気分


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