第47話 日記20240719 ポイント

 コジマにて猫エサを購入する。

 カリカリと猫カンとチュールである。この子はこれ以外カツオブシもササミも一切食べない。

「袋は二重で二つに分けてください」

 いつものセリフだ。

 支払いで一万円が飛ぶ。以前はこのぐらいで八千円だった。ひどい物価高だ。

 くそっ。岸田自民め。呪いを受けるがよい。

 だが卑しくも猫飼いならば猫エサをケチるぐらいならば自分の食事を削るものだ。


「ところでこのポイントってどうやれば分かるんですか?」

「レシートの最後のところに出るんですよ。ほら、ここです。二万ポイントありますね」

 そんなに溜まっているのかと驚いた。

 一万円で300ポイントぐらい溜まるから今までに60万円ちかくここで猫エサを買っていることになる。

 だがそれよりも驚くべきことが一つだけある。

 こうして買った猫エサのすべては、最終的に猫のウンチに化けているということだ。

 世の中は驚異に満ちている。

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