第16話 卑弥呼体質

 梅雨の季節がやってきました。もともと湿度に弱い私にとって、苦手な季節です。これは以前の近況ノートにも書いたことですが、卑弥呼は低気圧が来ると体調を崩す体質だったのでは、と、言われているそうですね。だから、雨を予想することが出来、雨乞いができたのだと。


 でもですよ。同じ体質の私からすると、当時、頭痛薬もなかったあの時代に、卑弥呼は頭痛に耐えながら、人々のために雨乞いをしていた、ということになりますよね。そう考えると、しみじみ、卑弥呼は人々のために頑張ったのだなぁ、と思います。タイムマシンがあったら、頭痛薬を持って、駆けつけたいくらい。


 それはともかく、私はですね、低気圧がやって来ると、頭痛などに悩まされる方達に、こう言いたいのです。私たち、卑弥呼を同じ体質なのですよと。だから何なんだ、と、言われると、返す言葉もないですけど。


 でもね、多分ですけど、同様のタイプの人は、梅雨時って、朝から水風船みたいな頭と、濡れた蒲団のような重たい体を引きずって、時に頭痛薬の力を借りながら、生活しているわけでしょ。そのために、楽しそうなお誘いを泣く泣く断ったりして、家で一人寝ていたりすることもあるわけでしょ。


 そんな皆さんに、言いたいのです。元気を出しましょう。私たちは、あの、卑弥呼と同じなのですから。世が世なら、雨乞いして、多くの人に喜ばれているかもしれないのですから。これは、ある意味、福なんですよと。


 そんな訳で、私、たてのつくし、低気圧がやって来ると体調を崩す体質を『卑弥呼体質』と、名付けることに致しました。

 卑弥呼体質の皆さん、私たちは、きっと福をもたらせる体質なんだと、勝手に決めてしまいましょう。そして、明るく軽やかに、梅雨を乗り切りましょう。雨に濡れるあじさいもよいものですしね。


 そうそう、水風船の頭を軽くするのに、室内の湿度を下げるとよいですよ。たてののおすすめです。

 そんな事、卑弥呼体質の人たちは、みんな知ってるか。


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