012 地下鉄構内での書類仕事
こんな夢をみた。夜、僕は地下鉄構内で仕事をしている。書類が沢山あるのだ。僕は書類仕事が大の苦手で、いつも、ぎりぎりまで溜めてしまう。
今日中に終わらせないといけないのに、うだうだしていると、そこに好きな子が通りかかった。いつものように僕は好意を隠して、他愛もない話に興じる。僕は彼女と少しでも長く一緒にいたいから、同じ電車に乗りたい。なのに、書類仕事はまだ残っている。
「仕事を済まさなきゃいけないんだ。じゃあね」
こう告げて、彼女を見送る。
薄水色のセーターが似合う彼女が深夜の地下鉄に乗り込んでいくのをそっと眺める。ふと時計をみると、次が終電だ。でも、仕事はまだ終わらない。絶望的な気分で目を覚ました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます