第25話 隠謀に対する隠謀

 帰りは意識して走ってみた。

 凄い勢いで景色が後方に飛んで行く。


 私の身長はケトルの限界突破130㎝になってるのに、四人の中では一番のチビ。

 リザードゼググは2m、人化すると180㎝でほぼ同じ長身だ。

 ケトルのリットルは100㎝なのに、人化は170㎝の長身。

 妹のミリも100㎝なのに、人化は160㎝なんだ!


 皆、私を見下ろす巨人になってるのに、130㎝の私が本気で走ると着いて来れない。

 最高速度が違う訳で、皆創造神の加護を授かってる、私が少し速度を落とすと息切れする事も無く楽々着いて来た。


「この近辺で見掛けないオークが居る!」

 提案で障害物をブッ飛ばす、防御力MAXのゼググを先頭にして走ってる。

 私が先頭でも同じ事が出来るのに、過保護と思うよ。


 速度を落とさず、ゼググはオークに体当りした。

 吹き飛んだオークは即死してた。


 ギルドに売れるのでポーチに収納して、走った。

 コボルトやゴブリンもブッ飛ばし、私が収納して1時間程で樹海を抜けた。

 速度を測り様が無いが、時速100㎞以上で樹海を走った感じだ。



「モコちゃん? 魔物を連れて……あぁそう言う事か!」

 門番さん、何か勝手に解釈してくれて、私達は門を通過しギルドに向かった。




 ギルドに入ると、エレンさんが迎えてくれた。

「モコちゃん、予想外に早く帰って来たね……その三人は?」

「ゼググにリットル、ミリ三人と私でパーティー組みたいの」


「王都冒険者ギルドで見ない顔ね! ランクは?」

「これから登録するの、その後ランク進級審査希望」


「モコちゃんがソロだから今回の様な事が起きる、パーティー組むのは賛成! でもCランクのモコちゃんの足を引っ張るようなら、反対するけど」



 Gランクタグが三人に発行され、審査はギンタギルマスで、判定はサブギルマスのエレンさんに決定、ギルドに居合わせた冒険者達が野次馬する中、ゼググはギンタギルマスを盾を使ったブチ噛まし一撃で吹き飛ばし勝利。


 ギルマスがタフと言う訳で無く、ゼググの手加減のお陰? 審査続行しギルマスの剛剣を僅か一度打ち合わせただけで、リットルは力任せに弾き跳ばし勝利。


 疲れる間も無い完敗続き、落ち込むギルマスに目に止まらない速攻で、ミリはギルマスの首にナイフを当て勝利した。


 審査代追加で銀貨9枚、結果金貨1枚銀貨5枚支払ったが、三人Eランクに昇級した。

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