第21話 3人揃う・宇宙会議バプー参加

ブラムが「とりあえず3人そろったんだ、まずは良しとしよう。」

僕は「ブラムなんで、お前が仕切るんだ。」

記憶を戻した僕は偉い。

ブラムが「良し、いいぞノボル。その傲慢な態度、戻ったな。」

「そうだ。」僕は緑の髪のブラムの頭を腕で抑え込んだ。

ブラムが笑いながら「いたいぞ、ノボルよしてくれ。」

僕らの日常だ。

「しかし、ルークは,なんだよ。僕より年上に変身。顔も違うし。」

ルークが腕組みをして「ノボル、しょうがない。敵のゴーカイ星のタカを監視するためには、この姿がベストだったんだ。それに今更だがノボルが兄貴の正体を気づいていれば、何の問題もなかったんだぞ。」

ブラムがふわふわ浮きながら「そうそう。ノボルが悪い。」宇宙人ぽい動きをする。

アカネの反応は早い。

「ブラム、その重力に反した行動は慣れない。浮くのはやめて。」

やめてと言われる余計にやりたくなる。

僕はハヤトに青い石を渡した。僕の空間ポケットから取り出した青く光、軽石。宇宙石だ。

ハヤトが握るなりカラダが浮き出した。

「なんだ、これは!カラダが浮くぞ。泳げるぞ。」

ハヤトのカラダは浮いて2段ベットの上の段に届いた。

石をベットの上に落とした。ガッタン。元の重力対応のカラダに戻ってしまった。

「ノボル、この石はなんだ?カラダが浮いたぞ。」

「その石は宇宙石タピスだ。地球にもあるが地球の呼び名はラピスだ。元は同じ鉱物だが、長いことこの地球の空気に触れていて、本来の浮く力を失くしている。

悪いが地球のラピスの石は使い物にならない。」

アカネが「そういえばエジプトの遺跡とかの装飾で見た気がする。」

僕は浮きながら、「アカネ、君はよく勉強しているようだな。」

「ただ、歴史が好きなだけよ。特にエジプトはね。」

「そうか。やっぱり、アカネは宇宙と一番近い、地球人だな。大昔、この地球で海に沈んだアトランス人それにエジプトは宇宙と交信できる民だった。

しかし、紀元前5000年前ごろに僕らエーテル星の敵のゴーカイ星がこの辺境の地球にやってきて交信を遮断した。歴史を書き換えた。中でも頻々に宇宙との交信、交易を行ていたアトランス人は存在自体をゴーカイ星に消された。」

アカネが「急に言われれも信じられないよノボル。」

ハヤトも「そうだな、学校で習った歴史とちがうのか。」

ブラムが「宇宙会議バプ―にはまだ時間があるから、時空を戻ってアトランタいかない?ノボル。」

「そうだな。みんなで行くか。」

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