鍋を作って食べる。への応援コメント
方角企画から来ました。
事物の積み重ねで主人公の心情や状況を表す語りが良いなあと感じました。
個人的に、話者が自分の心情を直接べらべら語るのは、心理説明であって心理描写じゃないだろう……と思っているのですが、本作はしっかり「心理描写」だと感じました。
普段書いておられるのが歴史ものとのことで、淡々とした事物の集積から心情を再構成するのがお好きなのかな、と感じました。
方角としては、話の流れはしっかりありつつも、西的な心情の生っぽさを感じるので北西かな……という気がします。
作者からの返信
五色ひいらぎさん、はじめまして。感想コメントありがとうございます!
>本作はしっかり「心理描写」だと感じました。
ありがとうございます。とてもうれしいです。
今回は西を書こうとして、「西的な、主観的な筆致だからこそ映えるものはなんだろ? やはり心理描写だろうか」という考えのもと書いた作品でした。ですので心理描写は特に心を砕いて書いたので、無事伝わったようでほっとしています。
>普段書いておられるのが歴史ものとのことで、淡々とした事物の集積から心情を再構成するのがお好きなのかな、と感じました。
これは自分では自覚していない点でした。
確かに「淡々とした事物の集積」から心情もふくめちがうことを描き出すのは歴史(史書)っぽい書き方かもしれません。
あるいは「淡々とした事物の集積」から想像をするのが好きだから、私は歴史が好きなのかもしれないなあと思いました。
本文つきレビューもありがとうございました!
いわゆる飯テロ描写がないと飯ものではないという思いこみがあったので、飯もの作品としてのレビューは驚きつつも興味深く拝見しました。
本作では飯テロ描写につながる味の描写は極端に語られていないのですが、語らない(語れない)ことで逆説的に主人公を語りたかったので、注目していただけてうれしいです。
>方角としては、話の流れはしっかりありつつも、西的な心情の生っぽさを感じるので北西かな……という気がします。
北的なストーリーラインと西的な描写の融合を目指して書いたので、両方の要素を読み取っていただけてうれしいです。
ありがとうございました!
鍋を作って食べる。への応援コメント
「元気になったら…」いつも自分に言い聞かせていた言葉です。Aの言葉の一つ一つが、響きました。二人の関係が見えてくるようで、温かくて泣きそうです。Aの存在が主人公の生きる力になっているのですね。
方角は久志木さんの宣言のとおり、北西に近いのかなと感じました。
作者からの返信
ゆげさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>Aの言葉の一つ一つが、響きました。二人の関係が見えてくるようで、温かくて泣きそうです。
ゆげさんの言葉に私の心も温かくなりました。ありがとうございます。「二人の関係が見えてくる」ゆげさんのような読者に出会えて、この作品も私も幸運だと思いました。
「元気になったら」は私もある時期に、自分へ言い聞かせていた言葉です。多くの人に「二人の関係が見えてくる」ように書いたつもりだったのですが、どうやら「見えてくる」のはある種の経験がある人だけみたいだ、というのが今回の企画に参加し、多くのコメントを頂戴して発見したことでした。
ゆげさんが元気になるのを祈っています。もしもう元気だったら、よかったです。
>方角は久志木さんの宣言のとおり、北西に近いのかなと感じました。
実はゆげさんにコメントいただいた日に方角を北西に変更しているのですが、私も北西がしっくりくるなと感じています。
ありがとうございました。
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企画より拝読いたしました。
詳細の見えないまま同じ単語が繰り返される強烈な出だしは強い西の香りがしましたが、読んでいて語り手の頭痛とシンクロしたものだと把握し、それがおさまるにつれて文章も整理されたものになっていく流れは感嘆しました。
最終的に語り手は前向きな行動へと進んでいく流れは北向きの趣がある一方で、Aと何があったのかは読者からは見えないまま進行していくその流れは西向きの趣だと感じました。
全体として、北西〜西北西なのかなと思います。
作者からの返信
雨蕗さん、こんばんは。お読みいただきありがとうございます。
>詳細の見えないまま同じ単語が繰り返される強烈な出だしは強い西の香りがしましたが、読んでいて語り手の頭痛とシンクロしたものだと把握し、それがおさまるにつれて文章も整理されたものになっていく流れは感嘆しました。
ありがとうございます。感嘆とまで言っていただけるのは嬉しく、面はゆく存じます。
本作では語り手の心身の状態を反映した一人称文で書こうという試みがありましたので、そこを評価していただいたのは大変うれしいです。
とはいえ斬新なことをしようという気負いがあったわけではなく、語り手の心境に率直に、素直に書くことだけを心がけていたので、やはり予想外の驚きもともに感じました。
>最終的に語り手は前向きな行動へと進んでいく流れは北向きの趣がある一方で、Aと何があったのかは読者からは見えないまま進行していくその流れは西向きの趣だと感じました。
方角に影響を与える要素、およびどの方角へ向くかという考えについては、完全に同意見です。
この話の流れは成長と変化であり、かつ好転を期待できる終わり方であることもあって、純真北的だろうと考えます。
語り手の語り口も主観一辺倒のものから、だんだんと主観と客観のバランスが取れたものへ、方角でいえば西的筆致から北的筆致へ移行しているので、作者の試みとしては北西から始まりぎりぎり真北へはいって終わる、というものを想定していました。
しかしその一方で、語り手の語り口が北的になっても、語り手にとって自明なこと(語り手の来歴、Aという人物およびAとの関係性、Aと何があったのか)はあえて直裁に語らないままにする、つまり西向きに保つことで、真北と北北西のきわを狙う、というのが作者の狙いでした。
直接書かれていない「語り手にとって自明なこと」も読者がおおよそを想像できるヒントを端々に残したつもりだったことも、当初の真北宣言の理由の一つでした。
>全体として、北西〜西北西なのかなと思います。
こちらも同意見です。
西から北へ、という軌跡は雨蕗さんやほかの方とも合致するものの、本作は作者の私が当初考えた以上に西から始まり、北へ向かうも真北まではいかず、北西~西北西のあたりに留まっているらしいと、改めて読み直して認識を改めるに至りました。
本作を評価していただいたこと、また詳しくお考えを述べていただいたこと、嬉しく存じます。本文つきレビューやXでの紹介も大変ありがたかったです。ありがとうございました。
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一体、何があったのか?
「犬も食わぬ」というアレか??
失礼しました。
フィンディルさんの企画より参りました。
暗黒星雲です。
独身男のキッチン事情が具体的に描かれているのが面白かったです。
お鍋は簡単でいいですね。鍋の元は各種あるのでお好みで。
何やかんやで仲直りできそうで良かった。
方角は真北だと思います。
感想は以上です。
作者からの返信
暗黒星雲さん、こんばんは。コメントありがとうございます。前回の方角企画ぶりです。
>キッチン事情が具体的に描かれているのが面白かったです。
今回は生活を書きたいなという思いがあったので、面白がっていただけてうれしく思います。
>何やかんやで仲直りできそうで良かった。
たぶんきっと仲直りできる気がします。知らんけど。
方角判定もありがとうございます! 真北エンタメ判定ということで、暗黒星雲さんにも楽しんでいただけたのなら幸いです。
ありがとうございました!
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こんばんは。方角企画から参りました。
主人公はなにか特殊な環境下で育ったのでしょうか。研究所とか医療施設とか、あるいは実験施設とか……?
Aとは何者? 昨晩いったいなにが?? と、頭のなかを疑問符でうめつくしながら拝読しました。
クセで4人分とか実習の話とか情操教育課程とか、気になるキーワードに、見えそうで見えない、つかめそうでつかめない主人公の背景に興味をそそられます。
方角的には西からはじまって北に向いていくような印象を受けました。北西寄りの西北西ですかね。もっとも方角音痴なのでアテにはなりませんが( ˆ꙾ˆ; )
作者からの返信
野森さん、はじめまして。コメントと方角についての考察をありがとうございます。うれしいです。
>主人公はなにか特殊な環境下で育ったのでしょうか。研究所とか医療施設とか、あるいは実験施設とか……?
>つかめそうでつかめない主人公の背景に興味をそそられます。
野森さんにさまざま想像していただいたのがうれしくて、にやにやしてしまいました。
と同時に、作者としてはそのものズバリは書いていないけれどわかりやすくヒントを出したつもりになっていて、最後まで読む頃には「ああ、なるほどね、理解理解」みたいになることを予想していたので、予想外の反応でもありました。
が、公開して2週間も経ち改めて冷静に読み返してみると「いや、そうはならんじゃろ……」と自分でもなったので、方角を真北から北西に改めています。
野森さんのコメントが方角認識を改めるきっかけのひとつになりました。ありがとうございます。
>方角的には西からはじまって北に向いていくような印象を受けました。北西寄りの西北西ですかね。
この話のストーリーラインはとても真北的なものを設定していて、それが野森さんの(ストーリーが進行していくにつれて)「西からはじまって北に向いていくような印象」の要因なんじゃないかなあと思いました。
ありがとうございました!
鍋を作って食べる。への応援コメント
方角企画から参りました。コメント失礼します。
主人公の周りの状況と、主人公の率直な気持ちが、真っ直ぐ伝わってきました。
淡々と語られているようでいて、その裏というか、内側に隠れているものがあるような。そんなものを感じました。
言葉に出来ない気持ちが、文章から伝わってくるようでした。良かったです。
方角、私はまず西向きを感じました。後半へ進むにつれて、北に向いてきたのかな と。西北西寄りの北西でしょうか。北向きのエンタメ感は、薄めに感じました。
作者からの返信
夜桜くらはさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
西北西寄りの北西、作者の私が自認している方角よりかなり西に寄ったなあと思いました。
ただ夜桜さんのおっしゃる
>淡々と語られているようでいて、その裏というか、内側に隠れているものがあるような。そんなものを感じました。
>言葉に出来ない気持ちが、文章から伝わってくるようでした。良かったです。
という魅力を本作が持っているなら、確かに私が考えるよりもかなり西寄りだなあと考え直しもしました。
思うに、私が私自身を本質的に真北の人間で、せいぜい書けて北北西~北北東ぐらいだろうなと決めつけていたのが原因かもしれません。
その一方で、真北の人間なりに西の魅力を少しでも表現できたらいいな、西の魅力、西の魅力とは……? こうか……? と考えながら書いていたので、もし本作が西的なおもしろさをたたえているなら、うれしい驚きです。自分の可能性は自分で思うより幅広いのかなと、うれしくなりました。
コメントありがとうございました!
鍋を作って食べる。への応援コメント
こんばんは。方角企画から来ました。
感覚的な文章で、興味深く読みました。
南の要素を強く感じたのですが、方向音痴なので違うかもしれません。
指摘です。
>Aが料理を教えてくれるまで豆腐に木綿と絹の二種類があるなんて知らなかった。そんなことを教えてくれる人はいなかったし、豆腐が木綿か絹かなんて気にしながら食べる余裕はなかった。
ここはよく考えて工夫した表現だと思うのですが、と同時に、少し違和感を感じました。日本社会で育って木綿と絹の二種類を知らないということが果たしてあるかな? と。細かいところをすみません。もしかして実体験などに基づく表現かなとも思ったのですが。
(近況ノートを拝読し、気軽に読んでさらにコメントいただけたらとてもうれしいです。とのことでしたので、率直に書かせていただきました。)
作者からの返信
オレンジ11さん、はじめまして。コメントありがとうございます!
南、南ですか!南だとはまったく思わず書いたので、意外でした。
感覚的な文章だと南を向くんですかね……? フィンディルさんが「満月の夜の湖で。/桜庭ミオ への簡単な感想」に南について書かれていましたが、ううむ、どうなんでしょう? 南半球は難しいです。
指摘の「日本社会で育って木綿と絹の二種類を知らないということが果たしてあるかな?」という違和感はもっともだと思います。ふつうは知っていると思います。
主人公は木綿と絹ごし豆腐も知らないしシミ抜きも知らなかったり、およそ日本社会で育ったら知ってそうなことを知らないのですが、そういった違和感の点と点をつないでいくと結ばれる像がある、というのが本作の試みの一つでした。
……でしたが、伝わるような書き方ができていなかったかなと考えてちょこっと書き直しました。貴重な意見ありがとうございます。
近況ノートも見てくださってありがとうございます。初対面で指摘ありの感想を送るのは迷うところだと思うので、近況ノートがオレンジ11さんの背を押したのなら書いてよかったと思いました。
コメントありがとうございました!
鍋を作って食べる。への応援コメント
企画から失礼いたします。
この作品の前半は西寄り、後半は北寄りな気がしました。
ただ、最悪な気分でいた主人公が鍋を作って食べたことで最後には行動できた、という全体の流れそのものは北だと感じ、総じて北北西の辺りではないかと思いました。
「最悪だ」や「頭が痛い」と続ける前半のリズム感が素敵で、鍋を作る部分も料理の過程が頭に浮かんで来るようでした。文章表現が素晴らしいです。
>泣きながら鍋を持って〜に置く。
この一文が個人的に気に入りました。ちゃぶ台を見ると同時に、二人の過去のやり取りを思い出したことを、的確に表現されていますね。
Aと何があったのか詳細はわかりませんが、どうか仲直りできますように。
他の方への返信も拝読しました。お忙しいのですね。私のコメントへの返信もどうぞお気にせず。
作者からの返信
泡沫さん、感想ありがとうございます。お言葉に甘えて返信にお時間頂戴しました。お気づかいありがとうございます。
泡沫さんの琴線にふれる文章表現ができていたのなら、とれもうれしく思います。
本作は文章表現に凝ろうとしたものではなく、主人公の主観を表現しようというのが第一義でした。文章表現の工夫は、主人公の主観を表現するために結果として生まれたものだったので、評価していただけるのは驚きとともにうれしく思います。
文章表現のひとつとして、いわゆる言葉遊びなど言葉それ自体に着目して技巧を凝らす手法がありますが、苦手意識がありました。ですから文章表現がいいとおしゃっていただいたのは、なおさら意外でうれしいです。ありがとうございます。
>泣きながら鍋を持って、ちゃぶ台(「その言葉を現役で使う人は久しぶりに見たな」ほかになんて言う? 「ローテーブル」)に置く。
この一文は私も気に入っています。主人公とAがともに過ごした長い時間と記さまざまな記憶の存在と、そのなかにある何気ないワンシーンをふとした思い出したさまをよく書けたのではないかと思います。
>Aと何があったのか詳細はわかりませんが、どうか仲直りできますように。
やさしい言葉ありがとうございます。
私の性質の問題なのか、自作や自作の登場人物について(特に執筆直後は)きわめて冷淡なところがあり、この二人の今後も「いやーどうですかね。知らないです」と思ってたのですが、泡沫さんのやさしい祈りの言葉に自分の性質に気づいたりちょっと反省したりました。
書き終わって一ヶ月以上経つ今は、「仲直りできてたらいいよね……」と私も思います。
ありがとうございました!