第3話 仙台生まれの細菌学者、志賀潔への応援コメント
ユダヤ人、賢いですよね。
作者からの返信
龍閣様、コメントありがとうございます。
「ノーベル賞受賞者の○%が世界人口の1%にも満たないユダヤ系」みたいな話はよく出ますよね。
大英帝国の保守党政治家ディズレイリは、若い頃ユダヤ系の優越性を描いた小説で人気を博した作家でした(彼自身がユダヤ系)。
自分の出自は隠さないけれど、ユダヤ人の権利拡大には賛成しなかったようで、劣等感と優越感、疎外感と強迫観念、なかなかにせわしない内面の持ち主だったようです。
第2話 シレジア生まれの医学者、エールリヒへの応援コメント
梅毒の特効薬?!すごいですね!
作者からの返信
龍閣様、コメントありがとうございます。
世界に衝撃を与えたのは間違いないです。ノーベル賞は50年後に未受賞の候補者が公表されますが、秦は1911~1913年、エールリヒと共に3年連続化学賞、医学生理学賞にノミネートされていますので(北里柴三郎は1901年第1回医学生理学賞にノミネートされましたが、ベーリングが単独で受賞)。
https://www.nobelprize.org/nomination/archive/search_people.php
ただヒ素化合物なので副作用の問題が大きく、戦後ペニシリン系に特効薬の座を明け渡しました。サルバルサンの構造式は2005年にやっと解明されています。
https://students.csj.jp/wp-content/uploads/2022/06/ko74-793-yomoyama.pdf
有効・安全な特効薬が存在してなお梅毒は2022年に世界で800万人(WHO)、2025年に日本で1万3千人の患者数(国立感染症研究所)が報告されているので、サルバルサンがその当時熱狂的に迎えられたのも納得です。
『動物のお医者さん』、菱沼さんの「パリダちゃん」で耳にした時はこんな深刻な感染症とは思いもしませんでした😱
第4話 ディンスラーケン生まれの官僚、アルトホーフへの応援コメント
エールリヒの「人は公明正大でも卑劣でもある」という言葉が、ユダヤ人差別の複雑な状況を象徴しているように思いました。
作者からの返信
龍閣様、コメントありがとうございます。
家門と血統の時代から財力と能力(学歴含む)の時代へと移る中、ユダヤ系は目立ったのでしょうね(パリのタレーラン邸と料理人カレームを獲得したのがロスチャイルド家だった事実は象徴的だと思います。現在はアメリカ大使館)。
https://fr.usembassy.gov/hotel-de-talleyrand/
蔑視・反感と恐怖・憎悪は表裏一体で、その終着点がナチスになってしまったのでしょうか。
今『印象派の人びと:ジュリー・マネの日記』(中央公論新社)を読んでいるのですが、ドレフュス事件がどれほど世論を二分(印象派たちの間でも)したのか、伝わってきます。