編集済
#22 外部講師への応援コメント
なるほど。話の切り上げ方がこれだとどうだろう、というようなことをおっしゃってましたが、まあ迷いが出るのがわからないでもないですね。でもこれより前だと切れそうにないし、この後にすると、多分だいぶん先まで適当な切れ目がないのではと思います。今回は消去法的にこれでええでしょう、ということで。
基本的な語句チェックは一ヶ所だけ
>顧問の方針よっては、
方針「に」よっては、だと思います。
さて、もう単語とかフレーズとかを単発で見る限り、そうそう頻繁にミスは出なくなってる感じなんですが、文と文のつながりというレベルで見ると、時々妙に硬い流れになってるところもありますねー。とりわけ、仕切り直しとかで一から情景を説明し直すようなところで、気合が入りすぎなのか、空回り気味の描写になってることがこれまでもありました。
というわけで今回の冒頭部分なんですが、
>「わぁ!ついに、楽器買えたんだね!」
> 桜の花びらがひとつ、漆黒のケースの上に落ちる。
> ついこの春、小学生になった弟の三葉は、ここのところテレビCMでよく流れてくるゲームを欲しがっている。
(中略)
このケースは、そのゲームに登場する銃と似ている。
ちょっとね、最初の二行を読んだ感じだと、それぞれの文がてんてんばらばらな方を向いている……という印象も、感じないでもありません。これがテレビドラマの脚本なら、最初にセリフ(声だけ)、次にケースのクローズアップ、という絵コンテとして読むことも可能で、まあ映像としてはそれなりに味のある始まり方なんですが、小説としては謎めき過ぎていて、何よりもなすべき情報提示が色々と後回しになり過ぎてる感があります。
多分前話からのつながりをちゃんと意識して読む読者は、この「楽器」が「トッくん」とやらの人物紹介に関わる小道具で、次行の「漆黒のケース」というのも楽器ケースなんだろう――などと脳内補完すると思われますが、さらに次の行が突然弟の話で、そのフレーズは三、四行先でようやく「登場する銃と似ている」につなげるための長い前振りだということが判明する、というような調子なもんですから、好意的な読者もこのへんで「何か今回は読みにくいなあ、おい」と一旦顔を上げるんではないかなと。
っていうか、この説明だと結局ケースがどういう形か全然わからないままなんですよ。「何かのゲームに出てくる銃」みたいな言い方だとね……。
まあ、連載の中で読み飛ばす分には、前回で思わせぶりな終わり方をしたこともあるし、その続きで回想をやってるんだろうなということで、おおむねついていけます。ただ、こういう感じの、なんかがんばって映画っぽい雰囲気にしようとしてるんだけど、結局必要なことが不足したままの描写文で終わってるパターンが、どうかすると無意識的なクセになりかけてないかなという気もするのです。わかりやすく情報提示できる筆力そのものはお持ちなので、多分ちょっとした意識の持ちようの問題かと思いますが。
あとは、ちょっとした比喩とか表現なんかのピッタリ感の問題でしょうかね。
> 心の底から無邪気に笑う、ブレザー姿の少年。まるで高級霜降り和牛をじっくり噛み締めるように、花びらが乗った楽器ケースを撫でている。
「高級霜降り和牛を噛み締める」という比喩表現が「撫でている」という動詞にマッチするかどうかというと、かなり微妙です w。多分、冒頭二行目の「花びら」に関連付けようとして、こういう単語の組み合わせになったかと思いますが、「花びらのケース/撫でている/。/嬉しさを隠しきれないでいるようなだらしない顔/まるで高級霜降り和牛を……みたいな」という感じで別々の文に切れば、語彙を変えずに無理なく描写できます。ここの場合は、順を入れ替えて解決するパターンでしたが、「高級霜降り和牛」というチャレンジングな ^^ 比喩を取り換えれば、もっと短い推敲で済みますね。いや、この比喩自体は私は結構気に入ったんですが 笑。
まあそういう感じで。ぼちぼち一段階上のレベルで文章を吟味するようにしていっていただければと思います。
ああ、そういえばこの作品って、未だに星入れてなかったんだった。まだまだ先は長そうだし、時期的にもちょうどいいタイミングなんで、仮入れで星二つにしておきます。三つめはこの先の出来次第で、ということで w
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>でもこれより前だと切れそうにないし、この後にすると、多分だいぶん先まで適当な切れ目がないのではと思います。
そうなんです……!
ほんっとうに、いい切れ目がない……!
この外部講師回だって本当は一話完結にしたかったんです……でもなんか書く前から「この話、一話じゃ無理じゃね?」となんとく勘づき始めていて、いざ書いてみるとやっぱり……
本音を言わせて頂くとですね、この後に来る里律回とか、アンコン本番とかを結構しっかり描きたいと思っていて、尺的にも既にかなりボリューミーですし、この祐揮回は出来るだけ早く解決させたかったんです……(超小声)
なんかグタグタしてる感じのあの音2ですが、これでも作者的には結構巻いてる方なんです……カットできるセリフや情景描写は極限までカットしてる(つもり)だし……
>っていうか、この説明だと結局ケースがどういう形か全然わからないままなんですよ。「何かのゲームに出てくる銃」みたいな言い方だとね……。
えっと、このシーンでの「何かのゲームに出てくる銃」とは、「スナイパーライフル」を指しています。小学三年生の花音はCMでライフルを見て、けど「ライフル」という単語は知らなくて、とりあえず銃弾飛ばしてて敵を撃ってる(「何かのゲーム」の正体は「格ゲー」です)から「銃」だって思ったんです。
なんですけど、湾多さんからコメントを頂いて、改めてネットで「銃」と検索したら……あの……一面ズラーっと出てきたのは拳銃の画像でした……(ライフルの画像ははちゃんと「ライフル」って検索しないと出てきませんでした……)
「トロンボーンのケースのあの先端がちょっと尖ったフォルムって何に似てるかな」→「なんか銃(ライフル)に似てね?」→「小学三年生にもなるとみんなゲームとか始めるし、2016年ってちょうど任天堂スイッチ発売され始めた頃だし」
という突発的な思いつきのもと書いた文なんです……
猫丸の中では「ライフル=銃」みたいなイメージで、なので読者様もそれでトロンボーンのケースだって分かって頂けるかと思い込んでおりました……
……ていうか、そもそも「トロンボーンのケース」の形自体分からない、という方もいらっしゃるはずで……
完全にその辺りの想像が欠けていました……
これはダメですね、直さないと……
>ただ、こういう感じの、なんかがんばって映画っぽい雰囲気にしようとしてるんだけど、結局必要なことが不足したままの描写文で終わってるパターン
あっ見覚えがありすぎて……
あのエモい感じの情景描写って、映画とかドラマだからできてることですよね……
小説だと「誰が」とか「いつ」とか「どこで」とか(5W1H?)が分かるように文章で全部説明する必要がありますが、映画だと「誰」「どこで」は省けるし(見ればわかるから)、「いつ」もカレンダーとか写せば分かりますし……
文字(会話)が必要なのって「なぜ」「何を」「どのように」くらいなんですよね……
小説って文字の組み合わせだけで表現する作品だから比較的とっつきやすい(絵が描けないって理由で漫画書くの諦めた人間だからそう思うだけで決して小説は簡単とか思ってるわけじゃないです……!)けど、そういう欠点もありますよね……
けど全部が全部を超丁寧に説明してたら、それはそれで長ったらしい、説明文っぽさが滲み出てしまうし……
うーんここも作家の腕の見せ所ですね……
>「高級霜降り和牛を噛み締める」という比喩表現が「撫でている」という動詞にマッチするかどうかというと、かなり微妙です w
あっうーん確かに……
ここの「撫でている」って「愛しい我が子の頭を撫でる」みたいなニュアンスですし……
美味しいもの食べて感動!って感じとはちょっと違うかな……
「高級霜降り和牛」も急に思いついた単語なんです……
>仮入れで星二つにしておきます。三つめはこの先の出来次第で、ということで w
いや、ここは是非三つほしい!!!!
二期は長ったらしくてちょっと作者もいい加減終わらせたいなって思ってるんですが、時間をかけた分、ストーリー性という観点で見れば一期の二倍は出来がいいんじゃないかと自賛しておりますwww
そもそも一期はスピンオフ編と合わせて始めて一つの物語として見れる感じで、本編単体で見るとかなりキリ悪いし中途半端なところで終わってますし……(新入生の初心者が見れる景色としては妥当なのかな……??)
#21 人間なんだからへの応援コメント
毎度です。
>岩川水琴のバライティな変顔のおかげで、
「バライティ」は「バラエティ」の表記ゆれで、誤記とまでは言えないようですからいいんですけれども、形容動詞扱いで「バライティな」と書いている例は、ざっと見たところ、見つかりませんでした。英語のvarietyは名詞ですので、カタカナにしても名詞として「バライティに溢れた」「バライティに満ちた」「バライティ豊かな」などのように使うのが通例です。たとえば「岩川水琴の繰り出す変顔のバライティのおかげで」というような書き方はアリだと思いますが。
>ひんやりとした音楽室に、その問いは氷柱ように突き刺さった。
氷柱「の」ように
>呆気にとられる後輩たちを他所に、
とっさに何を言われたのかわからないほど思考が止まった、というようなイメージで「呆気にとられる」としたのかもしれませんが、この言葉だとどうしても「ぼんやりした」みたいなトロいイメージ、または「話についていけなくて愕然とした」みたいな他人事っぽさが入りますんで、直前の「突き刺さった」という言葉とどうも合わない気がします。「色をなくした」「青ざめた」「表情をなくした」「絶句した」等々、今少し当事者としてのショック感の出る語彙がよろしいかと。
>オブリガードは主旋律あっての旋律だ。
音楽用語としてはオブリガー「ト」が正解。数行前の文章では正しい表記になってますが。
>「それなのに、一人ひとりが自分の気持ちばかりで他人の存在を慮ることを怠ってしまったら、合うはずないの。……最も、いじめみたいに一方的に相手を攻撃するなんて、絶対あっちゃいけないことだけど」
テクニカルな話から急に人間関係の話を付け足したようなセリフになっていて、ここは何となく段差というか、話が飛んだような印象がありました。もっとも、ここの修正は単純で、「最も」という言葉を「ましてや」に入れ替えれば済むと思います。私ならそれに加えて、語尾を「いけないこと」で止めますね。その後で莉音の描写に「どきっとしたように/ぎくりとしたように」などの言葉を補えば、まあそう違和感なく流れるんではないかと。さりげなく話を続けている中に強烈な批判を差し込んでくる、沙楽の意地の悪さが表れた文にできますね ^^。
>先程までの冷たい空気は些か熱を帯び、ほとんど部員が顔を上げていた。
ほとんど「の」
>莉音ちゃんたちはタッキー先輩に悪い態度をとるのを辞めるだろうか。
止めるだろうか。
日本語については以上。
>「あれ、のんちゃん?」
> そのときだ。花音の緊迫とした脳内に、やたらと腑抜けた声が響く。
おお、これですね。主人公に何かあったら、絶妙のタイミングで次の展開への道しるべが現れる、という 笑。
ご存じかどうか、こういうのを古代ギリシアの劇用語で「デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神様)」と言いまして、要するに困ったら神が現れて何とかしてくれる、というご都合主義的な芝居の展開パターンを指したものです。
要は、安易な解決とか展開はいかん、ということなんですけど、ある程度はこういうの入れないと話が進みませんしね。うん、いいタイミングだと思います。
ただ、すみません、私、このキャラ憶えてません。えーと……「前奏」のキャラ? これはもう、新キャラ的な登場のさせ方でいいんではないかと思います。
以下、あくまで湾多の書き方ならでは、ですが、「先端だけ丸く突き出ている黒のケースを押さえている。」の次に「……トッくん?」ってセリフにして、そこで今回分は切ります。過去の回想を絡めた紹介は次回の冒頭に持ってくるということで。
まあこんだけ書いとけば次は最小限の紹介で済むという利点もあるので、これはこれということで。
そろそろトンネルの出口が見えてくる展開でしょうかね。楽しみにしてます……けど、えーと、進路の方は大丈夫?
作者からの返信
コメントありがとうございます!
なんか最近、文字の抜けが激しいですね……
最近執筆方法変えたんですよね。以前はちゃんと最初から書いてたんですが、最近ではまず一番最初に言わせたいセリフをバーッと書いて、それから合間合間に地の文を入れたりセリフを並べ替えたりしてるので、コピーアンドペーストを繰り返したりしてるうちにあれ、いつの間にか一文字消えてる!という事態に……
あと「止める」と「辞める」が死ぬほど直らない……
>おお、これですね。主人公に何かあったら、絶妙のタイミングで次の展開への道しるべが現れる、という
漫画あるあるの「ザ・テンプレ」みたいな展開は、実は個人的にあんまり好きではないのですが、流石にそろそろ作者的にも読者様的にも明確な光が欲しい頃ではないかと……笑
本当に、話が進まなかったので……
>「デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神様)」
初めて聞きましたwww
でも確かに、この展開は機械仕掛けですねwww
なんか湾多さんの小説に出てきそう……
>ただ、すみません、私、このキャラ憶えてません。
ですよねwww
「前奏」って投稿したのもう二年前とかですし、カナちゃんとユキちゃんくらいしか印象ないですよねwww
「前奏」を読んでいなくても大丈夫なように、次回で更にもっといろいろ説明入れる予定です!
ですが、本音を言えば、「前奏」をもう一度読んでほしい……第一曲を序盤だと誤解している方がいたら、一度ぜひ目を通していただきたい……です……(小声)
>「先端だけ丸く突き出ている黒のケースを押さえている。」の次に「……トッくん?」ってセリフにして、そこで今回分は切ります
>過去の回想を絡めた紹介は次回の冒頭に持ってくるということで。
正直自分でも、この回想シーンは色々と雑?な印象があったため、回想シーンは次回の冒頭でしっかりと書いた方が良いかもしれません……
ちょうど5000字越えしてるし……
>そろそろトンネルの出口が見えてくる展開でしょうかね。楽しみにしてます
正直、結構な期間曇らせを続けてきたので、途中で飽きてリタイアされることは覚悟していたのですが、ここまで着いてきてくださった読者様には感謝しかございません。
ここからは安心してください……!
>けど、えーと、進路の方は大丈夫?
あーーーー!
そういえば、そのことに関して何も告知しておりませんでした……
ご心配かけて申し訳ないです……
最近、少し投稿ペースも上がってきたし、そりゃ突っ込みたくなりますよね……
進路については近況ノートの方でお伝えいたします。
ご指摘の方、ありがとうございます……!
#20 越えられない壁への応援コメント
短編のその後はいかがでしょうか、とか、冷やかしがてらに w 残暑見舞いのコメントでも、と思って寄ってみたら、この作品の欄にについ二日前の更新の記録が。あれ、と思って確認したら、どうやら今回分の更新通知がこちらに届いてなかったようで、思いがけず書きたてのエピソードに目を通すことが出来ました。
まあ、カクヨムの通知機能がバグることはよくあるんで、とりあえずその件は置いといて、いつものように。
>花音は自分の表情筋がどんどんキツくなっていくのが分かった。宮沢はそうはいなかった。
ここは二段落前の文の繰り返しなんで、そうはい「か」なかった、ですね。
>ピーピー泣くことしか脳がねぇ奴に
辞書だとこの表現は「能がない」です。シャレであえて誤用の漢字を当てるのはありでしょうが、まあここはそういうところでもないんではないかと。
語句はこんなもんですが、文章の流れとして少し気になったところを。
最初の方で体育館に向かう前の場面。
>何も無いはずの地面に向かって、しきりに口を動かし続け、何かを話していたのだ。
という光景を持ってきて、その直後に
>何しているのだろうか、あの人物は誰なのだろうかと気になったものの、ここからでは遠すぎて何も分からない。
と続くんですが、人物特定も出来ないほどクリアに見えないのに、「しきりに口を動かし続け」てるのは見て取れた、というのは、やや無理があるんではないかとw。単純に、角度的に誰だかよくわからなかったとか、どうもうちの部員らしいんだけどはっきり誰とは即座に判定しかねたとか、それぐらいの曖昧さが妥当なところ。その上で、切れ切れに何か喋ってるのが風に乗って聞こえて、という合わせ技なら引っかかりなく読めると思います。
あとですね。
>「何やっとんじゃあお前らぁ!!!!」
突如としてその場に響いた怒号に、
一読目、私はこの声が花音たちに向けられたセリフだったものと読んでしまい、でも先生の描写がそれっきりになってるので、ここはその後の動きも書いた方がいいんでは、とコメントしようとしてよく読み直すと、このセリフ、体育館のど真ん中で叫んでたんですよね。よく読めば、先生の方からだと花音はほぼ視界外と言う状況で、後の方でもその点には触れているんですが、少し誤読気味になった読み手がここに一人いますということで、申告しておきます 笑。
「その場に響いた」という言葉でちょっと引っかかるかもですね。最初から、圧はあったんだけど音源との距離はそこそこある、とわかる表現が出来ればベストなんですが。
さて、今回はここまでのいくつかの伏線が回収されるところでもあり、なおも続く今後の困難をも示唆している、結構重要な節目の話だと思うんですが、ようやくにしてこの連載全体のテーマのユニークさが納得できた気がします。要するに主人公が直面してるのって、「二次被害」なんですよね。熱血教師のパワハラの犠牲になった生徒たちでなく、その下の世代で、微妙に上とぎくしゃくした空気を感じてやりづらさを感じつつも、なかなか自分たちの気持ちを言葉にできないでいるその生きづらさ、と言いますか。
秋葵さんの構想力がただものではないなと思うのは、まさにこういうところです。平凡な着想だと、パワハラに直面した生徒が逆襲してすかっとする話とか(ざまぁ系と言うらしいですが)、せいぜい双方の歩み寄りを描いて前向きなエンドでハッピー、みたいな話にすると思うんですけど、いきなり「というのを出発点にして、その下で断絶感に悩む部員たちの心ひだを描く」というテーマで第一話から書いてらっしゃる。こういう複層的な発想法って、私だとマジで四十過ぎてからやっとできるようになったような、まだまだなような、という感じで ^o^ まあ、たまたま自分の経験の中にそういう話があったから、ということなのかも知れませんけれど、こういう構造の話は多分それほど手がついてない物語だと思うんで、このまま掘り下げていったら将来大きく実を結ぶかもですね。……文学的に、と言う意味であって、印税でたっぷり稼げるかどうかは何とも言えませんけれど。
本作の世界観と外れ気味になりますが、たとえば今六、七十代の「戦争を知らない子供たち」と呼ばれた世代の人たちの鬱屈した生きざまなんか、ある意味本作と近似したテーマだと思います。私もその世代の末端ですけれども、二言目には親とか大人から「私らが子供の時は戦争でね」と呪いのようなフレーズを聞き続けた人たちは、今から思えば立派な二次被害なんですよね。その結果として、今なんか変な風に世界中で右傾化とか陰謀論とかムダに盛り上がってしまってる、と言うのが私の意見なんですけれど……まあこれは完全な余談ですね。とにかく、このテーマをどう処理するのか、続きを楽しみにしたいところ。
というわけで、短編の方はどんな調子でしょう? ^^
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>あれ、と思って確認したら、どうやら今回分の更新通知がこちらに届いてなかったようで、思いがけず書きたてのエピソードに目を通すことが出来ました。
あ、なんか珍しい時間帯にコメントを頂けたので驚きました。たまたまなのかなって思ってたんですけど、通知が来てなかったんですねww
言ったらあれですけど、カクヨムって割とどうでも良い通知ばっかりきて、更新とか肝心の通知来ないような……w
>と続くんですが、人物特定も出来ないほどクリアに見えないのに、「しきりに口を動かし続け」てるのは見て取れた、というのは、やや無理があるんではないかとw
>さて、今回はここまでのいくつかの伏線が回収されるところでもあり、
>要するに主人公が直面してるのって、「二次被害」なんですよね
伏線回収、ちゃんと出来てたみたいで一安心です!
この話、というか「あの音」全体でのテーマの一つとして「連鎖」という言葉が大きな鍵になってきます。
この「連鎖」、実は「前奏」の頃からずっと今まで続いていることで、そもそもとして主人公・花音自体がこの「連鎖」ありきで存在しているんです。
前奏でカナちゃんに笑顔を貰った花音が、「みんなを笑顔にしたい」という彼女の夢を引き継ぎ、本編を通して彼女から引き継いだ夢を叶えるために奮起する、というのが「あの音」の主なストーリー軸です。
これが「良い連鎖」なんだとしたら、現在花音たちが先輩から受けている「二次被害」は、いわば「負の連鎖」なんですよね。
この一連の流れを構想した経緯についてちょっとお話させて頂くんですけど、まず「熱血系勝利至上顧問に一個上の先輩たちまでパワハラされてたけど、自分たちの代から顧問が変わってギリギリ受けなくて済んだ」という状況自体は私の吹奏楽部時代の実話に沿っています。とはいっても、実際は前顧問の指導も作中の描写ほど酷いものでは無く(おそらく「パワハラ」って感じはなくただの熱血厳しい指導って感じ)、だからなのか先輩たちの苦労話を聞かされることはあっても「二次被害」と言うほど断絶感を感じていたわけではなく、先輩後輩の関係もめっっっちゃくっっっちゃ良好でした(他の部活の子からも羨ましがられるくらい、笑)。
当初の設定では、パワハラ顧問の話はそのままで、そのうえで「私達は酷いことされたから、後輩たちのことは守ろう」と二・三年生は一致団結して、結果的に上級生たちは「良い先輩」で終わらせる予定だったんです(それこそ懲戒処分になったのに突然音楽室にやってきて、花音たちに対してパワハラしようとした前顧問を、先輩陣&顧問陣で逆襲する展開なんて考えたり。まさに「ざまぁ系」ですねww)
ただ現実世界では「自分が先輩に厳しくされてきたから、自分が先輩なったら後輩にはちゃんと優しくしようと思っていたのに、いざ先輩になったら同じことをしていた」というケースの方が多いんじゃないかと思ったんです。部活関係ではないですが私自身も同じような感情に襲われたこともあったりして「みんながみんな、自分よりも他人を慮れる善人になれる訳ないよな」と思い直したり。
状況は違いますが、最近ニュースになり話題となった例の強豪甲子園野球部のいじめ問題(あれ思いっきり地元だし同世代www)も、きっと今に始まった話ではなく、ずっと昔から同じようなことは繰り返されてきたと思うんです。問題になっている加害者側の二年生だって、かつては先輩に同じことをされてきた可能性だったありますし、それこそ「自分たちのときは誰も助けてくれなかったのに、どうして後輩たちのときだけこんなに騒がれるんだ」と理不尽すら感じている可能性だってあるんじゃないかなって思うんです(もちろん暴力は法律で禁じられていることで、悪いのは100%加害者ですが……)
「パワハラ上等、むしろみんな同じようなことをされてきたんだから当然」みたいな前時代的な空気って、端から見たら異常だしおかしいことだと思えるけど、渦中にいる人たちはそれが当たり前になっているからその異常性に気が付けない……そんなこと、現実世界のどこにでも転がっていそうで、怖いですね。
で話は戻るんですけど、吹部時代当時(中1)から「先輩たちは(前の)先生から怒鳴られて厳しくされてきたのに、たった一つ生まれる年が違っただけで同じ環境を経験せずに済んだ私達を見て『甘やかされてる』とか『ずるい』とか感じて、イライラしたりしないのかな。私が先輩たちの立場だったら後輩に対してそう思ってしまいそう」と薄々感じていて。並外れに根が優しく強い人達だったから我慢してくれてただけで、本当は複雑な思いもあったんじゃないかな……なんていう、当時の私の多大なる先輩リスペクトから生まれたのが、花音たちが受けている「二次被害」ですね。
まぁ私自身は結局、最後までその「前の怖い先生」から指導を受けるどころか、直接対面する機会もなかったので、当時の先輩方の話から想像するしかできないのが、今になって「惜しいな」と思いますね。実際に私もその場にいれば、ここら辺の話はもっとリアリティかつ深みのある仕上がりになっていたかもしれません。
まぁ花音たちの代のキャラが激減するか、下手すれば「あの音」自体無かった可能性もありますが……w
もしかしたら、今後作中でパワハラ顧問が登場して、再び美鈴先輩たちの前に現れる展開も……あるかもしれないし、無いかもしれません(笑)
>二言目には親とか大人から「私らが子供の時は戦争でね」と呪いのようなフレーズを聞き続けた人たちは、
流石に猫丸は世代的に「戦争」まではいかないけど、けどなんか聞き覚えのあるフレーズですww
昭和生まれの両親(特に父親)から「儂らが子供の時は普通に先生に殴られてた」とか、「部活で先輩に囲まれて説教された」とか、「最近は全体的に甘くなってる、今の若いのは根性がなってない」とかww
最近はこういう「苦労話」的な発言も、ちょっとハラスメント扱いされてきていますが、あれなんですかね、ちょうど親の親世代(私の祖父母世代)がちょうど戦中戦後の時代のはずなので、親に「私らが子どもの時は戦争で〜」「あなたたちは恵まれてるのよ」って言われながら育った子供たちが、今度は自分の子供に同じことを言ってるパターン……?
そう考えると、戦後80年時代にも関わらず、未だに戦争の「負の連鎖」が続いてるかもしれないってことですよね。
なんというか、闇が深いですね……
私の父親も、湾多さんみたいにもっと客観的な立場で世の中を見てくれる人なら良かったのに……笑
>というわけで、短編の方はどんな調子でしょう? ^^
えっと、あのですね、書いてたんですよ。書いてたんですけど(言い訳)、当初の予定よりも短く終わらせたり、多重視点にするか迷ったりして、設定がごちゃついたりしてまして(震え)。
決してあのまま打ち切りにするなんてことないので、流石にしないのでっ(2回目)
今年こそは二作応募するぞ、参加資格最後のカクヨム甲子園に……!
#19 受け入れてへの応援コメント
悪い風が吹き止んで、一瞬凪になってる瞬間、みたいな場面でしょうかね。ドラマ作法のパターン的には、この後に止んだと思った風がひときわ大荒れになって、そのクライマックスで急に雲が切れていくか、この無風状態から徐々に反対方向のいい風が吹き始める、とかなんですけど、さて。
もうほとんど口出しするようなとこはないんですけど、とりあえず脱字?が一ヶ所。
>『何にも分かってなくせに何言ってんだコイツ』ってなるのは当たり前じゃない?
分かってな「い」くせに、かな? 方言用法とかでなければ。
あと、序盤の説明部分の
「今日は音楽室で、一年生の音楽科の歌のテストが ~ 二人で他の四人の楽器も一緒に下ろしている」
ですが、ここが一読して「?」なところでした。まず、今現在が金管六重奏のアンサンブルの練習準備にかかっている場面なんだ、という説明がほしいということ。ここまでの章はアンサンブルのことばかりなのだから、流れ的には省略できそうなことですけれど、歌のテストが何とかという情報と錯綜しがちなので、ひとこと入ると迷わずに済むかなと思います。この点で引っかかる読み手はもしかしたら多くはないかも知れませんが。
あと、音楽科のテストってのは、音楽の授業内でのテスト? それとも、ちゃんと読んでなかったけど中学校に音楽科があって、そこの学科生のテストってこと? 「後の三人が順番待ち」とか書いてるんで、前者だとは思いますが、それならそれで「歌のテストって何?」という問題が ^^。普通の公立中学でそういう実技テストはまずやらないと思うんだけど……ここまでで何か事前説明あったっけ? 我ながら読み方も結構いいかげんなんで(そこはまあ正直、湾多だけじゃないと思う)、少し前にちらっと書いたこととか忘れてしまうんで、すみません。本題に関係ない話らしいので読み流せましたが、序盤なんでちょっとノイズが入ったような感じで、この先はさらさらと流れる語りっぷりだっただけにもったいないかなと。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>悪い風が吹き止んで、一瞬凪になってる瞬間、みたいな場面でしょうかね。
今後の展開は如何に……??
>分かってな「い」くせに、かな? 方言用法とかでなければ。
ここ普通に誤字です💦
最近こういう誤字増えた気がする……(゜゜)
>あと、音楽科のテストってのは、音楽の授業内でのテスト?
>普通の公立中学でそういう実技テストはまずやらないと思うんだけど……
ここの部分はちょっと端折りすぎました……
まず、若の宮中学校はごく普通の公立中なのは間違いないです。なので生徒全員の必須科目である音楽の授業の中で行われた歌のテスト、と考えて頂きたいです。(ちなみにこのとき歌のテストを受けているのは一年生のみです)
でも歌の尺上の関係で、クラスメイト全員が一時間の授業でテストを行うのは難しく(一人ずつ別室に呼ばれて先生の目の前で歌う、というやり方なので)、順番が回ってこなかった人は放課後にやる、という感じです。
なのでここの場面では、花音と夏琴は順番が回ってきて授業内で終えられたので部活に参加していて、来てないメンバーは歌のテストの順番待ちをしている、と考えて頂きたいです。(順番待ちの最中に練習したりしています)
音楽科の歌のテストやリコーダーのテストって、特に小中学校だと割とどこの学校もやっているイメージだったんですけど、やってない学校もあるんですね(⊙⊙)
けど、先生の目の前で(学校によっては他のクラスメイトがいる前で)歌わなきゃいけないので、結構苦痛に思っている子の方が多い印象でしたねw(私は割と好きだったけど、、、)
無い方がいいですねwww
あと、早速新作の方も読んでくださってありがとうございます!✨
今回は年頃の少女のライトっぽさ前面の作品なので、いままで書いてきたものとは結構違う感じなんですけど、お楽しみ頂ければと思います!✨
#18 このバカっ!への応援コメント
例のごとく語句に関していくつか
>ハーモニーデレクター
「ハーモニーディレクター」ですね
>ひゃっ!と花音はビクリと肩をすくめる。
「ひゃっと」と「ピクリと」がかぶり気味の表現なんで、どちらかだけにしておくのがよいかと。
>この音楽室のどこかしこに潜んでいると思う
「どこかしこ」という語で検索してみましたけれど、単語としては存在しているようでも、実際の文例がほとんど見つかりませんでした。「どこもかしこも」という形でなら出てきますけど、この文には合いませんし。
私の感覚だと、ここは「そこかしこに潜んでいる」ではないかと思うんですが、「どこかしこ『に』も潜んでいる」ならアリかなとも思いました。参考までに。
>「……ったく。女子に慰められるなんて、音程どうこうよりそっちの方がよっぽど恥ずいだろ」
>「あれ? 北上くん、前に花音ちゃんに励まされて大笑いしたとか言ってなかったっけ?」
> はんっ、と偉そうに鼻で笑った響介に、舞香がきょとんと首をひねる。は、はぁ?!と響介の顔が赤く染まる。
えーと、私もこういう感じでセリフの後ろでごちゃっとまとめた形で説明入れることがあるんで、あんまり偉そうに言えないんですけど、ここは以下のような順番の文の方が自然かと思いました。これも参考までに。
>「……ったく。女子に慰められるなんて、音程どうこうよりそっちの方がよっぽど恥ずいだろ」
> はんっ、と偉そうに鼻で笑った響介に、舞香がきょとんと首をひねる。
>「あれ? 北上くん、前に花音ちゃんに励まされて大笑いしたとか言ってなかったっけ?」
> は、はぁ?!と響介の顔が赤く染まる。
ところでハーモニーディレクターですが、自分、これの現物って見たことないんですよね。もちろん使っている現場も。あの機械って、音の高い低いがメーターとかインジケーターの形で表示されたりはしないんですかね? 我々の代はコルグのメーター式のチューナーをご本尊のように崇めてまして 笑、プラスマイナス五十の目盛りの間を針がぐらぐら揺れてるのを目の前に突き付けられてましたんで、いやでも音の不安定さが実感できました。なんだか聞いてると今の機械の方が使いにくそう。っていうか、
>演奏の中の足りない部分をことさら取り上げては、吹雪の納得が得られるまで何十回でも同じところを繰り返させる。
これはこれであんまりうまい指導法じゃないなあと言う印象も w。まあ、「普通の」吹部の指導風景だなと言ってしまえばその通りなんですけれど。
ここまで音感育ってないんなら、やっぱり声出して歌うところからかな? 結果、声でも壊滅的な音痴でかつ自覚がないようだと、ちょっと普通の講師だと手に負えないという気が ^^。
ところで今回いちばんインパクトがあるのは、なんといっても最後の
>がら空きになっている音楽室の入り口の向こうから、鋭い眼光。
なんかここだけホラーになってますねー。いや、バランスが悪いとかそういう意味じゃないんですけどね。ただ、こんだけ前振りやった以上は、それなりに闇深いシーンが待っているということでしょうか? それはそれで、読みたいような読みたくないような w
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>ひゃっ!と花音はビクリと肩をすくめる
自分で書いててあれなんですけど、ひゃっ!って何だろうww
冷たかったんか?www
>あの機械って、音の高い低いがメーターとかインジケーターの形で表示されたりはしないんですかね
えー…どうなんだろ……
私の母校では、音程確認は一人一台持たされてた普通の四角いチューナを使っていました。
全体チューニングの際は、アンプにつないだハーモニーディレクターから大音量でB♭の音を鳴らしっぱなしにして、それに合わせるみたいな感じでした。
ゴルクのメーター式チューナー!!多分それらしきもの、使ってる先輩いました!!
大体みんな普通の四角い液晶型のやつでしたので、「うわぁあの先輩のチューナーかっこよ」とか思ってましたww
>プラスマイナス五十の目盛りの間を針がぐらぐら揺れてるのを目の前に突き付けられてましたんで、いやでも音の不安定さが実感できました
>なんだか聞いてると今の機械の方が使いにくそう
今の機械が使いにくい、っていうか、若中吹部のチューニング方法にちょっと問題(?)があるんですよね。
いままで合奏前のチューニング風景を描写する機会がなかったので、この場を借りて新たに説明させてもらうんですけど、若中吹部はチューニングのときに「チューナーを見ちゃいけない」っていう謎の決まりがあるんですよwww
私の中1のときに実際にあった決まり事なんですけど、当時の先輩方曰く「本番はチューナー見れないから、音程は耳で聴いて合わせるのが基本」らしく……
なので、チューナーは基本、使うとしても全体でのチューニングの前に個人で音出しする時までで、全体で合わせるときは使っちゃダメでした。
うっかり点けっぱなしにしていたときは普通に「切って」って言われたし、音程合わないときも「音聴いて声に出して歌って」と言われていました(あまりに合わないときは使っていたけど)。
なので中1のときの猫丸は、鳴らしっぱの大音量のB♭の音に合わせて「あー♪」と歌って、それからチューニングしてました。
とにかく先輩たちは、チューナーを全く信用していませんでしたねww
あれですね、チューナーの存在意義って「自分たちじゃ音程確認出来ないときに使う道具」って感じだし、先輩たちは自分たちでしっかり正しい音程をとれる優秀な方々だったんですよ。
ちなみにそんな優秀な先輩方が引退してからというもの、私たち不真面目後輩はチューニング中であろうが合奏中であろうが、バリバリチューナー使うようになりましたとさwww
(顧問の先生は使おうが使わまいがどっちでもいいって感じでした。元々「音程は耳で合わせる」っていうのは前の顧問の先生(猫丸の代と入れ替わりの)のやり方だったそうですし)
そんな先輩方のやり方を、作中でもそのまま反映させてもらってます。ですのである意味、大瀬祐揮の音程悪い問題の発覚が遅れたのもそのせいです。目の前の針がぐわんぐわん揺れていたら、流石の祐揮くんでも自分のピッチの悪さに気づきますねきっとww
>ここまで音感育ってないんなら、やっぱり声出して歌うところからかな?
ごちゃごちゃと書きましたが、やっぱり祐揮くんのピッチがやばいのは、本人の壊滅的な音感の無さが一番に違いないですね。
自分でピッチ悪いの分かってるけど直せない、みたいなタイプだったら、口の使い方とか息のスピードとか指導すればまだ改善の余地ありそうですけど、それが分からないとちょっとどうしようもないですねww
まぁきっともうすぐ……もうすぐ何か手助けがあるはず……きっと……
>なんかここだけホラーになってますねー
怖いですねー(棒)
金管だけだったらこんなにわちゃわちゃしてるのに、他パートが絡むと一瞬で殺伐とするというwww
花音は金管でよかったですねーw
コレ実話に沿ってるので、花音はユーフォに移動することで金管に残ってるけど、ホルンのままで木管に行く流れにしても全然良かったかもww そっちのほうが渡部先輩のヤバ指導もより間近で見ることができて、こっちとしても花音に感情移入しやすかったかな……
でもあれだな、そしたら花音と里律の喧嘩シーンは多分無かったですね。あの考え無しの綺麗事と情緒不安定のぶつかり合い、まさにThe・中学生って感じで作者は結構気に入ってるんですよねww
ようやく前を向けた花音が木管で揉まれまくるIFストーリーも、考えるだけ考えておこうかなwww
#17 分かんない!への応援コメント
話が適度に波打っていて、割とすぐ解決しそうな話がいくつも尾を引いてさらに複雑化していきそうな、でもどこかでドラマな展開が起きそうな、という語りの押し引きの塩梅が、またリアルっぽいなあと思います。人気シリーズのテレビドラマのシナリオが何となくこんな感じで、どれも小さなエピソードなんだけど、全部きれいに落着してくれなくて、ストーリーがらせんを描きながらひたすら視聴者を釘付けにするというあざとい ^^ 構成を意識して作り込んでいるわけですね。
いい流れだと思います。まあ、引っ張り過ぎると読む方の忍耐も途切れてしまうんで、そろそろ解決は近いよ、とか、この時期までがんばって読んだらすっきりできるかもね、みたいな予告、あるいは予告のヒントみたいなものをどこかに置いてもらえればなあ、とも思います。やや上級寄りのリクエストではありますが。
で、ですね。
近況ノートでのヒントだとちょっとアレだったかもしれませんが、今回分の文章に関してまず一つ目、「加藤りつ」のキャラ名の表記が「里律」「里津」の二種類出来てて混在してます。スマートフォンで読み書きしてたりすると、フォントの違いがちょっと分かりにくかったりするかもしれません。実は#17以前の文でも混在してたのかもしれませんけど、今回はとにかく混じり具合が激しくて、一、二か所だけ、というような感じではないので、よろしくご確認ください。
さて、この先は行単位の話になりますが、
>「せっかくなら二人も立候補したら?」
ここで「二人」と書いてあるのだけど、実際にその場の「もう一人」が判明するのは(読み手の画面によっては)十行ぐらい先です。読み飛ばしてくれる読者はそうでもないでしょうが、じっくり読んでるとやや引っかかるところかも。
特に登場の仕方を凝るべきところでもないので、最初から「花音と里律は純恋の後ろについて二人並んで歩いていた」とかの描写があっていいと思います。
あるいは、純恋のセリフの「二人も」を「あんたたちも」とか「君らも」とかにすれば、若干印象が変わるかもです。「二人」と数字が出てくると、「もう一人って誰?」みたいに突っ込みがちですけど、ただの人称代名詞ならわりと読み流せる……かも知れません。
>突然、奏多から以前のような覇気は消え失せ、
「突然」だと唐突度が強すぎる感じ。前文との兼ね合いからすると「当然の流れとして」とか「そんなわけで、ほんの数日で」とかでしょうか。
>莉音は花音の反応の薄さが腑に落ちないのか、
「腑に落ちない」だとちょっと弱い。もっとイラっと来てる感じなんで、まさに「反応の薄さにイラっと来たのか」とか「業を煮やして」とか。
>「何で?どけてよ。帰っちゃうじゃん」
この「どけてよ」はもしかしたら方言的用法でしょうかね。だったらアリとも言えるんですが、一般的な言葉遣いだとここは「どいてよ」。
>必死に目力を強くする。
秋葵さんの文章でこれまでも何度か見かけてきた表現ですね。最近若い世代で使われてる描写の仕方とかだったらアリなのかな、とも思いますが、一応我々ぐらいの世代だと、目力=コスメ用語、という認識です。
人口に膾炙しているのは、目元をくっきりさせる、目元の魅力をアピールする、みたいな意味内容だと思いますので、そういう一般論を承知でこういう表現に挑戦するというのなら、それもよし。少なくとも、言わんとすることはよく解りますんで。
>ぐいっ、と肩を強く押された。
実際に一瞬だけ押されたのかもしれませんけど、すぐ後に「引き離した」とあるので、「強く引かれた」「引っ張られた」あるいは「肩にがばっと手を置かれた」などの方が動きを想像しやすい表記ではあります。
細かい指摘ばかりになりましたが、よろしければ参考にしてください。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>ストーリーがらせんを描きながらひたすら視聴者を釘付けにするというあざとい ^^ 構成を意識して作り込んでいるわけですね。
あざとい?のかは分からないですが(笑)、
長編だし、部活モノでせっかくこんなにたくさんキャラ(部員)もいるんだから、その分エピソードも色々作りたいし、なんか二つか三つくらい絡ませたら面白そうじゃない?とか、作者自身も割と手探りで進めているところがあるので、読者様からすればもしかしたら「なんか(今なんの話をしてるのか)よくわかんない」状態になってないかな…とかビクビクしながら書き進めていたんですけど、でも「リアルっぽい」と言って下さって安心しました。(笑)
「あの音」で一番意識しているところがそこなので…
テレビドラマのシナリオ、は確かに似てるのかなぁと思います。「あの音」って私の中で「小説」というよりかは、どっちかというとアニメっぽい感じを意識して書いていて、じっくりと文字を吟味して楽しむ、というよりかは、アニメや漫画みたいにキャラクターの動きを頭の中で即座に映像に変換できて、テンポよい会話やコロコロ変わる展開を楽しんでもらう、といったコンセプトをとっているんですよね(実際に出来ているかは置いておいて…)。
読む「アニメ」、観る「小説」を目指してます。(笑)
>「加藤りつ」のキャラ名の表記が「里律」「里津」の二種類出来てて混在してます。
そこだったのかーーーー!!
えっと、「里律」が正しいです。(旋律の「律」から取って名付けたので…!)
猫丸の気をつけるべき誤字項目がまた一つ増えたみたいです(笑)(キャラ名なんて流石に間違えようがないとか思ってた…)
>突然、奏多から以前のような覇気は消え失せ、
すみません、ここも単に誤字です…
「当然」の間違いでした…
>「何で?どけてよ。帰っちゃうじゃん」
>この「どけてよ」はもしかしたら方言的用法でしょうかね。
「どけてよ」って言わないんですねΣ(・□・;)
でも確かに話言葉感満載って感じ…
「ちょっとどけて」とか広島ではかなり高頻度で耳にします!
>目力=コスメ用語、という認識です。
言われてみれば確かに…!?
やべぇ猫丸(※JK)の女子力の低さが露見しっ……
全然、現代でもそういう意味で使うはずです…多分…
編集済
#16 歌とトトロへの応援コメント
4/15追記、後再修正
>へっ、と花音は体を固着させる。
多分「硬直させる」かなと。
>演奏聴いて音当ててすぐ実演、は流石にできないものの、音を確認できる機械があれば、
機会、ですね。
さて、この回のコメントすべきところはこれぐらいなんですが、
>ホルンのソロ譜はあまり種類もないし、何より市販のものはお金もかかる。だから、花音の部屋にはそうやって作った手書き楽譜が何十枚もある。
これはいかにもこの主人公らしいし、このままこういう努力を積み重ねてほしいとも思うんですけれど、もしかしたら作者ご本人もご存じではないのかも、とも思いましたんで、ちょっとした入れ知恵。とっくに知ってて、花音にはあえて苦労させてる、ということでしたら、読み流してください w
IMSLPというものがありまして。私は「国際タダ楽譜サイト」と勝手に呼んでますが、要するに著作権が切れててネット公開して何ら問題ない古今の(主にクラシック方向の)楽譜のデータを集めて公開しておられる、とてもありがたいサイトです。当然、ホルンのソロ曲とかアンサンブル曲とか協奏曲なんかもあります。
https://imslp.org/
全部英語で、探し方なんかにも色々とコツがあるんですけど、とりあえずこのページ見れば、だいたいの有名どころは全部閲覧できるかと。まあ間違っても「トトロ」はありませんけどね w
https://imslp.org/wiki/List_of_Compositions_Featuring_the_Horn
追記
あ、「機械」であってたんですね。確かに「機会」だと日本語が少し変かな。
ただ、そういうニュアンスでしたら、「機械」よりは「手段」とするほうが伝わりやすいかもですね。あるいは「道具」か、はっきり「楽器」でも。
「耳コピ」の過程はこちらの想像通りです。だいたいみんなそんなやり方でやってるんじゃないかな。まあ私なんかはもう少し小ずるい方法とか、マジで機械とか使ってますが w
あと、imslpのメインページは下の方に言語選択の欄がありますので、「日本語」を選べば、まあ最低限の案内文なんかは日本語になります。曲名とか作曲者名は英語名を知らないと話になりませんけれどね。
ちなみに#12のコメントで書いたマデトヤの作品のページはこちら。
https://imslp.org/wiki/Pianokappaletta%2C_Op.31_(Madetoja%2C_Leevi)
曲名のところクリックしたら、「会員になって」というメッセージページが出てきますが、十五秒黙ってスルーしてたら w、「ダウンロードの再開」のリンクが現れますんで、クリックするとpdfの楽譜ページに切り替わります。あとは印刷するなり、記念に保存するなり。
この曲にはないですけれど、中にはタダ音源がついてる曲もあるんで、使い方憶えるとほんとに重宝します。
作者からの返信
二回にも渡り、貴重なコメントありがとうございます!
>演奏聴いて音当ててすぐ実演、は流石にできないものの、音を確認できる機械があれば、
この「機械」って、ピアノとかの、音を鳴らして「ドレミ」のことが正確に把握出来る機械のことなんです(機械っていうか、楽器)
ちょっと分かりづらくて申し訳ないのですが、実際に花音がどうやって「耳コピ」しているかと言いますと、まず合奏なんかでメロディーを聴いてその音を想像する(この音は「ド」で、次に「ファ」上がっていくっぽいな、的な。なのでこの時点では正確な音は分かっていない)→実際にピアノで音を鳴らして確かめる(ピアノで弾けば音が合ってるのか間違っているのかすぐ分かるから。もし間違っていたらひたすら鍵盤押して、正しい音を探す)→正しい音を全部楽譜に書き起こす→楽譜完成
っていう流れなんです。
なので、ピアノじゃない他の楽器でも出来ないことはないですが、花音の家にはピアノしかない設定があるし、鍵盤ちょっと押したらすぐ音が鳴ってくれる(音を鳴らすこと自体の労力が他の楽器に比べて圧倒的に少ない、っていうか無いに等しい)ピアノが一番音を確認するのに見易いと思いまして、、、
結構手間のかかるやり方だとは感じています(笑) まぁ、その辺は効率をあまり意識しない中学生らしくていいかなぁ、とか思って、、、(笑)
>IMSLPというものがありまして。私は「国際タダ楽譜サイト」と勝手に呼んでますが、
国際タダ楽譜サイト、、、w
実際サイトの方に行ってみたんですけど、本当に英語オンリーでビビりました( Ꙭ)
どっちかといえばJPOPとかの演奏をついつい好んでしまう私ですが、この際なのでクラシック系のことももっと勉強しないといけないかも、とかは最近思ってきました、、、吹奏楽小説を書いている身としては、、、
#15 先輩の異変への応援コメント
今回は少し長くなりますが、まずは例によって小さな語句の使い方に関しまして。
>あの二人の喧嘩を仲介してくれようとしているのだろう。
これはよくネットに上がってる事例なんですけど、ケンカを仲介するということは、ケンカをやりたがってる者同士の間を取り持ってケンカさせてあげる、という意味になってしまいます w。ここは「仲裁」ですね。
>それどころか、床に倒れ込んだまま一ミリたりとも動かないのだ。
この子の症状がどういうものなのかわからないので、もしかしたら本当にこういう状態だったのかも知れませんが、その少し先で「起き上がろうともがいていた」とあるので、「一ミリたりとも」というのは書き過ぎかなと思います。完全に失神してるとかの状態にも受け取れますし、「動こうとしているのだけど、ほとんど身を動かせなかった」という描写になるよう、「指先だけでわずかにあがいていた」とか「肩や背中の辺りが微かに波打っていた」とか、検討してみてください。
さて、この先はあえてコメントすべきことなのかどうか迷いましたけれども、今後、小説の文章を考える一つの補助線になるかも知れないということで、書いておこうかと。
今回の#15なんですが、私の感覚だと情景描写の順序が今一つピリッとしていないところが散見されるように思いました。というのも、ストーリーの中心は先輩二人(+一人)が揉めているその現場なんですが、視点人物の主人公は少し離れたところでそれを見ていて、その他のギャラリーの様子なども折に触れて言及したりと、実況中継のカメラが結構頻繁に切り替わってる印象なんですね。
よくある「視点がぶれている」感じはしないんですけれど、たとえば次の場面
>「っ、関係ないだろ、邪魔しないでくれよ!」
> その怒鳴り声と、ドンッ!とはっきりとした打撃音が、音楽室の外まで聞こえてきた。その瞬間、部員たちは息を呑む。
> キャァッ!と悲鳴が響く。奏多が初音を乱暴に振り払ったのだ。かなり力を込めたのか、小柄な初音の体は否応なく吹っ飛び、そのまま軽く三メートルは離れた場所に転がった。
ここはカメラが切り替わっているというよりは、主人公の立ち位置から全部の情景を語ろうとして却って煩雑になってしまった印象なんですが、それ以前の問題として、セリフに一つ一つ説明を加えているので、スピード感と緊迫感が削がれてしまってます。加えて、こういう場面なのに必ずしも必要ではない語句が多いので、その意味でもだぶついた感じになってます。以下は私が書くなら、の文案ですが、
「っ、関係ないだろ、邪魔しないでくれよ!」
「キャァッ!」
ドンッ!と重たい打撃音が響いて、初音が三メートルほど離れた床に転がった。奏多が乱暴に振り払ったせいで、吹っ飛ばされたのだ。
部員たちが一斉に息を呑んだ。
この分量でいいんではないかと。あと、ひとつながりの情景はひとつながりとして書き、視覚情報をまず一旦並べることを意識してください。後付けっぽく説明できることとか周辺情報はその後で。
これの前の部分はそうでもなかったんですけど、ここはこのシーンのクライマックス的な部分ですんで、ある程度まとまったアクションをひとつながりにする方が読みやすいと思います。まああくまで一案ですので、参考にしていただければ。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>ケンカを仲介するということは、ケンカをやりたがってる者同士の間を取り持ってケンカさせてあげる、という意味になってしまいます w
Σ(゜ロ゜)
やばいやばい、全く別の話になっちゃう(笑)
>その少し先で「起き上がろうともがいていた」とあるので、「一ミリたりとも」というのは書き過ぎかなと思います。
この場面の初音はまさに「這いつくばっている」体勢で(地面に手をついて体を起こそうとしている、けど出来ない)、だから「1ミリたりとも動かない」の方が間違った描写です、、、
>視点人物の主人公は少し離れたところでそれを見ていて、その他のギャラリーの様子なども折に触れて言及したりと、
そうなんですよ、ここ、語り手である主人公に向かって行われているシーンじゃなくて、主人公は完全に「その他観衆」扱いなんですよね(上級生同士の対立なので、、、)。
だから、主人公にどのくらい迫力を感じさせるかが微妙でして、、、
目の前で先輩たちの生喧嘩を目撃してしまって「エッ!」「うわっ!」「あぁー!」とか思いっきり感情移入させるのか、それとも「第三者」として少し離れた視点で、すぐ近くの同級生の反応も合わせて客観的に語らせるのか、その辺のさじ加減が難しくて、、、
先輩たちの喧嘩ばかり描写させて、間近くにいる同級生の反応の描写一つないのも変だと思ったんですけと、どっちかと言えば感受性豊かな花音が、喧嘩の迫力に呑まれてそれだけに夢中になっていた、という設定でもおかしくないし、、、なんかむしろそっちの方が花音らしいかも、、、
>それ以前の問題として、セリフに一つ一つ説明を加えているので、スピード感と緊迫感が削がれてしまってます。
うわっ、確かに、、、
多分この話に限った事じゃないと思うんですけど私、読者様にその場面の描写全てが正しく伝わるようにと、説明を長ったらしくしてしまいがちな気がする、、、
そのせいで話の字数が増えるのかもしれません。普通の場面だったらまだいいかもしれないけど、こういうアクションシーンだともたついちゃうというか、読者様に迫力が伝わらないですよね、、、
なんかすごい元も子もないことをしてしまいつつある気がする、、
こういうアクションシーン難しい、、、言い訳みたいになってしまうのですが、「あの音」って基本的に平和に物語が進んで行くので、正直あんまり書き慣れていないんですよね、、、
けど、これからこういう見応えある?シーンも多く取り入れたいし、湾多さんが下さったアドバイスや例を元に、色々頑張って研究しようと思います。
平和すぎてもつまらんくて、読者離れが悪化しそうだし、、、(笑)
#14 対立への応援コメント
毎度おなじみの勝手に校正サービスです ^^。
>確かに奏多は練習に熱心するあまり周囲をよく見れていないことも多く、周囲から少し浮いた雰囲気はあった。
熱心「すぎる」あまり、でしょうか。あるいは「熱心なあまり」でも通りますが。
あと、「周囲を」「周囲から」と同語反復みたいになっているのがくどい感じ。後半の「周囲から」はまるまる削っても意味は通ります。
>どおりで篠宮ちゃんがあんなテンパってたわけよ
漢字だと「道理で」で、ひらがなだと「どうりで」なんですが(これは以前にも書いたかも)、中学生のセリフのやや乱れた感じを演出する意図で「どおりで」ならアリかなと。
>今、彼に対して嫌悪感しか沸かない。
この文脈だと「湧かない」。
ところで「バラバラな調律」なる章タイトルはいかがなものか、とのお話ですが、まあ名タイトルとは言わないにしても、落としどころとしてはそんなもんではないかと思います。徹底的に音楽用語を探せば、よりイメージに近い言葉が出てくるかもしれませんが、一般の読み手にイメージしやすい言葉の範囲だと「調律」ぐらいだろうなと。少なくとも、イメージの根幹は伝わってると思いますんで。
作者からの返信
遅くなりましたが、コメントありがとうございます!
やばい、ちょっと今回一気に書いたからなのか誤字多めですね…
>あと、「周囲を」「周囲から」と同語反復みたいになっているのがくどい感じ。
くどすぎますね……
こういう、同じ言葉重複するの、個人的に一番嫌いな誤字かも( ºωº )
>漢字だと「道理で」で、ひらがなだと「どうりで」なんですが(これは以前にも書いたかも)、
最初は普通に「道理で」と書いていたのですが、なんかちょっと固い感じがキャラに合ってないかなと思い平仮名にしたところで、実際の発音はもっと舌足らずな感じ(「どーりで」に近い)なので、「どおり」でもアリなのかな……
私は、(「」内でのセリフだと特に)喋っているキャラクターの性格に合わせて日本語を乱すこともあるのですが(私くらいの年で女子なら「ー」「〜」とか多用してる物書きも多い気がする、いわゆる夢小説?)、けどやっぱりどんな世代の方が読んでもいいように、日本語はきっちり正しく使うべきなのでは…?と迷うこともあります(笑)
「〜」とか「ー」とか使いまくって文章が破綻してる夢小説は結構抵抗があります。ていうか私の黒歴史ノートの中身がそんな感じだったので……w
>一般の読み手にイメージしやすい言葉の範囲だと「調律」ぐらいだろうなと。
「チューニング」をそのまま日本語訳したのが「調律」でしたし、そのくらいしかないですよね……
「バラバラ」を日本語訳かけたら(Googleにて)「不揃い」「破綻」とか色々出てきて、
「不揃いの調律」…?いやなんかもっと微妙……とかいろいろ悩んで、結局「バラバラな調律」が一番しっくり来ました(笑)
うーん多分、「カナ語+日本語」という組み合わせがなんか違和感あるんですよね……いや待てよ、「笑顔のメロディー(第五楽章タイトル)」は個人的に結局お気に入りだし……
#12 疑問への応援コメント
ドラマがほどよく複雑になってきて、そういう意味ではリアリティの度合いが一段増したような印象ですね。もっとも、それは言い換えると「これ以上ややこしくすると読者が脱落するかも」というゾーンに入っているということでもありますので、多人数のキャラクターを整理よくグループ分けするとか、目下の話のメインはこの人とこの人、ということを見失わずにすむような工夫とかを意識してもらえるとグッドです。
で、今回の日本語ですが。
>祐揮のピッチ問題は、もはや部全体の問題化している。
「問題化する」という言葉がないわけではありませんが、「部全体の問題化している」というように連体修飾語までくっついた上で動詞化すると、さすがにちょっと無理っぽい語感になるのではと思います。「部全体の問題と化している」とするか、「もはや部全体を巻き込む形で問題化している」のような形にするか、ですね。
>花音の発言は、以外にも周囲の注目を集めた。
意外にも
あと、この文は直前の、会話が続いている連より前に置いた方がいいと思います。「花音の発言」のセリフからちょっと離れすぎかなと。
>けど、彼の言うことは的を得ている気がした。
これはあちこちでよく議論になるんですが、教科書レベルの日本語だと「的を射ている」が正解だということになってます。「得る」という言葉を使うのでしたら、「当を得る」「要領を得る」などを選択するのが本来です。あんまりにも誤用が多くなってしまって、近年だと、もういいか、という空気になってはいますから、そろそろ許容範囲かなとは思いますが。
>失望させてしまったのではないが、と気が気では無かった。
失望させてしまったのではない「か」
にしても、マデトヤとは珍しい。なんとマニアックなチョイス、と思ったら、アンサンブル譜の人気曲になってるんですね。フィンランドの百年近い前の作曲家ですが、私も名前しか知らなくて、どこか南米の人かなと思ってました w。
リンク先の動画をチェックすると、この曲はどうやらフルート三重奏のオリジナル曲ではなく、なのに元の曲の情報が全然なかったので、ちょっと意地になって調べてみました。多分どうでもいい話でしょうが、これの原曲はピアノ曲で、作品31のピアノ小品集(原曲は四曲構成)から曲順も入れ替えた上で三声部のアンサンブル曲にアレンジしたようですね。フルート三本でうまい具合に編曲したなあと、へえーと思いながら試聴しました ^^。それにしても、どこからこんな曲の情報つかんで来たんだか。
横暴な先生のネタには思わずニヤリとしました。っていうか、これぐらいだったらトラウマにならないんじゃないかな。でも最近の中学生だったら耐性的にアウトなんでしょうか?
>ひどいときは指揮棒を投げつけたり、生徒の譜面台を蹴飛ばし、それで倒れた譜面台が楽器に当たって破損したこともあったり、
指揮棒投げるなんて普通だと思います 笑。譜面台蹴とばすのも、生徒本人を蹴とばさないだけまだましかと。
私の感覚だと、昭和な指揮者のバイオレンスな行動なんかよりも、しばしばその手の番組でポジティブに紹介されている、今時の有名校で指揮者が口にしている言葉の中身の方が、よっぽど問題だと思いますね。まあ指導の在り方は千差万別なんで、具体的には踏み込みませんけど……ピリピリした空気作って叩きつけるような言葉吐き散らしても音楽にならんやろ? と皮肉の一つも言いたくなるような例があんまりにも多いような。あんた、楽器のことなんもわかってへんやろ、と言いたくなることも w。完全余談ですが。
ところで今回は文字数が多くなったことを気にしておられるようですが、正直、私も長いとは思いますねー。こんなんじゃだめだ、とまでは言いませんけど。
ドラマのまとまりが二つ以上できてしまってるのが、「なんか長いな」と思わせる要因になってるのでしょう。ちなみに私だったら、切るとしたら、
>ふと、気になった。今のわたしたちのこと、先輩たちはどう思っているのだろう。
ここで止めて、軽く次回への引きにするか、さもなければこの話題のことを語りつくしたところ、つまり、
>何か、上級生たちの間であるのだろうか。一年生に優しくする理由が。賞に、結果に、金賞に固執しない理由が。
ここで切りよく引き上げるか、ですね。
作者からの返信
コメント&校正訂正、いつもありがとうございます!
>「これ以上ややこしくすると読者が脱落するかも」というゾーンに入っているということでもあります
>多人数のキャラクターを整理よくグループ分けするとか、目下の話のメインはこの人とこの人、ということを見失わずにすむような工夫とかを意識してもらえるとグッドです。
ここから先は新たな人物が登場することもほとんどないので、とりあえず現段階で出ている部員たちをなんとか綺麗にまとめなければ(笑)
現段階の問題といえば、大まかに分けると
・金管の問題(トロンボーン・祐揮のピッチが絶望的に合わないこと)
・木管の問題(サックス・奏多の暴走)
の三つで、現在作中ではこれらの問題を交互にピックアップしている感じなので、その流れは変わることはないと思います。
金管の方は比較的単純(祐揮の音感が悪い原因を探し当ててるだけだし、金管の面々しか関わってないし)なのでいいのですが、木管の方は他の人物も関わってきてどんどん複雑化していくので……うーん、ひとまず「いつ」「誰が」「何を」をはっきりさせておく(開いてすぐパッと目につくところに人物名、場所名、時間帯を入れておく)、あと主人公以外の人物(既存だとしても)を登場させるときには、必ず担当楽器も一緒に書いておくとか……(「〜しているのは、〇〇(楽器名)担当・〇〇(人物名)だ」みたいな)
音楽系の小説って結構、担当楽器と合わせて登場人物を覚えることも多いと思います(多分?)。字数が無駄に増えてしまう原因になるしな〜って躊躇しかけたこともありますが、それで脱落されるよりかは……せっかく読んでくださるなら、(完全には難しいかもしれませんが)できれば読みやすく(?)読んでいただきたいところですし。
>これの原曲はピアノ曲で、作品31のピアノ小品集(原曲は四曲構成)から曲順も入れ替えた上で三声部のアンサンブル曲にアレンジしたようですね。
へぇー!初めて知りました!
そうなんですこの曲、色々なバージョンがありすぎて、いくら探しても原曲が分からなくて(アンコンでも毎年そこそこ多くの団体が演奏しているにも関わらず…)。
楽曲ホームページで解説読んてもほんとに軽く曲構成の説明が書いてあるだけだし、作曲者の方の情報もあまり出てこなかったし……取り上げといてあれなのですが、猫丸からしてもちょっと「?」って感じだったので、わざわざ調べてくださって有り難い限りです!(猫丸はその辺りの知識が弱いので…笑)
>指揮棒投げるなんて普通だと思います 笑。
>っていうか、これぐらいだったらトラウマにならないんじゃないかな。
Σ(゚д゚;)
えー、そもそも物に当たる(投げたり蹴ったりする)時点で、私からすれば恐怖でしかないのですが…
物に当たる(台パンしたり教団蹴ったり)先生なら私でも見たことはありますが、思いっきり生徒に向かって(当たる可能性のある距離に)物を投げたり蹴飛ばしたりするのって体罰ナノデハ…(生徒に危害を与える行為デハ…)
指揮棒投げるくらいだったらいいかもしれないけど……(実際、先生の不注意で飛んでくることあるしw)
>でも最近の中学生だったら耐性的にアウトなんでしょうか?
うーん、それ自体は人による気がします。現代でもメンタル化け物の子はちらほらいますし…
けどそれよりも先に、時代が許さない気がする(笑)
なんか現代の学校の先生って大変そうです。だって自分が子供の頃は体罰なんて当たり前の時代、大人から怒られて殴られて育ったはずなのに、大人になっていざ同じことしようとしたら「それ禁止」って。時代は変わるものなので仕方ないかもしれないですが、当人からしてみれば普通に「は?」ってなりそうだし、どういうふうに生徒に接していいのか分からなくなりそう。自分が子供だった時の大人を参考に出来ないって、普通にやりづらいだろうなぁ…
まぁ、口で言われても全く聞かないような悪ガキっていますよね。そういうやつを見ると「これが昭和だったら一発殴って終わりなんだろうな、あー、いいなぁ」と、小学生時代に思ったりした経験もありますね(笑)
>しばしばその手の番組でポジティブに紹介されている、今時の有名校で指揮者が口にしている言葉の中身の方が、よっぽど問題だと思いますね。
あー、それは分かるかもしれません。
手を出せない分、暴言が酷くなってしまったら結局意味ないですよね。
猫丸はあまり先生から怒られた経験がないのですが(いかにして先生から怒られないように過ごすことに命掛けてたので笑)、それでもやっぱり他の人が怒られてるのを見ると「あんなふうに長時間ネチネチ言われ続けるくらいなら、一発叩かれてはい終了、そっちの方がマシだよね」と思ったりしたこともあります。
痛そうだけど……笑
>ドラマのまとまりが二つ以上できてしまってるのが、「なんか長いな」と思わせる要因になってるのでしょう。
身に覚えがー…(笑)
大体途中で場面変換したり、全く違う話題に移り変わったりしたら長くなるんですよねw
なるべく3000字〜4300字くらいに収めておきたいのが猫丸の理想です。逆にあんまり短くしすぎるとその分話の数が多くなりすぎて、初見で読んでくれる人が減りそうなので……笑
文字の数が足りなくて悩む物書きさんなら沢山いそうだけど、逆もいるのでしょうか……笑
みんなどうやって文字数の調節してるんだろう……
編集済
#11 初めての隠しごとへの応援コメント
>莉音は熱り立ったように、
ここはルビが欲しいところ。実は最初読めませんでした ^^。私の日本語IMEでも変換しないし。
しかし改めて息の長い話だなーと思いますね(ほめてます)。普通、こんだけ話数が伸びる前に、主人公の成長の変化なんかも露骨に出したりするもんなんで、逆に今頃はキャラが変わってしまって話の焦点を他の人物へと移していく必要なんかも発生したりするんですが、花音ちゃんはまだ当面は花音ちゃんだなあと、嬉しいようなイラつくような 笑。
とにかく、これだけ人一人の成長をゆっくりじっくり描く物語も貴重だと思います。自身の経験を、それほど何年も経たずにネタにできているからこそのリアリティなのかな。二十代過ぎて同じ話を描こうとしても、どうしてももっと俯瞰的に、展開も早めになってしまいますからね。
とことんまで納得いくように書いていただけばと思います。でもこのペースだと、主人公が卒業するころには作者が二十代突入必至なのか……いや、別に構わないんですけど w
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>しかし改めて息の長い話だなーと思いますね
いやー、ほんとそうですよね(※他人事)
私が読者の立場だったら、こんだけ長くてテンポ遅い小説、手つける気にならないと思いますw 実際、読んでて眠くなるときあるもん…
よく漫画家さんが「〇〇(主人公)たちの活躍を見守ってください!」って言ってますけど、それでいうなら花音はもうこれでもかってほど見守って貰ってるっていうかw 大抵、こういう青春ドラマ系の作品の主人公は、読者側の予想を次々超えてどんどん成長していくことが多くて、そこが面白かったりするけど、今のところ花音はその辺りのワクワク感を全く提供してないっていうか……良く言えば平和(?)、悪く言えば平坦、つまんないのかな、って…笑
ちょっとくらい花音のかっこいいシーンも入れたいし、見てほしいけど、あんまり一年目で成長させすぎてもなぁ…
おい花音!お前こんなに読者様に我慢してもらってんだぞ!最後の最期で誰もが阿吽仰天するほど跳ね上がって貰わないと困るからな!(笑)
>逆に今頃はキャラが変わってしまって話の焦点を他の人物へと移していく必要なんかも発生したりするんですが、
あの音は(一応)部活モノなので、他のキャラたちも主人公と同じように成長していくのですが、
全体的な流れとしては、スタートからラストまで主人公を超時間かけてゆっーーーくり成長させて、合間合間で話の他のキャラにも主軸を置きつつ(第二曲でいえば里律とか)、そのキャラも成長させて、尚且つ主人公もそんな仲間たちとの触れ合いの中で更に成長する、っていう感じですね。
なので、話の時間軸的に言えば、主人公は約3年かけて成長するのにも関わらず、他のキャラは1ヶ月とか2ヶ月で急速に成長しちゃうって感じですねw
第一曲の最後で主人公が言った「もし、みんなから笑顔が消えてしまったら、わたしが取り戻したいの」という発言が、結構な伏線になってるとか((ゴニョゴニョ
>自身の経験を、それほど何年も経たずにネタにできているからこそのリアリティなのかな。
それはやっぱり相当あると思います。実体験を元にしている分、他の小説に比べて細部までプロットが完成しきってるし、変に迷走したり浮ついたりしてないし…(多分)
「海の幻影」なんか、途中で設定コロコロ変えまくり、めちゃくちゃ浮ついてましたもん笑
ただ「あの音」も、クライマックスはほぼオリジナルストーリー(にする予定)なので、ちょっとプカプカしてたり現実離れしちゃうかもしれません。流石に実体験そのまんまに書いても何の面白みも無いですし、プラスアルファをつけるのは仕方ないっちゃ仕方ないことなのですが……
個人的に「あの音」の見どころは「(他の話に比べて)The・現実的」なところだと思うので、そこはやっぱり主人公がどれだけ成長しても失わせたくはないですね。
まぁ、何年先の話だかって感じなんですけどねw
#10 初めての喧嘩への応援コメント
うん、こういう指導スキルが最低なやつは副部長なんかになっちゃいけない 笑。
私がその場に居合わせてたら、「それで指導のつもりか、未熟者!」とか一喝して延々と説教してやるところですが(ん十年前なら鉄拳制裁ですね)、まあ中高生の「先輩の指導」ってこんなもんですけれどね。
話運びも描写もとてもいいです。安心して読める文章になってきたかと。ただ、たとえばですが「並べ立て続けた」というのは、グレー判定かな。「並べ立てる」だけで列挙の意味があるんで、「続けた」と重ねると、重複表現になります。出版社なら赤ペンがつくかも。日本語として間違ってるわけじゃないんですけれど。
一ヶ所、「ホルンのみのワンブリッチがかっこいい」というのが謎でした。ワンブリッ「ジ」ですかね? 「ブリッジ」だったら、いわゆる間奏部分と解釈できるんですが(というのも実は問題で、「ブリッジ」の語義は巷でも諸説紛々なんですけれど、とりあえずその話は置きます)、「ワン」が付くというのは? ワンフレーズの短い間奏、ぐらいの意味?
割合使い慣れてる用語とおっしゃるのでしたら、特定の世代なり地域なりで広まってる語彙なのか。こういう一種方言的な言葉も、容易に意味がわかるんであればいいアクセントになるんですけれどね。
ところで、こんなところでなんですが、「海の幻影」の最終章はまだでしょうか? 早く星をつけたいんだけど ^^。じっくり文章を練るのもいいですけれど、あの位置で更新ストップというのはちょっとね。仕上げるべきは仕上げて、早くキリをつけるのが吉かと。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>うん、こういう指導スキルが最低なやつは副部長なんかになっちゃいけない 笑
よかった、ちゃんと最低なやつに見えてたみたいで(笑)
本当はもう少し奏多の言葉の棘を緩めることも考えたんですけど、それだと逆にこの後の里律が『ちょっと強めに言われただけでゴネる甘ったれた奴』だと思われかねん、と危惧した結果、とりあえず奏多には一旦思いっきり嫌われてもらうことになりました(笑)
情熱持ってやるのはいいことだけど、それを周囲に無理やり押し付けるのは良くないですよね…(これ奏多だけじゃなく、実は花音にも言えること)
>一ヶ所、「ホルンのみのワンブリッチがかっこいい」というのが謎でした。ワンブリッ「ジ」ですかね?
あ、ここ普通に誤字でした(笑)
ワンブリッ「ジ」です!
>ワンフレーズの短い間奏、ぐらいの意味?
そうです!
ここ参考音源聴いたら、本当に一瞬で消えるちょっとしたところだったので、こういう表現をさせていただきました。
またこの話の最後の方にでも参考音源のURL貼っておきます!(中盤の、曲が変わる間の間のところです)
>ところで、こんなところでなんですが、「海の幻影」の最終章はまだでしょうか?
えーっと、そうですね、あ、あれからもう二ヶ月くらい経ってますね…いつの間に…(てかもう夏終わってますね…冬来ますね…時間流れるの早…)
個人的にもいい出来(?)で高評価を頂いた作品ですし、クライマックスまで描いてるし…あのまま終わらせるなんて、読者様に失礼すぎますね…ちょっと心を入れ替えて、即急で書き上げようと思います。
ご指摘の方、ありがとうございますm(_ _)m
編集済
#09 ピッチへの応援コメント
こっちの連載じゃないですが、先日は丁寧なコメント返し、ありがとうございました。面白がってもらえていたのなら何よりでした w。あんまり整理しないままコメントを書き散らしたという自覚があったので、今回はやらかしてしまったかなと心配になったもので……(基本、小心者です)。
同じ欄に追記入れてもよかったんですけれど、こちらの最新話についての話も出てましたので、ここでまとめて書くことにします。あっちこっちの作品でコメントのリレーやる形になって恐縮です 笑。
>湾多さんは吹奏楽部出身ということで、何人くらいの団体だったのかは私には分からないのですが、「あの音」の描写とも合わせて、小編成のことを色々知ってもらえたらなと思います^.^
私が昔いた部は、まあベビーブームのちょっと下の世代でしたし、部員全員だと余裕で六十人近くいました。が、ここ数年で急速に日本中が中編成以下へとシフトしていってる印象がありますし、にもかかわらず指導法や出版譜がそれに追いついてない感じですので、一部ではこれまでの吹部の常識が前に出せない風潮になりつつありますね。地域統合とかで大編成バンドはそれなりに残りそうですけれど、それでも少子化だし、小編成がデフォルトになりそう。ただ、そのために一方で色んな試行錯誤もできそうで、今もし私が学校の部活指導に関われるような立場でいたなら、それなりに毎日おもろいだろうなと想像したりもします。
さて、ここからは改めて今回の祐揮君のトラブルについてのコメントなんですが。
実を言えば、初読でコメントしようかどうか迷ったことは迷ったんですよ。元ボントロ吹きとして、どこの記述も気にならないと言えば嘘になります 笑。まあでも素人丸出しの一年二年の会話だし……といったんは考えましたが、作者的にやや迷いもあるようですんで、参考意見としてコメントします。
で、話を短くするために核心からいっぺんに申し上げると、トロンボーンを「ピッチの合いにくい楽器」と書くのはやや無理があります。楽器図鑑とか音楽事典なんかには、「トロンボーンはスライドで音高の調整が容易なので、きれいにハーモニーが作りやすい」という説明が頻繁に出てくるほどで、本来スライドという機構はピストンなんかよりもずっと楽にピッチを合わせられる構造、とされておりますんで。
件の記述は、多分ですが、「(初心者には)音の高さをキメにくい楽器」という意味で書いておられるんじゃないでしょうかね? であればそれはそのとおりなんですけれど、一方で1ポジション(スライドを伸ばさない状態の位置)で吹く音、つまりB♭とかFとかは、初心者でも確信を持って吹ける音のはず。でも作中ではチューニングB♭でもひどい音、という描写ですんで、これはもう、スライドの位置がわかりにくいとかそういう問題以前の、アンブッシュアとか構え方とか呼吸そのものの問題なんではないかと。……楽器の中身が致命的に汚れていたせいでまともに鳴らなかった、というオチなら、今の時点で作れないこともありませんが w。
ですので、私からは話の一部分をいじって、「祐揮君は、B♭とかFならそうピッチもおかしくはないけれど、他の音だとズレ方がひどい」という症状に変更することを勧めます。
その状態だと、この回の文章は概ねそのまま使えます。最初のチューナーを使ってるシーンでは、B♭以外の音をチェックしてることにして、「ピッチ合いにくい」というセリフは、「音取りがしにくい」ぐらいの表現に変更すればいいかと。で、基本的に彼の症状の根本はスライド操作がまずいから、というオチにすればよろしい。両手で楽器を持ってるから(トロンボーンは基本、左手だけで楽器を支えろ、と教えられます)、スライドの伸び縮みで楽器が大きく動き、のどを圧迫して音も潰れ気味になるとかね。あと、複合的な事情として、彼の場合、音がズレ気味だから万事に自信喪失気味で、悪循環でスライドの位置取りもなかなか上達しない。結果、必要以上に唇で無意識にピッチを修正しようとして、ますますアンブッシュアが不安定になり、あれやこれやのコンボでロングトーンも安定しないのだ……ということにします。その上で、以上のかなりの部分を花音に解明させれば、まあ「吹奏楽博士」という称号もダテじゃなくなりますね。ただしその場合、花音がかつて読んでいたのは、音楽書と言うよりは吹奏楽専門誌のバックナンバーとかそういう書物のほうがしっくりきますが。
ですが、「B♭もFもまとめて全部の音が下ぶれしてる」という症状にしておかないと話が続かない、ということだと、「トロンボーンは音程が取りにくい(音取りがしにくい)」という説明では微妙に筋がズレてますので、花音のセリフを別のものと入れ替える必要があるように思います。現実の症状としては、そっちのほうがよくある話なんですけどね。単純に音程を意識しなさすぎだとか(つまりは音痴)、呼吸がいい加減とか、楽器の構えが下方向過ぎてピッチが下がり気味になってるとか。
仮にその線で行くなら、花音を「吹奏楽博士」に仕立てるには……そうですね。「ベルが下向き過ぎてる」→「左手の握り方がおかしくて、楽器を水平に構えられてないんじゃ」→「あ、バランサー(おもり)が取れてる。だから前に重心が寄りすぎてたんですよ」→「何かバランサーの代わりになるもの付けましょう」→「これでしばらく練習続ければ、音も安定してくるかも」――という形で、事態に収拾をつけられれば、「なんでそこまで詳しいの!?」みたいなリアクションも出てくるかと。ただ、このシナリオだと、祐揮君のトラブルは比較的早期に解決してしまう可能性がありますけれど。
という、しごく七面倒な説明になりましたけれど、参考になりましたでしょうか。まだ不明瞭な点などありましたら、追記でお答えしますんで、何なりと。
あと、こちらの新作をお読みいただいてるそうで、ありがとうございます。
音楽小説なんですけれど、一応SFで国際謀略小説ですんで、たぶん「美緒とチューバ」なんかより対象読者層がさらにニッチです w。「AIと音楽」がテーマということで、みなさん興味を持ってもらっているようですが、そっちはそっちで結構音楽史に深入りする内容になりそうで……まあここの部分もようわからんようでしたらいくらでも説明なり解説なり入れますから、遠慮なくご指摘いただければ幸いです。どうぞよしなに。
作者からの返信
コメントありがとうございます!こちらこそ丁寧なお返事ありがとうございますm(_ _)m 湾多さんに『先生』と呼んでいただけるなんて、なんと光栄なことか(笑)
>地域統合とかで大編成バンドはそれなりに残りそうですけれど、それでも少子化だし、小編成がデフォルトになりそう。
部活動の地域移行も話題になってますよね…
私の母校はまだそういう話は出てない(らしい)のですが、すでに近隣の中学の部活は地域移行に向けて進めているそうで、他人事じゃないなぁと感じたり…
平和さだけが取り柄のあの弱小部(母校のことですw)も、いつまで耐えれるのやら…あっそういえば、今年は新入生5人くらいしか入らなかったんだっけ…
>で、話を短くするために核心からいっぺんに申し上げると、トロンボーンを「ピッチの合いにくい楽器」と書くのはやや無理があります
>多分ですが、「(初心者には)音の高さをキメにくい楽器」という意味で書いておられるんじゃないでしょうかね?
そうです!その通りです!
でもそうですよね、金管楽器ならB♭とFってだいたい開放ですよね。
祐揮のモデルとなった同級生曰く、『トロンボーンはピストンとか無くて、自分の腕の感覚だけで音を合わせないといけないからムズい』らしいです。
けどそれと音程が悪いのってそこまで関係があるのか…? やっぱりお前(トロンボーン同級生)が絶望的に音感なかっただけだったんじゃ?w(※と言ってる作者もそれほど上手くなかった)
※花音を「吹奏楽博士」に仕立てるには……そうですね。
おお、中1の花音にそこまで解決能力があったらスゴイw けど、やっぱり作者的には、主人公はダメ(ダメってかポンコツ?)キャラ側にいて欲しいかな…(少なくとも一年生時代の間は)
という訳なので、
>「トロンボーンは音程が取りにくい(音取りがしにくい)」という説明では微妙に筋がズレてますので、花音のセリフを別のものと入れ替える必要があるように思います
とりあえず花音の『吹奏楽の知識がなんかめっちゃあるヤツ』描写はまた別の機会に回そうと思います。
祐揮の話も、まだまだ引き伸ばすつもりなので…ピッチが悪い本当の理由も、そのときに判明させようと思います。
ご丁寧な解説&アドバイスありがとうございますm(_ _)m またトロンボーンについてツッコミたいことがあったら遠慮なくコメントしちゃってください!
にしても、本当に湾多さんってめちゃくちゃ音楽関係に詳しくて、本当に尊敬します…これは是非、湾多さんのトロンボーンの演奏も聴いてみたいです^^
次回からちょっと執筆するのに覚悟がいるな…がんばろ…
#08 犯人は…への応援コメント
あっちこっちで目詰まりを起こしている、代替わり直後の吹部の風景ですね。よくある話 w
まあこれで「何もかも絶好調」だったら、物語にならないんですけどね……。
日本語用法については文節単位のものが二箇所だけ。
>思わず、吹くのを辞めて耳を塞ぎたくなった。
英語で説明するほうが明解なんで日英混合のコメントになりますが、やめて、には「止めて/辞めて」があって、stopの意味で使うのは「止めて」。「辞めて」は概ねresignの意味「のみ」で使う言葉と理解していただければ。
>この発言を聞くたび、花音はなんだか息がしずらくなる。
「しずらい しづらい」で検索したらぞろぞろ記事が出てきますが、要点を言えば「しずらい」は誤用で「しづらい」が正解とのこと。zuの発音で「づ」を用いる、現代日本語では数少ない例ですね。
ところで前話からのつながり部分に関して、少し気になったのですけれど。
犯人が判明した、というシーンで、結構ばさっと話を閉じてる印象があったので、あれ? と思いました。
これは「湾多がそう読んだ」というだけで、他の方々はまたそれぞれに違った印象を受けられたかも知れませんが、なんだか足りない、という感じなんですね。ここの場面をどう受け止めたらいいのか、読み手として迷ったままシーンが終わってしまった、みたいな。
具体的に言うと、ここはつまり、祐揮が壊滅的に音感がなくてトホホな現状を浮き彫りにしているのか? あるいはそれ以前に基礎からなっていない技術レベルということなのか? はたまた音符が読めていなかっただけ? それか、後半の流れからするとこっちのほうかなと思うんですが、金管の中に深刻な亀裂が入りかけていることを暗示しているのか、つまり人間関係的な危機の話なのか?
はっきり言えば、いちいちコメントするほどの問題ではないと思うのですけれどね。文章のスタイルの問題、で済む話かも知れませんし。
意図的に説明少なめにして場面を切り上げた書き方にした、ということならよろしいんです。とりあえず、こういう感じの閉じ方だと、読み手の一部がフェイント気味に感じるかもしれないということを頭の隅に置いていただければと思います。
作者からの返信
コメント&語字訂正ありがとうございます!
>まあこれで「何もかも絶好調」だったら、物語にならないんですけどね……。
部活モノの話は必ず「揉める」のが定番の流れっていうか、宿命みたいになってますよね(笑)
特に大会に出場して競い合う系の部活は……
>英語で説明するほうが明解なんで日英混合のコメントになりますが、やめて、には「止めて/辞めて」があって、stopの意味で使うのは「止めて」。「辞めて」は概ねresignの意味「のみ」で使う言葉と理解していただければ。
わざわざ英語を用いてまで、丁寧にありがとうございます…!
このミス短編の方でもやらかしてしまった…
相変わらず漢字が苦手な猫丸でございます(笑)
>犯人が判明した、というシーンで、結構ばさっと話を閉じてる印象があったので、あれ? と思いました。
祐揮のピッチ悪い話は、次回から深く取り扱っていく予定です!
今回は花音から見えない木管の方の話を入れて、これから起こる不穏の予兆?みたいなのを導入しました。
これから若中吹部は本格的に揉めまくります(笑)
第一曲はひたすら平和だったので、作者側としても非常に書きやすかったんですが、今回は部員たちも作者も大変なことになりそうです(笑)
けどずっと平和でも、物語にならないし…
部活動での宿命でもある「ギスギス」を、いかにしてリアルっぽく、中学生らしく、等身大で書けるのかは、作者の腕試し的な部分も大きいので、ぜひ見守っていただけたらと思います!
#07 違和感への応援コメント
先に二つほど。
>まるで『考える人』のような体制をとった
「体勢をとった」
>その公開処刑が、たった今、開廷されようとしていた。
処刑なら「執行されようとしていた」ですかね。
開廷だと「公開裁判」ですね。
出身小学校による格差問題……昔からありそうで、あまり出てこない感じがする話ですね。湾多的にはかなり新鮮。そんな話から、個人の黒歴史があぶり出されていくとは。
>裏打ちパラダイス
いいですね、この言葉遊び w。オリジナルの造語ですかね? 技アリのネタです。
>トランペットやトロンボーンの軽やかなメロディーを、花音の静寂なユーフォニアムの音が、そっと背中に手を差し伸べるように支えている。一人で吹いていたらつまらなくても、いざ他の楽器と合わせてみると、自分にもちゃんと役割があるのだと実感して、なんだか誇らしい気持ちになれる。
そうそうそう ^^。これこそが、アンサンブルの醍醐味というものですっ。まあこれは大人数での合奏でも同じなんですけどね。
こういう描写があるというだけで、手前味噌っぽいですけど、秋葵さんの小説って「吹奏楽小説」なんだなあと思いますね。……あ、そろそろあっちも数字とかアップデートしとかないと。
桜島と言えば桜島大根じゃないかとおもうけど……まあ、中学生だともらっても嬉しくないか。というか、重たいし 笑。
作者からの返信
コメント&誤字情報ありがとうございます!
>まるで『考える人』のような体制をとった
「体勢をとった」
待ってこのミス、前もやらかして、前も指摘してもらった気が…( ºωº )
>出身小学校による格差問題……昔からありそうで、あまり出てこない感じがする話ですね
第一曲に登場したいじめっ子・山下愛梨らの振る舞いを見てもらうと、若小と銀小の格差は一目瞭然かなと。
愛梨があんなに権力握ってる風なのも、小学校の人間関係が色濃く残ってる影響もありますからね(笑)
にしても、ほんと猫丸の出身中学の小学校格差は酷かったですね(白目)
猫丸は人数が多い小学校出身側の立場だったこともあって、中一当時はそこまで感じていませんでした。(そもそもその小学校であまりいい思いをしてこなかったけど…笑)
でも、後々仲良くなった別の小学校の子はやっぱり『最初は馴染むのに結構大変だった』って言ってました。まぁ、あんなスクールカースト格差が蔓延している学校の奴らと中学で同じになって、しかもそいつらが権力を握っている状況なんて、たまったもんじゃなかったでしょうね…
なんだかんだ卒業する頃になると、みんな仲良くなってましたが…
まぁ、所詮は狭い世界での話ですね(笑)
若の宮町は田舎でも都会でもない、普遍的な町という設定なのですが、特に田舎町だとよくある話なのかな…
>いいですね、この言葉遊び w。オリジナルの造語ですかね?
裏打ちパラダイス、四分音符パラダイス、八分音符パラダイス、全音符パラダイスetc…
色々ありますw
>こういう描写があるというだけで、手前味噌っぽいですけど、秋葵さんの小説って「吹奏楽小説」なんだなあと思いますね
猫丸は演奏描写が結構苦手で(上手いこと書けたら楽しいのですが)、なんなら吹奏楽小説なのに演奏描写を避けてきたところがありますから…笑
第一曲とか、改めて見返したらほぼ演奏描写なくて、ドネガティブな主人公の鬱屈とか、部員たちの絶妙におもんないギャグ風やり取りメインだし(それはそれでこの作品の魅力として楽しんで頂きたいところなのですが)w
正直、せっかく湾多さん直々『吹奏楽小説』として紹介してもらえたのに、私のこれ、音楽要素ほぼなくないか?と思ってしまうことも多くてw
同ページで紹介されていた他の作家さんの小説読んでみると、めちゃくちゃ濃密な音楽描写がなされていたりして、何度も驚愕させられましたね…
これからはもっと『吹奏楽小説』らしく…!
#05 葛藤への応援コメント
すらすらとなんのつっかかりもなしに調子よく読めたのでコメントなしにしてたんですが、ふと思い立って二度読みしてみたら、少しばかりひっかかるところが出てきたので w、二、三書きます。
>明音の静止も虚しく、
この場合は「制止」で。
>あー、いいね!『腹黒女な女王様キャラが、気弱いじめられっ子を理不尽に攻撃するシーン』。
この響希の態度は、写真オタのイカれた神経を全開にしているようにも見えますが、そういうふりをしながら部の中の毒を中和してるようにも読めます。で、問題なのは、本人がどこまで自覚してるのかということ。無自覚なコメディキャラという扱いにしたいのなら、
>ほらほら、腹黒女の性悪っぷり、もっと見せてよ!
これはちょっと煽り過ぎな感じがなきにしもあらずです。普通、こんなセリフで相手が腹黒いところを再現してくれるなんて期待しないはずだし……あ、でも映画監督的に「演技でもヤラセでもオッケー」って主義なのかな? であれば、こういうノリもわからんでも……いや、どうだろう。単に何も考えてないという可能性も w。
ともかく、このシーンの響希は、割とはっきり「部の空気の清浄化」を意識してるようにも見えるんで、まあそういう感じの"実はいい人"みたいな演出が狙いならいいんですが、そうじゃなくてこの子はほんとにかき混ぜ役、ということでしたら、今少しなりふり構わないイカレぶりの描写を考慮されてはと思う次第。たとえば、莉音の陰険さだけでなく、暗い怒りを目に溜めていた(はずの)花音の表情もしっかり撮っていた、とかね。
ついでの感想ですが、このシーンの後半は、明らかに激高する瞬間の莉音を狙っていたとしか見えせんねー。ギャグとしては、実は響希の真の狙いがそこだったという二段落ちに持っていくのもありだったかも。写真のタイトルはもちろん「噴火の瞬間」でしょうか。
作者からの返信
コメントと誤字訂正、ありがとうございます!
>この響希の態度は、写真オタのイカれた神経を全開にしているようにも見えますが、そういうふりをしながら部の中の毒を中和してるようにも読めます。
響希は、ほんとにただ写真のことしか眼中にない、優しさやら気遣いやらの精神は全く0のキャラです。このときはたまたま場の空気を良い方向へ持っていけたけど、下手すれば逆もあり、みたいな…
いい意味でも悪い意味でも、その場の空気を一瞬で覆すことができる強キャラですね。
まさに無自覚のコメディキャラですww
初期の設定だと、響希はいつも何も考えずにふざけているフリをしながら、実はそうやって周りの空気を良くしようとしている、どっちかといえば策士っぽいキャラだったんです。『実はいい奴』的なキャラに見えたのは、その名残りのような気がします…(それか単に、こんな堂々とコメディキャラぶっこんでる割には、作者自身が大してギャグシーン書くの得意じゃなかったりするせいかも、ってか多分九割くらいそのせい(ボソッ))
でも、登場人物のみんながみんな、そんな優しい心を持って周りに気が配れるキャラばかりだと(しかも中学生で)、ちょっとつまんないような気がしたので、ある意味中学生らしい?自我ゴリ押し系キャラもちょくちょく足そうと思いまして。だから響希を完全奇人に変更したんです。
他にも莉音とか、前回で出てきたバリサク新副部長とかもその『自我ゴリ押し系キャラ』の例ですね。
彼女(彼)らの今後の活躍をご期待ください!w
>莉音の陰険さだけでなく、暗い怒りを目に溜めていた(はずの)花音の表情もしっかり撮っていた、とかね。
一応、響希は莉音と、莉音にあーだーこーだ言われて我慢してた花音、両方ともバッチリカメラに収めて、ただ莉音の方が明確に陰険な表情を崩したので、(『今の顔良かったのに変えないでよ!』的な意味で)莉音にばかり絡んでたわけです。
(一応、花音にも撮った写真を見せたりはしています)
ずっと読んでくださっていた湾多さんならすでにご察しかと思いますが、花音はいじめられっ子時代(今もちょっとそうだけど)の癖で、誰かから悪意を向けられた途端、感情を押し殺して黙り込んでしまうタイプなんです。だからこのときの花音の表情は、怒ってるっていうよりかは、悲しさと無表情が綯い交ぜになってる感じですね。前はほんとに無表情だったけど、第一曲でのあれこれを通して、少しは『嫌』っていう気持ちを表に出せるようになってきてるので…
>このシーンの後半は、明らかに激高する瞬間の莉音を狙っていたとしか見えせんねー
そうですね、『腹黒女』だとか言ってたのも、煽ってわざとキレさせて、その最中の怒りの表情を愛するカメラの中に収めたかったからなんですよね
『腹黒女が逆ギレした!』って。
(やばいなんか若干、響希も性格悪いかも…笑)。
#04 決定権への応援コメント
通して拝読しました。手抜きで失礼しますが、四話分まとめてコメントします。
言葉で引っかかったのは、一応二箇所だけ
#3
>日中の多大なる気苦労が伺えた。
こういう時は「窺えた」の方で。
#4
>体操座りの中に顔を疼くませる。
漢字で書くなら「蹲せる」なんですが、「うずくまる」とは言いますけれど、「うずくませる」というのはアリなのか? そもそも、普通は体全体に使う言葉なんですよね。あと、たぶんここは、顔じゃなくて頭かも……「頭ごと入れて丸くなる」とか? 工夫が必要なところですね。
以下、各話の小さなポイントなど
#2
>『陽キャに自分の席が占領されてて座れない』問題。
こういう、新鮮なトリビアっぽいネタをいきなり持ってくるのはいい手ですね。昨今の現役学生さんがどう受け止めるかはともかく、全年齢的には読者のかなりが「おお、なるほど」と頷く話だと思いますんで、それだけでポイント上がります。
#3
>えー?フィルムに部活の写真、
もしかしたら「フィルム」と言う名前のアプリか、フォルダの名前なのかも知れませんが、デジタルカメラなんで、「フィルム」と聞くと、やはりあれっと思ってしまいます。特に話の進行にも関係ないようですし、ここはさらっと読み流せるネーミングか名詞でいいのではと思います。
>楽器ケースに躓きかけた写真とか、いつも無表情の里律が、合奏で褒められてつい頬を緩めている写真とか
いやいや、そんな瞬間が撮れるってすごい才能ですね w。いささか漫画チックな非リアルっぽい技能ですけれど、そこは本作のコメディ(あるいはギャグ)要素ということで、この先にうまく活用していただければと思います。
>先程、楽器庫でドラムロールを何回も合わせてたのは、このためだったのか。花音は納得した。
ここは、まあ私個人の感覚では、なんですけれど、「パーカスが謎の練習してる」という場面を出した上でのこの展開ですから、「なに、この安っぽいバラエティー番組みたいなノリは!」ぐらいの軽いツッコミが入るべきところなんじゃないかなと。まあ、ツッコミは読者に任せた、とも読めるんですが 笑。
>「バリトン・サクソフォーン、調性は変ホ調で、……
ここも、一応は笑いネタとして書いてるんだろうなと思うんで、感想入れておきます。いや、別にいちいち問題にするようなところでは、本来ないんですが、ギャグネタはある程度までよしあしが理屈で説明できますし、この先の参考にと。
一言で言えば、ギャグとしては微妙に噛み合ってないところだと思うんですね。なぜかと言えば、この長セリフが「タッキーは楽器の名称、略されるの嫌いだもんね」という後のセリフと対応してないからです。
「バリサク」という一語に対して十行超の反論が返ってくるという超・理屈屋参上! というところがここのギャグのポイントのはずなんですけれど、会話の論旨が呼応してないので、うまく笑えないんですね。ですので、セリフとしては楽器の薀蓄は切り捨て、一般的な日本語論として、言葉を省略するということがいかにけしからんことか、ということを徹底糾弾するような内容であるべきではないかと。
ただ、この後に「歩く楽器百科図鑑」みたいな称号も出てくるんで、それとリンクする必要もあるのかな? であれば、そうですねー、私なら直前の「期待のバリサク吹き!」っていうセリフを「バリトン吹き!」に変えますね。言い方をミスった例としてはやや強引ですが、ギリギリ通じないことはないかと。で、バリトンというのはバリトンホーンという、ちょっと紛らわしい吹奏楽器がちゃんとありますので(ググってください)、「あれはサクソルン族の金管楽器で…………一方こちらは同じアドルフ・サックスの発明でもれっきとした木管の……勘違いされたらどうするんですか!」みたいな調子で、まさに十行超のくだくだしい反論が作れます ^^。
まあ、難しい言葉を並べなくても、「楽器名は正しく読むべき・元部長としてその態度はいかがなものか」的な長口舌でもいいんですけれど。というか、長い反論じゃなくてもしつこく「バリトン・サクソフォーンですっ」と言い寄る形とかでもいいんですけれど。
作者からの返信
長文コメントと誤字訂正とご指摘など、毎度ありがとうございます!m(_ _)m
>こういう、新鮮なトリビアっぽいネタをいきなり持ってくるのはいい手ですね。
多分、これマジで友達いなくて隅っこにいるタイプとかじゃなくても、結構共感してくれる学生さんも多いかなぁと思いまして…笑
>いやいや、そんな瞬間が撮れるってすごい才能ですね
桜庭響希は、一癖ある部員が多い若中吹部の中でもマジで変人中の変人って感じなんですけど、カメラの腕前自体はプロ並みっていう設定ですw
今後の活躍をご期待ください!w
>まあ、ツッコミは読者に任せた、とも読めるんですが 笑
そうですね、元々花音はそこまで強くツッコんだりしないキャラなので、ここは読者の皆さんにお任せいたしました(笑)
でもちょっと物足りないなと思った時なんかは、他のキャラを代わりにツッコませたりしてますw
>一言で言えば、ギャグとしては微妙に噛み合ってないところだと思うんですね
あー…ですよねぇぇぇぇ
ここ、とにかく奏多の音楽オタクっぷりを初登場から前面に押し出したくて、沙楽先輩のセリフから半ば無理やり演説シーンに持っていったところがあるので、ちょっと違和感ありますよね…
>私なら直前の「期待のバリサク吹き!」っていうセリフを「バリトン吹き!」に変えますね
確かに!( ゚д゚)その発想は無かった!
『バリトン』っていう単語だけなら低音域のことを表しますし、サックスだけに当てはまる言葉でもないけど、バリトンサックスの略語に普通に使いますしね!
ちょっと参考にさせて頂きます!
ありがとうございます!
#22 赤ん坊のトロンボーンへの応援コメント
いよいよ大詰めというムードが漂ってきましたね。それか、ここはクライマックス部分のまだ前振り部分なのか。
今回の文は内容的にも語句の点でも「引っかかる」というほどのものがほとんどなく、カクヨムの中堅どころの連載を気楽に読むという感じで楽しめました。少し念を入れて読み直しても、正直どうでもいいような w チェックしか入れられなかったんですけれども、せっかくですので一通り。以下、ただの感想も交えてピックアップします。
>祐揮は拍子抜けたように目を見張った。
「拍子が抜けたように」か「拍子抜けしたように」か
>美しく低い音がその場を轟かせた。
「轟かせた」はちょっと過剰かなと。「その場に響き渡った」ぐらいじゃないかなあと思うんですが。
>拓人はそう言て微笑むと、
「そう言って」
この後、祐揮君の吹き終わった描写が明確には入ってないのですが、やっぱり一行程度でいいから「ここ」とわかる位置は示した方がいいかなと。
>頭上に集まった女子二人を交互に見上げながら戸惑っていた。
そういえば祐揮君は座って吹いてたんでしょうか? 前回からの自然な流れだとそういうことになるのでしょうが、さすがに情報の有効期限切れだと思うので、この文の手前で彼が座っていたことの補足説明を挟んでおいた方が親切だとは思います。
ただそれは、単に「頭上に」という単語のインパクトが強いせいでもあるので、ここを「目の前で立ち騒いでいる女子二人を」などの表現に替えれば補足の必要はないかと。
>部Tのイラストがチョークで描かれていた。
「部T」なんて言葉があるんですか 笑。吹部以外の部活でも一般化している言葉だったりします? 本来なら「部活Tシャツ」と書いて「部T」とルビを振るとかするべき箇所かも知れませんけど、ここはこのまま学生言葉をすこーんと置きっぱなしにする方がいいでしょうね。
>半数以上が壊れて動かないメトロノームの群れは、この音楽室の遥か昔の記憶を抱えたまま佇んでいる。その中にはもしかしたら、トッくんもいるのかもしれない。
この文章はいいですね。こういう素敵なフレーズが気負いなく書けるところに秋葵さんの筆力を感じます。
>拓人は腕時計を何度か確認した後、
無視できる引っ掛かりですけど、この流れで「何度か」は不要なんではと思いました。時間を気にしていたことがこの後の伏線か何かになるのなら、短い文節一つ入れて済ませるのでなく、もっとそれらしい書き方をしておくべきかと。
>奏多は地面にしゃがみ込んで、楽器の掃除していた。
「楽器の掃除をしていた」か「楽器を掃除していた」か。
>二人の間にしばし珍黙が落ちた。
ここは唯一、ちゃんと指摘しておかなければとチェックしたところ w。「沈黙」ですね。
>なんでお前にそんなことを話さないとといけないのかと、
「と」が重複
>どうしてわたしの友達は、部活に行けなくならないといけなかったか。
うーん、強調したいことは分かるんですが、言葉かちょっとゴロゴロし過ぎかなと。短い言葉ですっきり書くのはなかなか難しそうですけれども……私なら、そうですねえ、「行きたい部活を自主休部しなきちゃならなくなったのか」とか?
>その強硬な口を開いた。
「強硬な」という語の選択には疑問あり。が、これまたどう言えば適切か難しいですね。多分、特定の話題についてだけ口が重かったということだと思うので、一語で描写するのは諦め、「長らく黙秘してきたその件に、ようやく本音を吐き出した」みたいな? それか、別の角度からの表現と言うことで、「思いの外あっさりと、その言葉を口にした」とかもありでしょうか。
いやもう、普通の通りすがりの作家さんなら読み流すようなことばかりなんですけどね。
ところで、ここに書くのはどうかと思いましたけど、近況ノートが一件消えてしまったようで、もしかしたら自分から思い直して引っ込めたのかもしれませんが、ああいうの、十八、九頃の自分と全く同じような話だったんで、へえっと思いました 笑。今どきの十八歳女子でもそういうメンタルになることがあるんだなあと、何かコメントしようと思ってたんですけど、まあ自重したのならそれはそれと思います。そう言うの全部ひっくるめての青春ですし ^^。