助けてって言えばいいんだよ、と言われましても

「しんどい時は、助けてって言えばいいんだよ」

なんて言われ、誰に?と思いましたが。


これは、ある意味、正しいアドバイスかもしれません。


助けてほしいなら、「助けて」とはっきりくっきりしっかり、そう言いましょう。


助けられるなら助けてくれるでしょうし、無理と言われたら、さっさと他をあたりましょう。

だって無理なんだから仕方ありません。

※無理とも言わず、あなたの叫びを飲み込んで何もしない人もいるので要注意です


でも、こんなふうに思ったことはありませんか。


助けてほしいのなんか見ていればわかるだろ!

はっきり言わなくてもわかるだろ!

 

残念ながらわからないのです。


しつこいようですが、大半の人間は自分の経験や知識に置き換えてしか物事を捉えられません。気づいてほしいなんて、無理な相談です。

我慢して何も言わずにいたら、「なんだ、大丈夫なんだね」と思われるだけです。


でも、


「助けてって言えないから、苦しいんだよ」


そうですね。

その通り。。。。


そういう人のために、まれにいる「他人の痛みや感情を正確に感じ取ることができる人」を大事にしましょう。それが、誰かを助けることにつながります。


こういう人は、何も言わなくても、相手の不調に気づくことができます。

助けてなんて言われなくても、手を差し伸べることができます。


あなたがしんどいとき、何気なく「大丈夫?」と声をかけてきた人はいませんか?

そんな人です。


ただ、絶滅危惧種的に少ないようです。 こういう人を養成する方が大事では?と思いますが難しいようです。



そんな環境のいまできることは、

助けては、はっきりくっきりしっかりと言いましょう。ニュアンスでは伝わりません。

助けてと言われた人は、その声を飲み込んで、何もなかったことにしないように。  

あなたが助けられないなら、すぐに他の人につないでください。


そして最後に、

助けてと言えない人がいることは忘れないでください。

言わないから大丈夫、ということではないのですから。

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