23.のんきでどんくさい末妹とその姉の関係性萌えを語る
のんきでどんくさい私
武藤勇城様作(X:@XC8Ch6Xtwe9LRiw)
https://kakuyomu.jp/works/16817330666332386038
from絢子 to純子
就職祝いのオフィスカジュアルネックレス
※アクセ写真は近況ノートから
https://kakuyomu.jp/users/yamachi_s/news/16818093077220766784
家族というのは一番身近な関係性ではないでしょうか?
ただ、一番近いとだけあって個々人が抱く感情も喜怒哀楽愛憎様々十人十色。ポジティブとネガティブがここまで両立するのが面白いと思うのです。
そんな家族という関係性の面白さを思い出させてくれたのが、こちらの小説。
主人公は父母姉二人双子の兄二人という7人家族の末っ子、絢子ちゃん。家族全員を家族だからー問答無用で全員大好き!…というわけではないのがもの凄くリアルでした。
特に年齢の近い兄たちが嫌いというところ。妹が可愛いからついからかってしまうところ(やられてる側はだまったもんじゃない)とか、食べ物の恨みとか。逆にストレートに自分を可愛がってくれている下の姉といつも優しい母には懐いているところとかも…。
さて、そんなこちらのご家族なのですが、高校生の姉二人に中学生の兄二人に今度中学校にあがる絢子ちゃん…さらには肩代わりした借金の返済もあってとなかなかに生活が苦しいご様子。
家計が火の車の時、衣食住で最初に削られるのって衣なんですよね…なので、絢子ちゃんの洋服はいつもお姉ちゃんたちのお古です。
やまちは三姉妹長女だったので、お下がりと言う感覚にいまいちピンときません。うちの妹たちは割とお古について否定的な感情は持っていないようです。が、現在やまち三姉妹の中で一番服飾にお金を落としているのは三女です。もしかしたら、お下がりを一番着せられてきた末っ子という立場の反動なのかもしれません(最近は逆お下がりしてもらってます笑)。
何はともあれ、女の子は小学校高学年あたりからファッションや流行に敏感な時期に入るので、絢子ちゃんにとってこの状況はなかなか辛いだろうなぁと。
タイトルの『のんきでどんくさい私』という日常ホッコリもののような響きとのギャップも相まって、小学生の女の子が『私には欲しい物なんてない。どうせ手に入らない。望むだけ無駄。』という姿はなかなかにくるものがありました…。
それだけにクリスマスの出来事で締めくくるラストは、本当に絢子ちゃんよかったねぇぇぇえ!と親戚のおばさんのような気持ちに。この家族が今後どんな人生を歩んでいくのかとても楽しみです。
さて、アクセサリーのお話を。
老婆心全開で絢子ちゃんに色々貢ぎたくなる気持ちをぐっと抑え、絢子ちゃんから下の姉純子ちゃんへのプレゼントといたしました。
作者様からはお母さんか純子ちゃんのどちらかでとリクエスト頂いていたのですが、純子ちゃんの方に軍配が上がりました。絢子ちゃんの「んー」と言う口癖が、純子ちゃんの真似と知り萌えたからです。(…奇しくも今日母の日ですね。やまちの嗜癖を優先してしまい、お母様すみません。)
シチュエーションとしては、本編の2年後、絢子ちゃん中学2年、純子ちゃん高校3年。就職が決まった大好きなお姉ちゃんへの就職祝いのクリスマスプレゼントというイメージです。ちなみに絢子ちゃんが自作したという設定。
カラフルなミルフィオリビーズを7連飾ったネックレス。一粒一粒を家族に見立てたデザインです。純子ちゃんは家族大好きそうですし、絢子ちゃんもクリスマスの奇跡によって多少なりとも家族仲は修復されているんじゃないかなと。
新卒の女の子が着けて会社にいくには正直かなり派手なデザインと思うのですが、たぶんのんびりとした性格の絢子ちゃんはそれに気づかないだろうし、純子ちゃんも妹可愛いフィルターで気にしないでしょう。…その後惇子ちゃんから厳しめの指摘が入るという一悶着が起こるような気がします。
主人公は絢子ちゃんですが、他の家族の立場で読んでみると更に深みが増す作品だと思います!
それでは解散っ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます