。
《消えてしまいたい…》
いつからだろう…
そう強く思うようになったのは。
最初は多分… 今も変わらないけど…
『死んでしまいたい』だったと思う。
僕は僕自身を表現するのが苦手である。
表現と言うより具現化と言った方がこの場合近しいのかもしれない。
いずれにせよ、表に、人様に対して、
『僕』をさらけ出すのが怖いから逃げてるだけである。
どんなにお酒を飲んでも…
甘える事はしない。
出来ないのだから…
出来ないことはしない。
無駄な時間や労力を使うのはごめんだから。
逆にそれが出来る人様達が羨ましい。
心の底から、羨ましい。
もし、出来てたらきっと…
今より生きやすくって…
素直で可愛い人だったのだろう…
何度も取り戻そうとした…
『可愛い人』でありたかったから…
僕は、目の前で家族を失ってから、
感情を閉ざす事=大人である と
考えてしまった…
それもだし…
幼い兄弟達のために早く一人前の大人になる必要があった。
本当は…
あどけない少女のままでありたかった…
たくさん甘えられる女の子でありたかった…
普通の…
ごくごく普通の女の子でありたかった…
でも、それにはなれなかった…
本当は人前で泣いてみたい。
弱音を出したい。聞いてほしい。
せめて、普通じゃなくていい。
ただ、大切な人達が健全である家庭で育ちたかった。
その人たちが健全なだけでいい。
ただそれだけですごく違ってたと思う。
でも この生き方は僕自身が決めた事だから、
今更どうこう言う気もないし、
言う権利もない。
これが決まってた未来でレールを敷いたところを着実に進んでるとするならば、
僕のレールは後どのくらいあるのだろうか…
もうなくてもいい…
僕なんかより、生きていたい人に、僕の残りの寿命をあげたいくらい、僕は生きた心地が常にしてない。
強いて言うなら毎日頭痛で悩ませられるくらい…
痛みでしか、生きたベクトルも測れない。
だから、ピアスも沢山開けた。
そしてこのピアスたちは、
僕が今で本気で
自殺未遂をした回数とリンクしている。
忘れない為に、ピアスを開けた。
それだけの事。
可愛いから開けた訳では無い。
好きな男の影響で開けた訳でもない。
たまに勘違いされるけど。
タバコもそう。
苦しいと素直に言えなかった僕の末路。
人様に 助けて と甘えられなかった僕の末路。
僕は今でも…
消えたい。死にたい。と願い続ける。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます