見ず知らずの相手から「お渡し」された何か。それは重く纏わりつき、粘つく声で話しかけてくるのだが。語り手にとっては、“便利”な能力をもつ存在でもあった。だが、その感覚は、本当に妥当なものであったのか……。ここに描かれた謎めいた存在は、私たちの心の暗がりに纏わりついているのかも知れない。
見ず知らずの異性から、いきなり渡されるプレゼント。こちらの作品は、そんな夢のシチュエーションからはじまります。どうかあなたもぜひ、受け取ってみてください!すみません。夢のシチュエーションではなく、悪夢の誤りでした。本当にごめんなさい。
あなたは、何を渡されたら嬉しいですか? とんでもないのを渡された主人公。 ある種の人には、それは、嬉しいかもしれないもの。 でも、ずっとそれを持っているのは、ちょっと…… 短くて、すぐ読める恐怖。 ちょっとだけなら渡されてもいい、と考えたあなたは、地獄へ一歩踏み出したのかも。