多くの人は思っていることでしょう。
死ぬのが怖い、と。
何故怖いのか?
死んだあとどうなるかわからないからです。
人は基本的にわからないことを恐れます。
え? 怖くない? ごめんなさい。世間一般的にはそういう通説があるはずなのです。
だから神話・伝説・妖怪などが生み出されてきたのです、多分。
このエッセイは、死後、という究極の謎の一つに一つの回答を与えてくれる稀有なものです。
世界には色々な臨死体験の体験談があります。
何ならわざと臨死状態にしてよみがえらせる、みたいなテーマの映画もありました。
このエッセイは著者の体験した凄惨な人生の経験と、それによって体験した臨死体験について書かれています。
もちろん臨死状態に陥った著者の脳内幻想の可能性もあるかもしれません。でもそうじゃないかもしれません。
この作品を読んで、少なくとも私は死ぬのが楽しみになりました(おい)
と、冗談はさておき、それよりも個人的に大切だと思うのは、著者が臨死体験の後、憎しみを捨てた、というところなのですが。
誰にでも経験があるはずです。
酷い目に会わされたあいつを許せない。憎んでも憎んでも飽き足らない。
確かに世の中には生霊という言葉があり、憎みまくれば相手に悪影響を与えられるかもしれません。
ですが、その前にその憎しみの炎は自分自身を焼き尽くすことをあまりにも人は知らない。
他人を許すことは、そもそも自分を許す事なのです。
嫌いなあいつのことを憎んでいるせいで自分に悪影響を出す、こんなに馬鹿らしいことはありません。
さっさとその憎しみ、手放しましょう。
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