一話あたりの文量が短めで、具体的な描写も多く読みやすいです。

話としては、主人公の女性が、社会人になっている今、学生時代の夢を見るようになり、後に病気で亡くなった男子生徒との日々を辿る。けれど、当時の記憶とは異なる部分が増えてきて、新しい展開や、以前は気づかなかった感情、現実でも異変に出会うようになる。

読んでいてどうなっていくだろうと思いましたが、結末でおおよそわかります。その結末の好みは読者によって分かれるかもしれませんが、筋は通っていると思います。

個人的に最初読み終えたときは、ちょっとどうかなぁと思いましたが、理解して読み返して、面白かったなと感じましたので、星3つ入れさせていただきます。ありがとうございました。