冒険者たちが集う王都ヘリオスの近郊には、モンスターの巣窟と化した巨大ダンジョン「ヘリオスダンジョン」がある。
その世界で暮らすリオンは、冒険者でありながら、現在は「トム爺の郵便屋さん」で郵便配達員として働いています。
そして愛車は、異世界に存在する魔法の乗り物――スーパーカブ!
異世界ファンタジーと現代的な乗り物で郵便配達をするという組み合わせが魅力的な本作。
冒険はしたいけどお金がないから働いて稼ぐという構造も面白いです。
装備にもお金がかかるし、ダンジョンの通行料も必要。
冒険者として活動するために、郵便配達員として働いて資金を稼ぐという、いわば異世界版のダブルワーク。
冒険だけではなく、生活のために仕事をするという現実的な要素があるからこそ、主人公たちに親近感を持って読み進めることができます。
個性的なパーティーメンバーとコミカルな掛け合いには、何度もクスッとさせられました。
さらには、ダンジョン内で起きている異変や過去にまつわる謎もあり、コメディだけではとどまらないところも魅力です。
冒険者と郵便配達員、二つの顔を持つリオンたちの珍道中。
大いに笑いながら、スーパーカブで異世界を駆け抜ける爽快感をぜひ味わってみてください。