それから
先輩の多くは国公立大学に進学した。自身は地学繋がりで鉱山学部のあったA大学や金研のT大学に興味があったが,1年間の予備校通いをへて,近くのO大学に進学した。その出会いはまた別の機会に記したい。
高校卒業と共に平成となっている。卒業後は個人的な繋がり以外はなく,わずか観測会に参加したほかは高校(部室)へ立ち寄ったことはない。地学部は廃部となり天文部となっている。
自身は大学を1年留年したのち卒業,阪神淡路大震災後の片付けもままならぬ状態で就職に伴い実家を離れた。
部活で関係した職を得た先輩もおられたし,自身もそうであったが,今は関連のない業務の日々。別れがあり,出会いがあり,今がある。
部活時に購入した双眼鏡でたまに夜空を仰ぐ。それとは別に,最近,何もないのに何故か月面が以前よりよく見える。近くの文字は老眼でぼやけるが。
三日月と宵の明星,煌々した月夜にふと思い出す日々は大江山。千年の女王から最近はとにかくかわいい姿が脳裏に浮かぶ。30年を機会に記す。
「ちがくま」よい月のもと生まれた想いで あわゆき @s02umpot
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