第421話 依頼拒否
ロビーに響き渡る大声であった。
その甲高い声に冒険者ギルド一階ロビーにいた者たちの多くが、声の主へと視線を向ける。
「よそ者か?」
「見ねえ顔だし、そうかもな」
「若いな」
値踏みするように冒険者たちは、少女に対して不躾な目で上から下まで余すことなく見つめる。
歳は十代後半だろう。身長158センチほど、栗毛色の髪になんとも可愛らしいアイパッチをつけており、レザーアーマーに腰には短剣が見える。ショートパンツから露出している足は引き締まっており、ひと目で一般人とは一線を画すと見る者に印象付けた。
その立ち居振る舞いから少女を――――フフを典型的な斥候職のジョブに就く者と判断する。
「新入りか?」
「だとしても、腕は立ちそうだ」
「ああ、それに良い女だ」
「違いねえ」
奇抜な玉ねぎみたいな髪型に目をつぶれば、誰から見てもフフは美少女である。
「ちっ。これだから男ってやつは」
「見なよ。あのだらしのない顔した連中をっ」
「ちょーと顔が良い女を見かけたくらいで、ああなるもんかねえ」
男性冒険者たちのなんともだらしのない顔に、女性冒険者たちからは冷ややかな目を向けられる。
「やーやー、どうもっす」
流し目を送ってくる男性冒険者たちを軽やかに躱しながら、フフは受付の前にまで足を進める。
「なんの御用かしら」
冷淡な態度ではない。
レベッカの対応は性別を問わずに、いつもこのようなものなのだ。そんなレベッカに対してフフは人懐っこい笑顔を向ける。
「殺人依頼っす」
多くの者がフフに注目していたので、その内容に冒険者ギルド一階ロビーはざわつく。
「聞いたか?」
「おお……聞いた。殺人依頼って、来るとこ間違えてねえか」
「誰か教えてやれよ。ここは冒険者ギルドだって、な」
ざわつく周囲の反応をよそに、フフはレベッカから視線を外さない。
「あのね? ここは冒険者ギルドよ。そういった依頼は暗殺ギルドか傭兵ギルドにでも行きなさい」
人知れず殺してほしい際は暗殺者ギルド、公になってもいいのなら傭兵ギルドが一般常識である。もっとも、傭兵ギルドも公に殺人を犯せば当たり前の話だが、国家の法のもとに処罰されるのだ。だからそうならないように大義名分がなければ依頼を受けることはない。
「わかってるっす」
そんなことは百も承知とばかりに、フフは話を続ける。
「大義名分があるっす。たとえ相手を殺したとしても国に裁かれることはないっす」
「なら、なおさら
「断られたっす」
それまでの人懐っこい態度が嘘のように冷たい声音であった。
「暗殺者ギルドも傭兵ギルドも依頼内容を伝えたら、うちでは無理だと断られたっす」
「嘘をついてないでしょうね? 大義名分があるなら暗殺者ギルドも傭兵ギルドも依頼を断らないでしょうが。
あなたの言う大義名分が公に認められるようなものじゃない。もしくは依頼料がよっぽど安かったのかしら」
「相手はフフの生まれ故郷を――――タトルテイル村を滅ぼしたっす。フフはその村の生き残りっす。罪もない村人を殺した大量殺人犯なんで、大義名分は十分っす」
この話でレベッカが特に動揺することはなかった。
強大な魔物に村を滅ぼされた。肉親を殺された。野盗に親族を皆殺しにされた。辱められた。愛する人の命を――――よくある話だからだ。だからこそ、暗殺者ギルドなんてものが非合法であるものの、存在することができる。
「なら――――」
「報酬は金貨百枚っす」
「おおっ……」と、先ほどとは違ったどよめきが起こる。
「それに、フフのことを好きにしていいっす」
「おおっ!!」と、この発言には男性冒険者たちが色めき立つ。
「俺! 俺に任せろ!」
「バカが引っ込んでろっ! 俺より弱いくせによ!」
「こう見えても、俺は魔物より対人戦のほうが得意なんだぜっ」
「Dランク以下のくせに大きな口を叩くじゃないか。ここはCランクの私に任せてください」
「なにっ!? お前こそ二階に戻りやがれ!!」
「そうだそうだ!! 引っ込んでろ!!」
「お前らじゃ返り討ちに遭うから、俺らが親切心で来たんだろうがっ」
「黙れ!!」
騒ぎを聞きつけたのだろう。
二階からCランク以上の冒険者までもが、自分に任せろと立候補する。あまりの騒ぎにギルド職員が「落ち着くように!!」「静かにしないと叩き出すぞっ!!」など、注意という名の怒号を飛ばす。
「わはっ。さすがはウードン王国でも精強で知られるカマーの冒険者さんっすね」
「おうよ! 俺に任せておけって!」
「出しゃばんな! フフちゃんは俺に言ったんだよ」
「待て待てっ! ここはフフちゃんに決めてもらうってのはどうだ?」
「はん! おもしれえじゃねえか」
「負けるとわかっているのに、俺に挑むなんて可哀想にな」
「抜かせ!!」
力こぶや自慢の得物をアピールする男性冒険者たちを見ながら、フフは嬉しそうに笑みを浮かべる。
「相手は――――『
嘘のように騒ぎが静まり返っていく。
「『
押し寄せた波が引いていくかのように、先ほどまでアピールしていた冒険者たちが散っていく。
そして――――
「そりゃ断られるわよ」
――――納得するようにレベッカが呟いた。
「あれ? 皆さん、どうしたっすか」
先ほどまで、これでもかとアピールしていた冒険者たちは、今はフフと目を合わさないようにしていた。
「お前が行けよ」
「さっきまで俺に任せろって言ってたのは、どこのどいつだっ」
「無理言うな」
「てか『
「マジかっ!? どうすんだよ」
「知るかよ。そんなこと、お貴族様が考えるこった」
野次馬の一人となっていたレナは、男性冒険者たちがなぜ態度を急変させたのかが理解できずに、その場に立ち尽くしていた。
「……ざんがいざん?」
「おん? あなたは?」
目敏くレナを見つけたフフが歩み寄ってくる。
「……私はレナ。偉大なる――――」
「わは! あなたがレナさんっすか! 噂は聞いてるっす! 若くして天才と呼ばれている。他領にまでその名を轟かす凄腕の魔術師っすよね?」
「お初っす!」と、フフはレナの手を取り挨拶をする。
「――――あなたは見どころがある」
フフの褒め上げに、レナは満足そうに頷くと、指をビシッ、とフフに向かって差す。
「そうっすか? でも――――」
ゆっくりとフフがアイパッチを剥がすと、そこにはあるべき眼球はなく、空虚な眼窩のみがあった。わずかにレナは目を見開き、遠巻きに見ていた冒険者たちからは、少なくないどよめきが起こる。
「フフは『惨鎧斬』に両目を抉られたっす。今は魔眼で代用してるっす」
アイパッチを再び貼ると、フフは再び人懐っこい笑みを浮かべる。
「なぜ『惨鎧斬』が、フフを殺さず目を抉るだけで見逃したのかは今でもわからないっす。でも滅ぼされたタトルテイル村のみんなのためにも『惨鎧斬』を赦すわけにはいかないっす。
ずっと追いかけてきた『惨鎧斬』がゴッファ領に、それも高確率でこのカマー周辺に来ていることをフフは突き止めたっす。この機会を逃すわけにはいかないんっすよ」
品定めするように、フフはレナを見つめる。
「ビビったっすか?」
「……私は臆さない」
「さすがっす! なら、フフの依頼を受けてくれるっすか?」
「……私に――――」
それまで黙って聞き役に徹していたニーナが、そっとレナの口を手で塞いだ。
「……にーふぁ?」
ニーナの手の中でレナは藻掻くのだが、その手を振り払うことができない。
「あれ? あなたは反対っすか?」
少し驚いた様子で、フフはニーナを見つめる。
「そのとおりだ」
その問いかけに応えたのはニーナではなく。
「ラリットさん」
「ニーナちゃん、良い判断だ」
ラリットは焦った様子で、人混みをかき分けながらニーナたちのところまで来る。
「悪いがこの話はなかったことにしてくれ。ユウもそれでいいよな!」
階段に向かってラリットが叫ぶ。見れば、二階へと繋がる階段の半ばで、ユウたちがこちらを見下ろしていた。
「ユウ? 黒い髪にユウ……おおっ!」
スローモーションのような動きであったにもかかわらず、フフは信じられない速度でユウのもとまで駆け寄――――ろうとして、マリファに制止される。
「それ以上は近づかないでください」
流れるようにマリファはユウの前まで移動すると、フフを牽制するように立ち塞がった。
「他国にまで知れ渡る有名な冒険者様に、ご挨拶をしようと思っただけっすよ。ユウさん、ご高名は聞いてるっす。それにマリファさんっすよね」
「お初っす」とフフが手を差し出すも、マリファは微動だにしない。ならばと、ユウに向かって「お初っす」と再度、手を差し出すも、こちらも黙殺である。
「フフさんって言ったか? 悪いがギルドが受けてもいない依頼を、
そんなことをすれば冒険者ギルドから最悪罰則を受けるかもしれないと、ラリットはフフに向かって頭を下げる。
「そうっすか。少し性急だったかもしれないっす。フフはしばらくはカマーに滞在する予定っす。改めて出直すので、そのときに返事を聞かせてほしいっす」
「だから遠回しに断ってんだけどな」というラリットの言葉を聞き流しながら、フフは冒険者ギルドをあとにする。
「ユウも大体の話は聞いてたんだろ?」
「ああ」
「咄嗟に、ニーナちゃんがレナの口を塞いでくれたから助かったな」
なんたる言い草だと、レナは憤慨するのだが、ラリットは気がつかずに話を続けようとする。
「なにしろ『惨鎧斬』ってのはとんでもなくやべえ奴だからな。下手に依頼を受けて、あとから断るなんてことになれば『ネームレス』の評判が――――と、場所を変えるか」
聞き耳を立てている冒険者たちを一瞥すると、ラリットは場所の変更を提案する。
「ここは俺がよく利用する店なんだ」
そういうと、慣れた様子でラリットは店主に挨拶して、店の奥の一番大きなテーブル席を確保する。
「ん? なんだユウ、怒ってんのか?」
どこか不機嫌そうなユウの顔に、ラリットが気づく。
「Sランクになれないんだぞ!」
「はあ? なんだそりゃ」
「オドノ様はとっくにSランクになれるのに、なんかダメなんだって」
ついこの間にAランクになったばかりだろうと思うラリットであったのだが、ユウの持ち込む品々や稼ぐ金額を考えればSランクはなんら不思議な話ではないと判断する。
「誰が――――いや、どこの
「いっぱい!」
ナマリとモモが両手を大きく広げて、ラリットにアピールする。そして、そんな話をギルド長室でしていたのかと、レナが驚愕する。
「……S……ランクっ!?」
「どうでもいいだろ」
「……この私を差し置いて?」
「なにがこの私をですか。あなたは今日Bランクになったばかりでしょう」
「なに!? レナ、Bランクになったのか!!」
レナがBランクになったことを知らなかったラリットが「ついに抜かされたか」と嘆く。
「……ふん」
ポシェット型のアイテムポーチから、レナがゴールドの冒険者カードを取り出すと、ラリットは悔しそうに「ぐぬぬっ……」と唸り声を漏らす。
「ま、まあいい。その辺の話はまた今度だ。今は『惨鎧斬』のほうが大事だからな」
「……ざんがいざんは有名?」
「なに!? レナは『惨鎧斬』を知らねえのかっ!」
「嘘だろおい」と驚くラリットであったのだが、レナだけでなく、ユウたちも知らない様子なことにさらに驚く。
「さすがに『兇悪七十七凶』は知ってるよな?」
「極悪人の中でも特に凶悪な犯罪者だろ」
「そうだ」
「……そっちは知ってる。良い子にしていないと『兇悪七十七凶』が来て拐われるよって、親がよく使う手」
「まあ、俺も全員を把握してるわけじゃないからな」
『惨鎧斬』を知らなくてもおかしくはないか、と。ラリットは無理やり納得する。
「とにかく、さっきのニーナちゃんの判断は良かった! それくらい『惨鎧斬』はやべえ奴だからな。下手に受けて、ましてや戦うことになれば、どうなっていたことか」
「たかが犯罪者が、それほど警戒しなくてはいけないのでしょうか」
「マリファ、マジでヤバい相手なんだ。どいつもこいつも高額の懸賞金がかけられててよ。そのほとんどが今でも有効なんだからな」
店員の運んできた飲み物で口を潤すと、ラリットは話を続ける。
「たとえば『ゼボル三兄弟』は三十を超える村を襲い。特に女子供を優先して殺すような極悪人だ。しかも、襲われた村の多くは金品が手つかず、つまり殺すためだけに村を襲ってたんだ。この三兄弟は十年前くらいまでよく噂を聞いたんだが、最近は聞かねえな。けど、懸賞金8億マドカは今でも有効だ」
怖い話でも聞いたかのように、ナマリはユウの服を無自覚で掴む。
「『肌接ぎ』ってのは、殺した奴の皮膚を剥がして、衣服や外套なんかを作る犯罪者だ。わかってるだけでも被害者数は477名で、9割が女って話だ。こいつの懸賞金は16億マドカだったか。
『数珠狂い』は殺した相手の眼球を加工して、数珠のように首からかけてからついた二つ名だ。こいつは6億マドカ。
『表現者』は死体を組み合わせて気色の悪い物体を、芸術とか言ってレーム大陸中にバラ撒いてる犯罪者な。
『少年王』ってのもいたな。こいつは当時7~9歳くらいのガキだったそうだが、複数の都市で子供を殺してた。まさか何十人もの子供を殺してたのが、被害者と同じ子供とは思わず自由に動き回ってたんだってよ」
「なんで『少年王』なんだ?」
「そのまんまよ。ガキ共の間でまるで王様のように振る舞って、好き勝手してたって話だ。お前は死刑って言うと、本当に言われた子供はその場で死ぬか、自殺するんだってよ。多分、洗脳系のスキルでも持ってるんじゃないかって話だな。
邪神を崇拝するやべえ教主もいたんだが、こいつはジョゼフの旦那にぶっ殺されたからいっか」
ざまあみろだよな、と。嬉しそうにラリットは話す。
「『食人鬼』はデリム帝国北東部の山脈を根城にしていた鬼女で、犠牲者は280名だったかな? 懸賞金は52億マドカ! もう殺されたけどな」
「待て。なんで『肌接ぎ』より犠牲者数が少ないのに、懸賞金は三倍以上もするんだよ」
もっともなユウのツッコミを受けて、ラリットは当たり前だろと返す。
「犠牲者は全員妊婦だ。この鬼女のせいで、その領内だけじゃなく、近隣の領地まで出生率に影響が出たって話だぞ」
「根城がわかっているなら、さっさと殺せばいいだろう」
「殺したさ。おおよその居場所は把握してたからな。周到に準備して、騎士団を投入して、それでも600人以上の犠牲が出たって話だぜ。領主としては今後の治安維持のために公開処刑にしたかったそうだが、現場の騎士団長があまりの被害に独断で殺害を決定したそうだ」
たかが犯罪者と言っていたマリファも、ラリットの話を聞くにつれて納得してしまう。
「他にも腕が良いって評判の治癒師が自分の患者を殺してた『死神』とか。『
次々と『兇悪七十七凶』の話をするラリットに、皆が耳を傾けていた。特にナマリやモモなどは完全に怯えていた。
「それで『惨鎧斬』だ。こいつはわかっているだけで犠牲者の数は1300以上だ。『兇悪七十七凶』の中でも上のほうのやべえ奴でよ。ある斥候職、それもAランクの冒険者が尾行したんだが、四日目くらいはいずれ奴も寝るか自慢の鎧を脱ぐだろうさって、ギルドには報告してたそうだ」
同じ斥候職としてラリットは思うところがあるのだろう。これまで以上に力の篭った話しようである。
「三日三晩寝ずに尾行し続けるってだけでも、この斥候職がいかに凄いかってわかるんだけどな。でもよ『惨鎧斬』は鎧を脱がないんだってよ」
「自慢の鎧ってなんだ?」
「『惨鎧斬』さ。鎧の名前がそのまんま二つ名になってるんだ。精霊魔法第5位階『アイアンミキサー』ってあるだろ? 対象を封じ込めて刃でズタズタにする魔法の。それをひっくり返したかのように使いこなすんだってよ。あと本人が名乗るそうだ、ハクヒ村の惨鎧斬って。あとは犠牲者の多くは身体の
喋りすぎたのか、ラリットは再び飲み物を喉に流し込む。
「あ、斥候職の話だけどよ。十日目に死体で発見された。それまでのギルドへの報告から『惨鎧斬』は水浴びすらしないそうだ」
「なんだそれ。めちゃくちゃ不潔な奴だな」
「そうなんだよ。『惨鎧斬』が近くにいると、とんでもない悪臭がするって話だ。これまで懸賞金に目が眩んだ連中が討伐しようとして、全員が返り討ちに遭ってる」
数々の高位冒険者、傭兵が返り討ちに遭っているから、間違ってもフフとかいう少女の依頼は受けないほうがいいと、ラリットは主張する。
「……『惨鎧斬』の懸賞金は?」
「なんで?」
「……単純に興味があるだけ」
「うーん……」
「……教えて」
「まさか、倒してやろうなんて――――」
「……思ってない」
「絶対に、だろうな?」
「……約束する」
「72億マドカだ」
「……ふーん」
「絶対に手を出すんじゃねえぞ! ユウからもなんか言ってやれ!」
「そういうのはムッスの仕事だろ」
「そのとおりだ! さすがはユウだ、わかってるな」
故意ではないとはいえ、ナマリとモモを怯えさせてしまったラリットは、このあとデザートを奢ることで許してもらうのだった。
※
「しっかし、フフだっけ? あの娘には驚いたよな」
「ああ、まさか『惨鎧斬』の討伐を依頼しに来るなんて」
「いくら可愛い子の頼みとはいえ、相手が相手だからなぁ」
冒険者ギルドにいた三人組の冒険者が、フフのことを話題に宿屋に帰る途中であった。
「お前もそう思うだろ?」
「ん? ああ、そうだな」
「なんだよ、お前まさか受ける気じゃねえだろうな!」
「そんなわけねえだろ。『惨鎧斬』なんて騎士団が総出でも勝てないような相手なんだぞ」
「なら、いいんだけどよ」
「違うなら、なにを考えてたんだ?」
「んあ? 俺の曾祖父ちゃんが、うちが元々セット共和国に住んでたって話はしたっけ?」
「なんか聞いたような気がするけど、それがどうした」
「曾祖父ちゃんから――――まあ、あのフフって娘が言ってたのとは違う村とは思うんだけどよ。俺がガキの頃によくしてくれた話で、一夜にして滅んだ村の名前がタトルテイルだったような気がする」
「ふ~ん」
「なんだよ、自分から聞いておいてよ」
「ははっ。そう怒るなって。それでその滅んだ村がどうしたんだ?」
「曾祖父ちゃんが言うには、あんな村は
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます