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そうして箱は、開かれた

そうして箱は、開かれた

飯田太朗

おすすめレビュー

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★★★
★53
18人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 脳幹 まこと
    450件の
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    ★★★ Excellent!!!

    箱を開けたら、開けたかった人が悲しみ、開けたくなかった人が喜びました。


     夫婦のもとにやってきた、シュンペーターと名乗る謎の配達人。

     彼が配達した箱の中には100万ドルが入っている可能性があるし、別のものが入っている可能性もある。

     夫婦は開けるか否かで口論となり、反対者を押しのけて箱を開くのだが……

    ・

     ウミガメのスープのようなレビュータイトルになってしまったが、まさに同じようなことが起こった作品。

     ひねりのある展開の中には、夫婦・男女の人生観に対するユーモアがたっぷりと混ぜ込まれており、
     読む人にとっては頷いたり、苦笑したりと反応は様々だろう。

     クールな一作だった。

    • 2024年3月9日 09:13