読み終わりで2度。かと思えば最後にタイトルとキャッチコピーを見て、計4度裏切られた秀悦ホラーストーリーです。はじまりは、ごく普通の新米住宅メーカー営業員の青年が、内見予約の入った曰く付き物件へ向かうところから。しかし、お客様と家を見て回るとおかしなことに気付きます。この物語は『誰を信じるか』で感じ方が変わるでしょう。こちらの作品の作者様は短編も数多く書かれ、どれも結末が驚く期待を裏切らないモノばかりで、とてもオススメです。日常のスパイスに是非。
妙な間取りの家が登場します。おそらく察しの良い読者様は気づくでしょう、何に都合の良い間取りなのか――途中までは「やっぱり!」と期待通り進む心地よさ、でも最後は「そう来るか!」と背筋が凍るホラー。残酷なシーンはないが、ゾクッとくる。おすすめです!