コメディとシリアスのシーソーが心地良いラブコメ!
- ★★★ Excellent!!!
10話まで読ませていただきました。
「寺川くんしか白守さんに触れられない」設定が面白いです!
また、主人公の知的でクールなキャラに好感が持てました。先生の突然の指名にも動じずサラッと答えるところ、かっこいいですね!
寺川の、過去の友人とのトラウマが序盤から少しずつ明かされていく展開にも興味を引かれました。それと同時に積み重なっていく、学園での何気ない日常に懐かしさを感じます。
4、5話くらいからメインの2人の関係性がじょじょに深まり、寺川が「1日5分だけなら話す」など、白守さんに少しずつ心を開いていく描写が最高ですね!
ただ寺川のストーリーラインが魅力的なだけに、冒頭の白守さんの背景描写が少し惜しい気がしました。
10話付近で彼女が男性恐怖症になった過去、寺川との過去の出会いが明かされますが、「白守さんが拒否されても寺川に声をかけ続ける理由」と「寺川しか彼女に触れられない理由」の伏線が序盤から少しずつでも張られていると、もっと白守さんへの興味が深まったかなと思います。
白守さんの過去話や優しい寺川と暴力的になってしまった花宮の対比はとても魅力的なので、読者にそこまで読んでもらうための一工夫があると、より面白いかなと感じました。
最後に作者の粗茶柱着物様へ。
シリアスとコメディのバランスが絶妙なラブコメをご紹介いただき、ありがとうございました!
これからも応援しています。