このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(239文字)
大切な人の死という静かな喪失から始まり、遺品を通じて異界へと足を踏み入れる導入が、非常に幻想的で引き込まれました。祖母が遺した「大事な人の所に連れて行ってくれる」という言葉。金色の針が浮かぶ水晶玉が、物理的な距離ではなく「魂の救済」を求める場所へと水澄を導くデバイスとして機能しており、ファンタジーとしてのワクワク感が最高に高まりました。