第45話 それ、違法です。
迷惑配信者集団『CX』の主催者ジャーキーは、生成回数が激減していることに憤慨し、メンバーである配信者に再生数増大を要求するメールを送り付けた。そこで初めて主要なメンバーと連絡が取れないことに気付いた。 連絡の取れない配信者と親しい者にジャーキーは連絡を取るが皆が知らない、連絡が取れないと返事があった。行くへ不明の配信者の携帯電話はもう死んでいた。
メンバーの中には何らかの闇と恐怖を感じ、行動を自粛する者もいた。頭の緩い者は競争相手がいなくなったと投稿を増大させるとまた、連絡が途絶えるという不思議な事態が繰り返されていた。同時に迷惑配信者をねじ伏せる日本人が必要悪として正義化している背景もあった。力と不満を持て余す輩は、ヒーロー気取りで迷惑配信者を探し、打ちのめす行為が閲覧数を増やすようになっていた。
秀吉は、迷惑配信者の推移に喜び、天海を呼びつけた。
秀吉「いい傾向だ」
天海「半蔵のお陰ですよ」
秀吉「裁きは課しているのか?効果が急速だと思うが」
天海「配信が出来ないのは効果覿面ですな」
秀吉「どういうことだ」
天海「現場に行ってみますか。手緩いを厳罰に変えた結果を」
秀吉「興味深い。是非」
秀吉はすぐさま天海に導かれ、現場に出向いた。現場は意外にも都内の地下三階の空間にあった。普段は地下駐車場として使われていた。その一部を清掃作業用地として確保されており、黒い鉄板で囲われいた。秀吉はヘルメットを被され、施設に入った。そこではゴミ分別後の圧縮機が出迎えていた。天海がボタンを押すと圧縮機の一部が開き、地下へと通じる階段が現れた。そこには密閉を目的とした扉が二か所設けられ、その先に拘束場所があった。
秀吉「うむ、臭い。この臭いは何だ」
天海「あれですよ」
秀吉は天海の指す方向を見た。薄暗~い鉄格子の部屋が微かに確認できた。秀吉は好奇心から、鼻をタオルで抑えて足早に近づいた。
秀吉「何だこれは」
秀吉が目にしたのは腐敗が進んだ遺体らしき者と微かに息をしている者と最近、拘束された者だった。唯一、明らかに生きていると確認できる外国人が秀吉に対し、涙が枯れ苦悩に滲んだ顔で、手を合わせて懇願らしき行動を起こしていた。
天海「こやつの言葉は分かりませぬわ、ふふふふふ、あはははは」
秀吉「そなたの本気度を見せて貰ったわ」
二人は、叫ぶ配信者に触れることなく、その場を立ち去った。
秀吉「あの者たちの処理は如何致す」
天海「ある程度すれば、遺体を運び出し、山中に設けた施設に送ります」
秀吉「土葬か」
天海「それ、憲法違反ですよ」
秀吉「では、如何致す」
天海「酸に満たされた器で溶かします。それを幾度か濾過して川に流します」
秀吉「後腐れなしか」
天海「彼らは全て見つかる事のない行方不明者ですよ」
秀吉「なぜ、ここまで致す」
天海「都市伝説作りですかな。悪さをすれば罰が下されると言うね」
秀吉「噂話には歯止めが効かないどころか酷いものになるな」
天海の怒りは、悪と呼ばれようと即効性を重視し、魂界の者が持つ憑依を有効的に用いて大胆に行動に移していった。
(主な登場人物)
徳川家康総理大臣 織田信長→豊臣秀吉→徳川家康
天海副総理 豊臣秀吉→徳川家康→明智光秀改め天海
伊達政宗幹事長 徳川家康→伊達政宗
本田忠勝政調会長
小西行長財務・総務大臣
島津義弘外務大臣 伊達政宗→島津義弘
服部半蔵国務大臣 明智光秀 明智光秀国務大臣→服部半蔵
石田三成厚生労働大臣
加藤清正資源大臣
黒田官兵衛渉外大臣
お江経済安全保障担当大臣・お江「崇源院」
ガラシャ副幹事長・細川ガラシャ
豊臣秀吉厚生労働大臣 裏では、軍師竹中半兵衛と黒田官兵衛が動いていた。
江藤新平法務大臣「司法卿」
迷惑配信者集団『CX』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます