バルーン編
第4話 超絶最強完璧美少女バルーン参上
私の名前は、バルーン!!
年齢は18歳なの!!キャー!!LJKよ!LJK!!!私学校行ってないけど!
まぁ中学卒業して働くのが、ルーカスじゃ当たり前だけどねっ!!
そしてタイトルにも書いてある通り私は、超絶最強完璧美少女なの!!すごいでしょ?
えっ?別に?
黙っとけ!ぶっ殺すぞ!!
おっと失礼しこたましましたわ。おほほ。
そしてなんと私は今!!
ジジイ共の命令のせいでマットに潜入してるんだよ!
なんでジジイのケツを私が拭かないといけないのか。
校舎の廊下を歩きながら、微少女が自己語りをしている。
微じゃねーし、美だわ。
ごめん...
あっいたいた!!テンくんじゃーん!
なんか、変な髪の女と一緒にいるけどまぁいいっか。
じゃあ私のパラボックス奪還作戦の全容を話すわn...
うーん。ちげーな。
やろうとしてることがことだからな。
こうよ!!
「運命大作戦!!」
内容は、まずはテン君と距離近くならないといけないから。テン君が曲がり角を曲がるところで私がわざとぶつかって、運命を感じて貰うのよ〜!
えもっ!
まぁ理由は、100対1とかされたら流石に勝てないからね〜
後ね、テン君は見つけたからこのまま作成実行しちゃいまーす。
そして、私こと完璧美少女バルーンちゃんは、テン君が曲がってくるタイミングで飛び出したのである。
その前に、時は少し遡る。
「むかつく!!」
テンは一人自室でイライラしていた。
「彼女欲しー。ん?てかさ俺モテるよね。特待生だし、いや俺はやらないといけないことあるし、そういう考えはよくないけどさ。
1番むかつくのは、セイだよな。だってさ、あいつリンと付き合ってないんだよ。なのに毎日らぶらぶして意味わかんねー。はやく付き合えよ!」
どうやらセイ達の恋愛事情に納得がいっていないようだ。
そして、テンはイライラを落ち着かせるために、外へと出た。
散歩をしていると、
「おっ!テンじゃーん!」
「リンじゃん」
リンと出くわした。そのままリンがこちらに駆けてくる。
「怪我もう大丈夫?」
「まぁ流石にもう大丈夫だよ。ありがとね。」
「ならよかった〜。てかさテン!教室に筆箱あったけど忘れた?わざとかな思ってそのままだけど。」
「わざとじゃない!ちょっと一緒に取りに行こう。」
「まぁ暇だし、いいよ〜」
こうして二人は教室へ向かうことになった。
道中、テンはずっと気になってた質問をしてみることにした。
「リンてさ、セイと付き合わないの?てか付き合って欲しいんだけど!」
リンは一瞬戸惑うがすぐに、
「うーん。好きだけど付き合えないよね〜。テンは知らn...」
《コンセプト:危機察知》
(!)
「テン。人にぶつかるよ〜。」
テンが曲がり角を曲がろうとした瞬間に人が飛び出してきたのだ。
リンは咄嗟にテンを後ろに引っ張り衝突を回避する。
「すみませんでした。」
テンは美少女に謝り、その場を後にした。
スタスタ...
もう!!何あの女!!!!まじ激おこなんですけど!!!せっかく私が運命感じさせてあげちゃうぞ(星きらきら〜)ってとこに、もう邪魔だよ!!もう!!まぁもう一回トライすればいいか。
バルーンは心の中で叫びまくった。
二回目
「えいっ...!」
「ぶつかるよ」
「あっ、すみません。」
あーーー!!!!!もう!!!!!
もう一回!!!
三回目
「えi...」
「すみません」
四回目
「え...」
「すみません」
五回目
「e」
「s」
もうなんなの!あのおんなぁ!!
バルーンは激怒した。
必ずあの邪智・暴虐な女をテンから引き剥がさないといけないからだ。
な訳もなく、その後バルーンは、アタックを続けるが、話しかけられることもなく華麗に避けられていく。
日も暮れ、バルーンは用意された自分の寮に帰ろうとしたその時。
「すみません、今日めっちゃぶつかりそうになりましたよね。」
なんと!!テンがバルーンに話しかけてきたのだ。
(あの女はいないな。てことはチャンス...!!)
バルーンは足から体勢を崩し、テンにもたれかかる。そして、乙女な瞳でテンの目を見つめる。
「わたしぃ、テン君に興味あってぇ〜。話しかけようとしたけど、なかなか機会なくてぇ」
テンは赤面しながら。
「あっ、そうだったんですね!」
(春!!俺にも到来しました!!今は初冬だけどね)
(きたこれ!!!!!!落とせたんじゃないかな!!!)
今、二人の思惑が混じり合う!!
思惑なのかな?byチーズ君
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます