ムヴェノワール王国の第一王子でありながらも、ダグラスは闇の力を持っている、という理由だけで、虐げられてきた。
さらに大国サンルミエール帝国に人質として行くように、命じられる。
ダグラスに拒否権などなく、サンルミエール帝国にいくのだが、そこである人物に出会う。
サンルミエール帝国皇太女、ミリセントである。
堂々とした振る舞い、ダグラスに対しても他の者たちと同じように接する器の大きさ。
そんな彼女に気後れはするもの、憧れや嫉妬。そして……。
ダグラスの成長を是非、読んでいただきたいです。
彼の目を通して、ミリセントの存在の大きさやカッコ良さ。そして弱さも。
けして一方的ではない関係。支え合う二人を応援したくなると思います。